2022年最初の記事です。
年末年始のバタバタ(家族との時間が多くなるという意味も含めて)で、あまり時間が取れなくて、少し間が空いてしまいました。
せっかく多くの年末年始のオフセールシーズンでいろいろ見てみたいところではありますが、そんなことばかりしているのも本末転倒ですし・・・。
さて、何度もご紹介している通り、ヘッドフォンとイヤフォンのおかげで、耳がかぶれたように荒れるという症状に悩まされ、このことも理由の1つになって、いくつかのヘッドフォンやイヤフォンを試したりしているところです。
この度、と言っても、実はもう少し前、昨年2021年11月ころに、少し本格的なヘッドフォンが欲しくなって、すでに紹介しているいくつかのヘッドフォンも忘れて、お財布事情も考えて、SONYのWH-XB900Nを購入しました。
ちょうどWH-XB900Nの後継に当たると思われるWH-XB910Nの発売がリリースされたあたりだったと思いますが、特にブルー限定で少し安く売られている瞬間があり、そのときに購入したものです。
この記事を書いている2022年1月5日時点でもAmazonあたりではブルーだけ少し安くなっているようですが、それよりも安くて1万円台でしたので、ラッキーでした。
もくじ
1. 概要・スペックほか
すでに発売開始から2年半近くが経つもので、全てが最新というわけではないですが、それでも素晴らしい各種機能、性能を有するヘッドフォンです。
ここでいくつか引用紹介したいと思います。支障ありましたらお知らせください。
躍動感のある迫力の重低音再生。「EXTRA BASS」サウンド内蔵アンプで重低域をブーストすることにより、迫力の低音サウンドを再生。さらにドライバーユニットから鼓膜までの気密性を高めた構造と、ハウジング上に設けたダクトにより、低域の振動板の動作を最適化。正確なリズムで再現された圧倒的な量感の重低音とクリアな高音を両立し、迫力や臨場感をダイレクトに届ける。 | 迫力の重低音に没入できるノイズキャンセリング機能搭載乗り物や街中などの騒がしい場所でも周囲のノイズを打ち消し、音楽に集中させてくれるデジタルノイズキャンセリング機能搭載。日常のより多くの場面で音楽に没入できる。 | 最大30時間のロングバッテリーライフだから長時間の移動などでもバッテリーの事を気にせず、快適に音楽を楽しめる。さらに、10分の充電で60分の再生が可能なクイック充電にも対応。 |
10分の充電で60分の再生が可能なクイック充電にも対応。 | ハウジング部のタッチセンサーコントロールパネルを使ってスマートフォンなどの音楽再生機の曲送り/戻し、再生/一時停止、音量調節、さらには電話の着信を受けたり終話させたりなどの操作も可能。また、Siri(R)やGoogle(TM)アプリといったスマートフォンの音声アシスタント機能の起動にも対応。スマートフォンを取り出さず、ヘッドホン側の操作と音声操作により、電話をかけたり音楽を再生したり、天気予報などのちょっとした調べ物をすることも可能。 | ハウジング部をコンパクトに折りたためる、スイーベル&折りたたみ機構を採用。スリムなカバンなどにも収まりが良く、持ち運びにも便利。 |
音声アシスタント機能に対応 Google アシスタント とAmazon Alexaを搭載。音楽を聴く際の操作や、ニュースの確認、スケジュールの管理、調べものなどを音声操作で行うことができる。 | バッテリーが切れたときも安心の有線接続用のヘッドホンケーブル、持ち運びに便利なキャリングポーチなど、充実の付属品同梱。 | 高い装着性と気密性を両立したイヤーパッド低反撥ウレタンフォームを潰さない立体縫製を採用。頭部に接触する面積を増やすことで圧力を分散させ、高い装着性と、重低音の迫力を余すところなく再現する気密性を実現。 |
●:対応 -:該当なし
型式 | 密閉ダイナミック型 |
---|---|
ドライバーユニット | 40mm |
感度 | 101dB/mW(有線接続、POWER ON時 1kHzにて)、103dB/mW(有線接続、POWER OFF時 1kHzにて) |
マグネット | ネオジウム |
再生周波数帯域 | 3Hz- 20,000Hz |
インピーダンス | 50Ω (有線接続、POWER ON時 1 kHzにて)、25Ω(有線接続、POWER OFF時 1 kHzにて) |
