最近になったあらためて、持っているBluetoothイヤフォンなどはだいたいマイクが付いているのに、ウェブ会議の時にそれでうまく音声を拾えないのはどういうことだろうかと、気になり始めた、というのがきっかけで、結局USBアダプタを買い替えてみることになったので、ご紹介します。
所有しているBluetooth接続のイヤフォンはいろいろあり、どれもスマホで音楽聞く以外に電話での会話でも使える前提でマイクが付いているわけですが、自宅のデスクトップPCでウェブ会議をするときは、聞く方はBluetooth接続のイヤフォンを使うものの、こちらの声はlogicoolのウェブカメラ C920nについているマイクを使っていて、なぜかと言うと、以前、どのBluetooth接続のイヤフォンを使っても、声がほとんど聞こえない、というか雑音だらけになると苦情が出て、そういう事になっていたのでした。
幸い、logicoolのウェブカメラ C920nのマイク性能はかなり良い方のようでこれはきちんと聞こえると言われています。
けれども、そもそも、マイクが付いているBluetooth接続のイヤフォンはどうしてそのマイクではうまく声が伝わらなくって、スマートフォンでは電話が全く問題ないのに、なぜか、と気にはなっていたのでした。
で、そう言うと、ということで調べたら、所有しているいくつかのBluetooth USBアダプタはすべてBluetooth 4.0の規格で、5.0のものはなかったので、これは試して見る価値があるかも、と、ざっと調べて購入してみたものです。
Amazonで検索してみれば、山ほど出てきますし、どれもこれもよく似てて、同じ工場で作って別の名前で売ってるだけじゃないかと勝手に変な想像はしますが、価格は多少幅を持って売られているようです。
購入したのは、ZAPOOSというブランドなのかよくわからないものも書かれていますが、不明です。
この名前で同じBluetooth 5.0のUSBアダプタがあって、2020最新型とか書かれているので惹かれるわけですが、在庫切れで入荷予定未定となっていますので、しょうがありません。
もくじ
1. 概要・スペックほか
Amazonの商品ページに書かれている以外はわかりません。
こんな事が書かれています。確かに良さそうです。
【Bluetooth 5.0版の特徴】
1、使用する前に、必ずドライバーをインストールしてください。Bluetooth Ver5.0 Dual mode Class 2より、最大10M-20Mの範囲で安定した送受信が可能。2、省電力(BLE)技術により、従来より60%の消費電力をカット。3、使用する前に、必ずドライバーをインストールしてください。4、Bluetooth5.0が低遅延。5、ワイヤレス無損音質なapt-Xコーデックに対応しいるUSB Bluetoothアダプタです。
【多重互換性】
Bluetoothアダプタは、コンピュータと他のBluetoothプロトコルを備えたデバイスを実現することができます。 例えば、携帯電話、Bluetoothイヤホン、Bluetoothスピーカー、マウス、キーボードなどのBluetooth接続はオーディオ、データ伝送を行います。 多くのデータによる悩みを効 果的に解決し、能率を上げます。
【更なるセキュリティ強化&通信距離】
5.0版のBluetooth ドングルはセキュリティが更に強化されて、接続のたびにセキュリティーキーを自動生成するため外部からの不正アクセスを防ぐこともできます。基本的にBluetooth アダプタの通信距離は10~20M(使用環境、相手により異なる)使用できて、もっと安定性がります。
【対応機器/OS】
Windows 10(32bit/64bit),Windows 8/8.1(32bit/64bit),Windows 7 (32/64bit), Windows Vista (32/64bit)などOSに対応しているbluetoothドングル。Bluetooth非搭載、USBポート搭載してるPCにつけて、各種Bluetooth搭載機器との間で、ワイヤレス接続を実現できるブルートゥースアダプター受信機です。※Macに非対応です。
【音声伝送対応】
Bluetoothアダプターはオーディオ伝送を対応し、Bluetoothを通じて16ビット/44.1khzの高音質音楽を提供できます。より高品質な音質を楽しめます。
2. 使ってみて雑感
以前から、USBアダプタはいくつか試していました、実は。
少し調べたことがあって、通信の規格と通信距離があって、メーカーごとにスタック(ドライバソフトウェア)が違っていて、なかなか奥が深く、思った通りの性能が得られるものを探すのは、なかなか大変ということがわかって、一旦下火になっていました。
もともと、Bluetoothですべてを固めたほうがシンプルで楽だろうと考えて、マウス、キーボード、音の入出力などすべてをBluetooth対応してみようと考えて、トライしてみました。
デスクトップPCを愛用していることから、上記の通り、まずはUSBアダプタ購入から、ということになったわけですが、いやー、全然うまく行かないのです。
まず、マウスとキーボードですが、Bluetooth接続にすると、デスクトップPCの起動時にチェックが走りますが、キーボードがないよ、と表示されて起動のシーケンスが一旦止まってしまうのです。
BluetoothはOSレベルでサポートされているデバイスですので、当たり前といえば当たり前。
いちいち一時停止する面倒さに加えて、本当にBIOSに入りたいときなどには、本当に入る術がないし、入っても操作できないということになるわけで、これは問題外の問題でした。
もう一つ悪かったのが、Bluetooth接続で固めると、Bluetooth接続のイヤフォン等での音楽が音飛びを起こすのです。音飛びと言うかBluetooth接続の飛びですね。
