昨年、Teclast、CHUWI、BMAX、Blackviewなどの中国メーカーのタブレットを多く購入しては基本的な性能の問題で返品したりして、なかなか普通に支障なく使える端末に出会えず、苦労するさまをご紹介しました。
直近ではCHUWIのHiPad Maxという端末に落ち着いて、4か月ほどでしょうか、利用しているところです。
が、どうしても困る現象が時々発生しており、他に良い端末があれば、と思っていたところにTeclastがここ数日間でAmazonでかなりの割引でいくつかの端末を販売するということがわかったので、少し調べてみて、思い切って購入してみたものです。
使い始めてまだ1週間もたっていませんが、ご紹介します。
もくじ
1. 概要・スペックほか
以下に引用などでご紹介します。
支障がありましたらお知らせください。
- 8GB LPDDR4のランニングメモリにより、タブレットはより多くのアプリを簡単に切り替えたり、吃音に別れを告げたり、高速でスムーズな操作体験を楽しんだりできます。
- 11インチアンドロイド12タブレットT50は128GBの内蔵ストレージに加え、最.大1TBまでのTFカードの拡張可能なストレージにより、より多くのスペース、音楽、映画、動画をお楽しみいただけます。
- プレインストールされたGoogle PlayのGMS認証済みでGoogle PlayのFacebook、Twitter、YouTubeなど人気アプリ対応でき、Google Play ストアから全てのお気に入りのアプリにアクセスできます。
- TECLAST タブレット T50 スリムボディに7500mAhの大容量バッテリーを搭載。 T616の高度な12nmプロセス技術とインテリジェントな省電力技術により、オンラインストリーミング時間は9時間に達し、ローカルビデオ再生は驚異的な12時間に達します。 USB Type C充電ポートにより、いつでも自由に充電。
- タブレットは18W USB-PD急速充電もサポートしているため、充電時間が短縮されます。(注:18Wアダプターは別売りです。 タブレットには、充電器とType-C充電ケーブルが付属しています。)
- 通勤途中でも出張や短距離旅行でも安.心して使えます。
- 高性能Unisoc T616を搭載して、8コアCPUで最.大周波数2.0Ghz対応する。
- 低消費電力と低発熱を実現でき、様々な機能が強化されており、より軽快な動作と高速な処理が可能になります。
- 12nmプロセステクノロジーをUNISOC T616の強力な8コア高速処理チップを搭載し、A75アーキテクチャコアを使用、最.大周波数は2.0 Ghz対応、Mali G57グラフィックプロセッサを使用しているので、人気のモバイルゲームをすごく滑らかに遊ぶことができます。アプリの起動が速く、ゲームや動画がスムーズで、起動が速くなる。
- GPUには高性能なMali G57を採用し、グラフィックス処理機能を強化しました。
- T50は究極のモバイルゲーム体験を提供できます。 そのMali-G57マルチコアGPUはBifrostアーキテクチャベースであり、Vulkan、ES3.2などのグラフィックAPIをサポートし、モバイルゲームのビジュアルをさらに素晴らしい効果でレンダリングします。
2. 開封と実物紹介
できの悪い写真でいくつか実物を紹介。
毎度おなじみ、型式が違っても箱は同じですね、匠の心です。
外包のビニールが微妙に破れてたりします。
開けたところもどの型でも同じですね。
中身もだいたい同じですね。
充電アダプターと充電ケーブル、取扱説明書、SIMピン、などです。
充電アダプターと充電ケーブルです。
アダプターが少し小さくなってきているような気もしますが・・・。
変わらず、保護シートが貼られています。
持った瞬間の感触としては、ちょっと重いかな、というところ。
背面にも保護シートがはられているようです。
角張っていない、でも、側面に面のあるタイプです。
縦持ちしたときの上側の側面です。
珍しく、SIMカードとSDカードのトレイ以外がこの面に固まっています。
向かって左から電源ボタン、ボリュームアップ/ダウンボタン、USB-Cです。
下側の面には何もありません。
右側の面にSIMカードとSDカードのトレイがあります。
それからスピーカーが2つ。
左側の面はスピーカーが2つです。
USB-Cが中央じゃないところにあるのも、なんとなく、変わっているような・・・。
いや、まあ、機能してくれればいいんですが。
Teclastのタブレットはこれで3種類目、それ以外にもCHUWI、Blackview、BMAXなどのタブレット端末を見てきましたが、概ね同じような印象です。
それぞれに多少の違いはあると思いますが、大抵がこの金属っぽい外装で意外とチープな感じはなく、角張っていない、けど、しっかりと面のある立方体の筐体で、もう少しだけ軽くならないかな、まあ、許容だけど、という感じの重さで、さすがにボタン類等の位置はまちまちで、と言った感じ。
これも同じ感じですが、少しだけ重く感じるかな。
あと、iPhoneがそうだからと言って、カメラが突起しているのは、機能のためにやむなしとはいえ、やっぱり良いことではない、というのが心情だというのは、いい加減共通認識にしたいところです。
まあ、きれいにシンプルに纏められているように思います。
3. 使ってみて雑感
- 11インチ、Full HD以上(2000×1200)のディスプレイ
- OSは、最新ではなくなったものの、Android 12
- RAMは8GB
- ストレージは128GB
- SIMフリー、デュアルSIM、4G LTE対応
- Bluetooth 5.0対応
- Wi-Fiは2.4GHzと5GHz、Wi-Fi 5対応
- USB-Cの18W PDに対応
- 厚さ7.5mm、重さ510g