コード長 | 約1.2m, 金メッキステレオミニプラグ(ヘッドホンケーブル) |
コードタイプ | 片出し(着脱式) |
入力プラグ | 金メッキL型ステレオミニプラグ |
質量 *2 | 約254g |
電源 | DC3.7V : 内蔵充電式リチウムイオン電池 |
---|---|
充電時間 | 約7時間(フル充電) |
充電方法 | USB充電 |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大30時間(NC ON時)、最大35時間(NC OFF時) |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大30時間(NC ON時)、最大32時間(NC OFF時) |
電池持続時間(待受時間) | 最大50時間(NC ON時)、最大300時間(NC OFF時) |
周波数特性 | 3Hz- 20,000Hz |
対応インピーダンス | 50Ω (有線接続、POWER ON時 1 kHzにて)、20Ω(有線接続、POWER OFF時 1 kHzにて) |
音声入力端子 | ステレオミニジャック |
型式 | エレクトレットコンデンサー型 |
---|---|
指向特性 | 全指向性 |
有効周波数帯域 | 50Hz-8,000Hz |
USBケーブル | ● |
---|---|
キャリングポーチ | ● |
保証書 | ● |
接続ケーブル | ● |
取扱説明書 | ● |
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.4.2 |
---|---|
出力 | Bluetooth標準規格 Power Class2 |
最大通信距離 | 見通し距離 約10m |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) |
対応Bluetoothプロファイル *3 | A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
対応コーデック *4 | SBC, AAC, aptX, aptX HD, LDAC |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T方式 |
伝送帯域(A2DP) | 20Hz – 20,000Hz(44.1kHzサンプリング時) / 20Hz – 40,000Hz(LDAC 96kHzサンプリング、990kbps 時) |
- *1レシーバーのある製品はレシーバー部を含みます
- *2コードは含みません
- *3Bluetoothプロファイルとは、Bluetooth製品の特性ごとに機能を標準化したものです
- *4音声圧縮変換方式のこと
2. 使ってみて雑感
またも、まずは、いつものできの悪い写真でいくつか実物を紹介。
かっこいい外箱です。
ちょっとお高めのヘッドフォンを買ったって感じがします。
ユーザー登録の説明書や取扱説明書等です。
使用上の注意とかの書類です。
付属しているコード、ケーブルです。
3.5mmのステレオミニジャックのコードとUSB-AからUSB-Cの充電ケーブルです。
なにやらかっこよくしまってあります。
ポーチも付いています。SONYのロゴマーク付きです。
全部並べるとこんな感じでしょうか。
操作ボタンやケーブルの挿入部などは左耳側のユニットに集中しています。
上からカスタムボタン、ランプ、電源ボタン、USB-Cの挿入口、そして3.5mmステレオミニジャックのヘッドホンケーブル入力端子口になっています。
私がこれを購入したのは、ハイレゾ対応モデルが本当は良かったんですが、流石にちょっと手が出ない値段だったので、そこまで求めるのは一旦やめにして、家の中で普段使いとして音楽をきちんと聞くときに使うものと考えて、それから、その条件で言えば自動的に耳にも優しいもの、という条件で見てみて、自分には手に届きそう、かつ、満足できそう、ということからでした。
購入の際に重視したポイントは以下です。
- オンイヤータイプではなくオーバーイヤータイプであること
- コーデックはSBCやAACだけでなくaptX等に対応していること
- 充電はUSB-Cを使っていること
- ノイズキャンセリングや外音取り込みの機能があること