黙って音楽だけ聴くならだいたい大丈夫なのですが、わざわざデスクトップPC立ち上げて黙って音楽だけ聴くことはないので、意味無し、ということになってしまいました。
この時、BluetoothのUSBアダプタを調べて、上記のややこしい事情も理解し、結局Class1という100mの距離で通信可能な規格のアダプタにして、多少安定したのをもってよしとしていました。
実際その時は、結局、Logicoolのマウスとキーボードにしたので、Logicoolの規格の無線接続になって、これらはどういう規格なのか、起動時にも動作するのでそれで落ち着いていましたし、そうなると、Bluetoothのイヤフォン等での音飛びもまず発生しないので、結局、ま、いっか、ってことになったような感じ。
で、今回の状況になり、というか、あらためて気になることもあり、購入と相成りました。
いわゆるUSBアダプタ、USBドングルとか言うもので、アップで写真とっても、で?って感じです。
ただ、BT 5.0って何故か書かれているのが、愛嬌があります。
USB 2.0にさすのが良いのか、USB 3.0にさすのが良いのか、よく調べていませんが、とりあえず、そんなに早くもないという想像で、2.0に。
このデスクトップPCのケースは前の一番上に、USB 2.0ポートが2つ、3.0ポートが2つあるという便利なケース。
USB 2.0にもう1つ刺さっているのは、ご存知、Logicoolのドングルですね。
この写真をお見せしたのは、このUSBアダプタ、きれいな青の小さなLEDライトが点灯しっぱなしになりますので、その点をご覧頂きたかったものです。
私のデスクトップPCケースは左右に同じく青いLEDが光っているのできれいなもので違和感ないのですが、嫌いな方は嫌いかも。
導入
付属のCDからドライバをインストールします。
久しぶりに見ました、8cmのCD。
最近では光ドライブなしのPCも増えているので、微妙でしょうが、USBアダプタをつけようとしているということは、まあ、デスクトップPCであり、光ディスクドライブもあるでしょうということでしょうか。
ほかのアダプタでは、Dropboxでドライバファイルを提供しているものもあるようです。きっと同じ中身じゃないかと勝手に想像しますが。
すんなりインストール成功しました。
この前に別のUSBアダプタを使っていて、それに専用のドライバ入れているケース、特に、このRealtekという会社のアダプタのドライバの場合は、それと競合したりして厄介なケースもあるそうですが、なんの問題もなく。
以前のUSBは、CSRという評判の悪い会社か、東芝か、Broadcomか、モトローラか、くらいがプロバイダでどれも微妙だった記憶ですが、Bluetooth 5.0時台は、マザーボードオンボードのサウンドチップやLAN等のチップで有名なメーカーのチップなんですかね、なんだか安心です。
PCのUSBポートに差し込むと、すんなり認識されて、すぐに使える状態になりました。
なんとも簡単、ありがたい。
とは言え、もともと使っていたUSBアダプタは当然抜いているわけですが、Windows10のBluetoothの接続の設定機能では、前のUSBアダプタで接続した各種Bluetoothデバイスがそのまま残っているわけですが、おそらく、競合したりしてろくな事にならないと想像されたので、一つ一つ削除をしました。
が、もとのUSBアダプタが刺さっていないと削除が進まないので、もとのUSBアダプタを差し戻して、全部削除して、で、新しいこのUSBアダプタをあらためて差し込んで、あらためてBluetooth機器との接続ということにしました。
接続もトラブルでも生じるかと心配しました、あっさり成功です。各種イヤフォンやヘッドフォン、スマートフォンなども、すんなり。
性能
悪くないです。というか、予想外に良いです。いや、とっても良いです。
Class2の規格だとは思うのですが、少々離れても全く飛びません。安定して通信できているようです。
ClassというよりBluetooth規格の5.0がよっぽどしっかりしているということなのでしょう。
紹介している中では、JBLのE25BTはBluetooth 4.0のようなので、これは5.0の良さは発揮されないのかもしれませんが、例えば、AnkerのSoundcore Life Q20はBluetooth 5.0ですので、安定感が増しているように感じます。
同じく購入したてのcheeroのTouchBoneもBluetooth 5.0対応ですので、更に良くなっている気がします。
コーデックは apt-Xにも対応しているようなので、デバイスの側が対応していれば、かなり音もよく感じるのだと思います。apt-X対応のイヤフォン・ヘッドフォンって持ってないのかも。
なんにせよ、この段階ではそこまで確認はできていないですが、通信の安定性の高さは確認できました。
そして何より、マイクのテストをしてみました。
いや、まともに伝わります。飛び飛び、雑音だらけで殆ど聞こえないなんてことが、ほぼ発生しないようです。
イヤフォン・ヘッドフォンデバイス側の問題か、少しイマイチの組み合わせもありますが、例えばTouchBoneとか、クリアに聞こえるようです。
これは、当初の好奇心が沸き起こった原因みたいなところでもあり、ある意味、解決、ということになりました。
どうやら、ClassではなくBluetoothの接続性の方が大切であり、Bluetooth 5.0の規格によって、この点は大きく環境改善されることがわかりました。
大発見です。進歩は素晴らしいです。
まとめ
ということで、これは価格も価格ですし、おすすめじゃないかと。
環境等にもよると思われるので一概におすすめできるものかどう変わりませんが、少なくともいまのUSBアダプタがBluetooth 4.0規格のものであれば、トライする勝ちはあると思います。
いや、良いもの買いました。嬉しいです。