Amazonでも大量な種類が売られている中国メーカーのこのレンジのタブレットの中でほぼ一番上のスペックになるのではないかと思います。
Android 12がありがたいです。
RAMは8GBもあれば私の使い方では全く不満なしといったところです。
ストレージ128GBも同様です。
この手の端末になにか保存しておこうとは思っていないので。
マイクロSDカードに対応しているので、自炊した本や雑誌の切り抜きなどなどの大きめのデータをSDカードに入れておいて、端末で見ることができるのは便利です。
画面はまあ普通にきれいじゃないかと思います。
よく話題になるGoogle Widevine L1対応の件ですが、前回CHUWIのHiPad Maxを取り上げたときも書きましたが、タブレットで動画を見るのはほんとにだらしない格好で見るときや、エアロバイクをこいでいるときなどなので、HD画質にそんなに拘るものでもなく、私自身はあまり強い希望はないですが、やっぱり画質が良いのには越したことはないです、という思いです。
今見てみたところでは、Amazon Prime ビデオの動画再生で、HD(高画質)と表示されるので、一応対応していると考えていんですかね。
YouTubeでも1080が選べるようなので大丈夫そうです。
あとデュアルSIMの4G LTE対応というのは良いですね。
出先で急ぎで検索等情報がほしいときなど通信が必要な際にいちいちスマートフォンの側でテザリングの設定をして、それからつなげて、とやってるのはほんとに面倒というか、今いるのに、ってときに困るので、あると本当に便利です。
できればdocomoやauのプラチナバンドにも対応してほしいですが、どういうわけで中国メーカーのタブレットで4G LTE対応しているものは、日本のdocomoやauのプラチナバンドには基本的に対応していないような気がします。
チップセットと言うかSoCがそういうものなのでしょうか。
- 動作は普通にサクサク
- ディスプレイはまあ綺麗で、ベゼルも普通の狭さ
- バッテリーの持ちはまあまあ普通かな
- 画面タッチの反応などは良好
- Wi-FiとBluetoothは安定している模様
- LTEの通信、電話も問題なし
1週間弱使っていますがまあまあといったところでしょうか。
基本的なところでどうも首を傾げる、といったところは見当たりません。
電話も問題なし。
通信系も問題なし。
画面タッチの動作も違和感感じるところなし。
Webex等のオンライン会議ツールも問題なし。
通信系が安定しているのはありがたいです。
これも前回のHiPad Maxのときに書きましたが、タブレットとして基本と思われる通信系の安定度が低い端末が非常に多いです。
寝起きにWi-Fi接続を失ってみたり、Bluetoothがブツブツだったり、マイクが使えなかったり、ストリーミング音楽再生ができなかったり、一見ではわかりにくいですがしばらく使っていると地味に不快感が高まるタイプの不具合です。
まあ、今のところ見つかっていないと言うだけでこれからなにか出てくる可能性がないわけではないですが、今のところ保有しているスマートフォンやその他の端末で普通に使っているのと同じ使い方をして、通信の不具合と思しき状態は発生していないです。
通信系の不具合はなかなか見つかりにくいし、説明もしにくいし、家の側の設定にも問題があるかもしれず、ちょっと厄介な問題ですが、今のところは大丈夫ということで安心です。
画面は普通に綺麗だと思いますので、普段使いに全く問題なしです。
簡単そうで意外と難しいんですよね、この手の中国メーカーのこの価格帯では、ほんとに。
皆さん、不満なく使われているのでしょうか、私がこれまで不具合を見つけてきている端末についても。
私が特殊なことをしているとも全く思わないんですけどね。
- 付属のUSB-Cの充電アダプター以外のUSB-Cの急速充電対応の機器では急速充電にならないことが多い
- ちょっと重め
- Wi-Fiの電波が弱くて、2.4GHz接続になってしまったあとに、電波が強いところに行っても5GHz接続に戻りにくい
- 1度だけ、朝起きたときに音がしなくなっていた(プツプツと音を出そうとしてるようなノイズはするが音は出ない)
- ステータスバーのLTEの電波表示とWi-Fiの電波表示の間に「HD」という表示されている謎のマークが存在していて、何を意味しているのかが不明で、かつ、
- 数回、気づくと再起動していたことがあり、その場合には、ステータスバーの「HD」という小さな謎のマークが消えている
- 画面の自動回転の制御が悪い
- 画面の自動回転の結果によるのか、クイック設定のタッチ領域の画面表示が崩れてしまうことがある
これも、中国メーカータブレットあるあるですが、付属のアダプターとケーブルの組み合わせじゃないと急速充電しない、というやつです。
規格のホワイトブック通りに作ってないということなのか、何なのかわかりませんが、いちいち面倒です。
なんとかうまくいく組み合わせを探しておくしかないです。
そんなに端末ごとにアダプターとケーブルを用意するなんて、電源タップや置き場がいくらあっても足りません。
それから、Wi-Fiが極力5GHzで接続するように自動的に調整してくれると良いのですが、そこはあまり強くないようです。
必要に応じて手動で戻したり、ということが必要になることがありそうです。
1度、朝目覚ましに時計として使っているアラームが鳴らなかったことがありました。
睡眠時もつけているPixel Watchに念のため目覚ましアラームをセットしておいてよかった、という感じです。
アラームは動作していたので、アラームというソフトウェアによる制御のトラブルではなく、単純に音が出ない、という現象でした。
確かに、そのときにYouTubeとか再生しましたが、音だけでなくなってました。
その後、その現象は発生していないです。
それに関連している気がするのですが、そもそもHDというステータスバーの表示は、なんなんでしょう??