あると良いな、と思ったポイントは以下です。
- バッテリ持ちがいいこと
- 無線つまりBluetooth接続だけではなく有線接続にも対応していること
これは良いな、と思ったポイントは以下です。
- ユニット部のタッチ操作で、再生/停止・前の曲/次の曲・音量上げ/音量下げが操作可能であり、さらに一時的に音を小さくして外音がよく聞こえるようにするモードがあること
- 低音が効いていること
- aptXの中でもaptX HDにも対応しており、さらにLDACにも対応していること
- アプリで細かい設定ができること
- 10分の充電で1時間再生できるクイック充電に対応していること
- 電源オフでも有線で聴くことができること
- マルチポイント接続が可能であること
いくつか具体的にご紹介します。
オンイヤータイプは耳が痛くなるので苦手です。それにあまり耳に接触しないほうが、耳荒れしにくいかなと。
コーデックですが、WindowsとAndroidがメインの私としては、aptX系の対応は必要だと思いました。
SONYですのでLDAC対応も当然なのでしょうが、使える端末のほうが多くないので、それほどでもないです。
ヘッドフォン自体がハイレゾ対応しているのであれば、必須と考えるのでしょうが、その価格帯はもう一弾上のゾーンになってしまうので、いまのところでは対象外でした。
充電の口がMicroUSBだと嫌になっちゃうんですよね、我が家から根絶しようとしています。
ノイズキャンセリングは、実はそれほど重要視しているわけではないのですが、やっぱり没入したいと思えばある方が良いかなと思っています。
それよりも、さらに、特に完全に耳を覆ってしまうヘッドフォンの性質上、外音取り込み機能は是非あったほうが良いと思っていましたが、このヘッドフォンだと、外音取り込みモードの他にも、右耳側のユニットの外側を手のひらで覆うようにすると、一時的にボリュームが凄く小さくなって、外の音がよく聞こえるようになるクイックアテンションモードがあるのが、かなり良いなと思いました。
バッテリ持ちもすごく良いです、これは、充電の手間を減らしてくれるのでありがたいです。
で、どうしても使いたいときにバッテリがなくなっていれば、有線でも聴けるようですし(未調査)、そもそも10分で1時間聴けるようになるのはありがたいです。
フル充電にはなんだかんだで結構な時間がかかりますので、寝る前に充電セットしておく使い方になります。
アプリについては、WF-1000XM3を愛用しているため、どんなものかは分かっていて、細かい設定ができる点はすでにおりこみ済でしたが、やっぱりあると助かるという感じです。
接続重視/音質重視を選択できたり、カスタムボタンに割り当てる操作を変更できたり、イコライザーで音を調整したりと重宝します。
マルチポイント接続については、地味に良い機能だと思いました。
結構重視される方が多いようではありますが、複数端末につながっていることが期待される場面がそんなに多くないので、私個人としてはそんなに必須とは思っていません。
Sennheiser CX 400BT True Wirelessを所有していますが、これはマルチポイント接続は対応していませんが、マルチペアリングして登録してある端末のうちどれに接続するかを、Sennheiserのアプリから選択して変更することができるようになっているので、たまたま最後に接続した端末がかばんの中にあって、いまつなぎたいのは手元の端末だ、といった場面で、手元の端末のアプリで接続を取り返すことができるので、とっても便利です。
マルチポイント接続は、結構複雑な手順で設定したりして、とは言え、何かの拍子に接続が外れたり、3つ目以上のマルチペアリングする際にどうなるか、などなど、操作性がイマイチになりがちなので、どちらかというと、 Sennheiserのアプリが提供するような機能がありがたいと思っています。
電話はまずかかってこないし、かかってきたら慌ててヘッドフォンなどを外してスマートフォンで直接出てしまうので、真にマルチポイントが活躍する場面は多くないと、少なくとも私の場合は思っています。
ほぼ耳の外側一周で装着している状態になりますので、耳が痛くなることはなく、また耳荒れの心配も少なそうです。
いまのところ耳荒れがひどくなる兆候はありません。
左右からの圧も強すぎず弱すぎずで、フィット感は良いです。