しかも、買って最初に初期設定したときには表示がなかったんですよね。
あるときに再起動して見てみたら存在していたという・・・。
今回、初期設定は4か月使用しているHiPad Maxからデータ移行で設定したのですが、これ、どうもあまりお行儀がよくないのか、いろいろな設定が自動的に設定されるので助かるのですが、基本的な動作に支障を来すことが多い気がしていて、あまり使わないようにしているのですが、今回は同じAndroid12だし、大丈夫かと思い、使ってみたのでした。
が、やっぱりちょっとあんまり良くないことがあるような気がして、音がしなくなった問題とその他にもWeb会議ツールがもたつく、といくつか不審な動きがあったので、思い切って、初期化して再初期設定することにしたのでした。
スクラッチから初期設定して以降はほぼ不審な動きはなくなっていますが、Webexで電波状態がよくないところで会議をやっていると、Webexのアプリ自体が落ちてしまう、という現象が発生しました。
これ、実は、今回、HiPad Maxで感じていた唯一の問題点で、会社の自席はちょっとWi-Fiの電波が弱いみたいで、ちょくちょく音だけになったり、詰まったりするのですが、あまりにひどいとアプリが落ちてしまう、という現象が生じます。
これが、この端末でも、早速発生してしまい、ちょっと残念、です。
Webexを使っていると、OS巻き込んで重くなったり、反応しなくなったりと、ちょっとおかしなことが起きるのは、Cisco側の問題なんですかね。
なにかおかしくなって勝手に再起動すると、たいてい、HDマークが消えています。
で、おかしいので手動で再度再起動すると、またHDマークが復活しています。
これはよくわからない現象です。気持ち悪いですね。
いずれ何か発見してしまうのかどうか・・・。
あとは、自動回転の制御が悪くて、アプリによって強引に横向きになったりすると、そのアプリを終了しても横向きになってしまっています。
回転しない設定にしているので、迷惑です。
いちいち、回転する設定にして、向きを変えて、再度回転しない設定にする必要があります。
これは、地味に迷惑、面倒です。
あと、それに付随して発生していると思われますが、クイック設定の表示が崩れてしまいます。
クイック設定の編集モードにして、何らか移動させる等の変更をして、元に戻すなら戻しておくと、表示崩れが直ります。
これも、地味に迷惑、面倒です。
ということで、すごく細かいところではありますが、気になる点などは結構存在しています。
あとは、実はちょっと重ため、というのが気にはなります。
これで、保護ケースをつけたりするとけっこう大変かも。
致命的な欠陥はないです。
ほぼ、普通に使えています。
なにかの拍子にちょっと動作がおかしくなることが、ゼロではない、といったところでしょうか、今のところ。
まだ1週間弱使っただけのところなので、良いところも悪いところも、今後変わっていくかもしれません。
比較的通信が安定している点は評価が高いです。
Wi-Fi、Bluetooth、LTE、全てがそれを意識せずともきちんと動いてくれています。
これはほんとにストレスなし、通信機器でもあるタブレットが生きてくる、という感じです。
と、HiPad Maxのときと同じことを書きました。
このT50というモデルは2022年に登場したようで、今回購入したものは2023年版とうたっています。
おそらくAndroid12にバージョンアップしたのだろうと思われます。
したがって、このバージョンのモデルは、おそらくまだそんなにユーザーが増えていないと思われます。
今後ユーザーが増えて細かい不具合などの報告や修正が集積すれば、ワイヤレスアップデートなる機能で、更新、アップデートが出てくるかもしれないので、期待したいと思っています。
細かいところに若干の不満はありますが、今のところ、私の使い方では大きな不具合なく使えています。
手放しにおすすめ端末、という感じではないですが、もっとライトな使い方をされる方には全く問題ないように思います。
TeclastはAmazonでいくつかのモデルをまとめてディスカウント販売することがあるので、そういうときがチャンスです。
あと、Webexについては、ひょっとしてCiscoさんのアプリの作りがいまいちなんだとすると、早々に根本的に見直していただければ、と本当に思います。