それからそんなに重くもないので、つけていて不愉快な感じはしないです。
通常、ヘッドバンドのスライダー部分を伸ばして使うことがなく、このヘッドフォンでも一番短くした状態で使っていますが、ピッタリです。
頭が大きい方ではないと思いますが、少々大きめの方でも余裕だろうと思います。
私より小さい方は余っちゃうのかもしれませんが、お子様以外ではなかなかそこまでの方はいらっしゃらないように思います。
左耳側のユニットでの操作はただの慣れですので、すぐに問題なくなりました。そんなに使う操作もありませんし。
一方、右耳側のユニットのタッチ操作で、再生/停止・前の曲/次の曲・音量上げ/音量下げが操作可能になっている点ですが、大変便利でありがたいのですが、やっぱりそれなりに敏感に反応してくれるので、ちょっと当たってしまった際などは意図しない操作になってしまい、曲が変わったり、停止してしまったり、ということが発生します。
これは、ヘッドフォン・イヤフォン共通に言われることで、なかなかいい解決策はなさそうで、便利な操作性と誤操作の可能性を減らすこととのバランスを取るのは難しいと痛感させられます。
ヘッドフォンに関して言えば、耳に負担をかけない角度などでボタンを設置して、ボタン操作にするという手もあると思いますが、ボタン操作は、多くのヘッドフォンなどを所有して、かつ年をとってきて覚えていられないような状態になっていると、結局使えない操作ということになりがちで、一方、タッチ操作は直感的に操作できるという点で優位性があり、やっぱり難しいです。
メーカー各社の担当の皆様に是非画期的なアイディアで克服していただきたいと思う次第です。
本ヘッドフォンに関しても同様の課題はあると思いますが、それでも、いまのタッチ操作はとても便利で、誤操作の可能性はあるもののそれほど頻繁に気にしなければならない場面も生じないですし、むしろ直感的な操作ですぐに思い通りに操作できるのはありがたいので、プラス評価です、私は。
いつも書いている通り、そんなにすごい耳を持っているわけではないということもあり、大変満足です。
低音が効いているのも嫌な感じではなく、お、良い低音が響くな、と素直に私は受け止めています。
これまたいつも書いている通り、Sennheiser CX 400BT True Wirelessで初めて音楽を聞いたときは、音の場の広さや立体感、クリアさなどが圧倒的な感じがして、感銘を受けましたが、それも最近では慣れてしまってきたのか、それほど強い印象を持たなくなっていますが、さて、それと比較してどうかと聞かれると、やっぱり少し違いがあるかな、というふうな印象です。
これは良し悪しということなのかわかりかねますが、 Sennheiserの場合は、とにかく音の場の広さ、立体感、クリアさが半端ない、ひろーい広がりと透明感がすぐに伝わってくるんですが、本ヘッドフォンではそこまでそういった感じはないです。
一方で、しっかりした音圧、特に低音中心の圧力を感じることができますし、高音から低音までしっかりとした音を感じられる、そういった音になっていると思います。
音やイヤフォン・ヘッドフォンに関しては、好みもありますし、環境によっても大きく違いが出てくると思いますので、一概に言えないと思っています。
いずれにしても、とても満足できる音だと思います。
全く同じ環境で、SONYのフラッグシップモデルであるWH-1000XM4と比較してみたい、という気はしますが、ここから先の満足感の向上と費用とはなかなか見合うのかどうか、と思ってしまいます。
音源も、まあ、ポップスとかロックとかでCD音源かストリーミング音源くらいですし。
この音、機能、操作性で、かつ耳荒れしないヘッドフォンが2万円しない価格で手に入ったので、大変満足です。
自宅で音楽をしっかり聴きたいというときには、これで、没入感たっぷりで楽しんでいます。
それ以外にも、映画を見たり、といったときも使っています。
ヘッドフォン等は好みがあるものではありますが、多くの方が満足できるものだと思います。
後継機種も出たようですが、まだまだ普段使いどころか、ちょっとしたところでも十分使える、そんなヘッドフォンだと思います。
この記事を書いている2022年1月5日時点で、Amazonでブルーだけが少し安めの価格で売られているようで、型落ちとは言っても、十分満足できるのではないでしょうか。