楽天モバイルのRakuten UN-UNLIMITの契約をしてみた

楽天UN-LIMIT

楽天と言えば赤、全体に赤のイメージですが、楽天モバイル のMNO事業のカラーは鮮やかなピンクに近い色、いやピンクのようです。

このたび、先着300万名について、1年間無料、かつ解約のペナルティもないということを知って、思わず契約しちゃいましたので、ご紹介します。

【楽天モバイル】 です。

1. 契約の理由とか背景とか

うちは家族全員長らくdocomoを利用しており、FTTHもドコモ光にして、メインの家計決済カードをdカードゴールドに、QRコード決済等はd払い、ポイントはdポイントと、docomoでガッチガチに固め、いくばくかの長期契約者優遇措置も加えて、2年毎に端末の買い替えをしながらもなんとか比較的安く通信費用や周辺コストを抑えています。

が、タブレットのための2回線めの追加はdocomoはどうにも割に合わず、以前から適当なMVNOを使っています。

そもそも、外出先でタブレット用にモバイル回線が必要な場面はそんなに多くなく、お店なら今なら何らかのWi-Fiが入っていることも多く、そうでない場合でどうしても必要なら通常のスマホのテザリングで支障ないわけですが、とは言え、簡単に使えるのも捨てがたく、加えて、勢い余ってSIMフリー対応のタブレットを購入していることもあり、家族と一緒のdocomoのスマホ回線と別に、モバイル回線を使っています。

このところ1年半くらいはmineoを使っていました。以前はOCN、その前もいくつか。使用しているタブレット端末は、HUAWEI MediaPad M5 SIMフリーLTEモデル/SHT-AL09 ってやつです。

8インチクラスでSIMフリー端末、そこそこしっかりした性能、で探すとAndroid端末ではほとんど選択肢がなく、長らくさまよった結果、この端末に落ち着いて、1年半近く使い続けているところです。

私は2台目の回線であり、そんなに色々なニーズがないので大した活用の仕方ではなかったわけですが、mineoはユーザー目線を大切にしたカジュアルな印象のMVNOモバイル通信会社で、ユニークなアイディアを実現したりして、面白い会社という印象でした。

通話なし、SMSあり、データ3GBのみという契約で、回線が混雑する時間に使うことはほぼなく、なんの不自由もなく使っていましたが、楽天UN-LIMITの登場で、すいません、お別れと相成りました。

利用していた携帯電話番号は誰にも伝えていない(というか、通話はできないので当たり前)ので、mineoの解約ペナルティのない契約(大体そうだったと思いますが)では、申し訳ないな、という以外のためらいはなく、番号も捨てて簡単に解約、となりました。

楽天モバイルのRakuten UN-LIMITは、すごい事になっています。

  • 楽天回線エリアは高速完全使い放題
  • パートナー回線エリアすなわちauのエリアだと容量5GB/月までながら超過後も1Mbps
  • Rakuten Linkアプリ使えば電話かけ放題
  • これで月額2,980円でかつ1年間無料
  • オンライン契約にすると楽天ポイント3,000ポイント
  • 申込時には事務手数料3,300円かかるものの同額の3,300ポイント還元
  • これでいて契約期間の縛りもなく、解約ペナルティもなし

これを見たら、飛びつく気持ちになってしまいます。

速攻で、エリアを確認してみると自宅と勤務地その途中周辺概ね楽天回線エリアに入っており、大して考えるでもなくほぼ乗り換えを心に決めちゃいました。

本来なら、回線の実際の速度といった使い心地なども含めて情報集めて、本質的な点をよく検討してから、というところでしょうが、そこは勢いも大事ということで。

唯一、楽天モバイル Rakuten UN-LIMITのサイトを見ると、端末はどれでも使えるわけではなく、セット販売している端末を購入せよ、とあり、この点だけを事前に調べたのでした。わざわざ、モバイル回線かえるために端末買い換えるのではただのトライアルにしてはコストかかりすぎだし、先に書いた通り、希望に沿ったタブレット端末は普通に市場に少なく、そもそも、セット販売の端末にはタブレットは存在しておらず、しっかり調べる必要がありました。

と言っても、当然この手の挑戦は多くの人が速攻で試されており、先人たちの情報が沢山ネットに存在しています。今ネット検索して調べてみると、そもそも楽天モバイルのサイト自体が端末情報をかなり充実させてきているようですが、私が契約準備はじめたときは今ほどではなく、逆にその分、検索すると有志の方の突撃結果などもかなり検索上位に出てきていて、比較的情報はたくさんある状態でした。今はもっと充実して、整理されてきているようですね。

結局いろいろ調べてみると、要するに、楽天回線エリアはバンド3、パートナー、つまりauのエリアだとバンド18か26に対応していればほとんどの場合で使えそう、例外はあるみたいだけど、ということがわかりました。

その他、楽天回線対応製品以外のスマホのほとんどは標準の電話アプリは使えず、Rakuten Linkを使って、SMSの送受信や電話をするらしいこと、最初にSMS認証を行う必要があり、パートナーエリアだとSMSの受信ができないため、認証ができず、Rakuten Linkの初期設定もできないらしいこと、逆に、無料通話&メッセージアプリのRakuten Linkをインストールして楽天回線エリアでSMS認証さえできれば電話やSMSができるようになるらしいこと、がわかりました。いくつか回避策などもあるらしいこともわかりました。

いずれにせよ、自宅が楽天回線エリアなので、この辺の心配はなさそうと軽くたかをくくって、いよいよ乗り換え決意。

mineoの解約はほんとに簡単で、mineoのサイトで解約手続きすると、速攻で使えなくなります。docomo回線のプランだとSIMカードをはがきに貼って返却する必要があるそうで、それだけ。

で、その前に、楽天モバイルでの手続きです。

2. 手続き

いま見てみると、どうやら楽天モバイルの該当サイトから申し込みができるようになっているみたいですが、私のときはなぜかこのサイトからは申し込みができず、楽天モバイル楽天市場店からの申し込みになっていました。

ちょっと複雑で、夜ビール飲みながらふわっと申し込んでしまったので、今となってはよく覚えていないのですが、最初に楽天市場店で簡単に申し込みをして、申込完了後に表示されるリンク先のサイトまたは申込みで届くメール記載のサイトからあらためて楽天モバイルとの契約に入る、という段取りでした。

楽天市場店では支払い方法など細かいことは何も決めず、ただ申込みのみです。

で、楽天モバイルの正式な申し込みになります。

本人確認書類をアップロードしたり、支払い方法を設定したりして、申し込み完了になります。メールが届きます。

私の場合、本人確認書類は免許証の両面ををスマホカメラで撮影したものを保存しているので、それをアップロードしたところ、しばらくして、不備あるので再アップロードするようにとのメールが届いたので、きちんと厚みとかが見えるように角度をつけたりして撮影したものを再アップロードして、承認されました。

無事ここまでたどり着くと、お申し込み完了のお知らせ、というメールが届きます。

順番は前後しているように見えますが、楽天市場店の申込みのリンクから続けて正式申込をすると、先に正式申込を完了になり、少し遅れて、楽天市場店からメールがきて、正式申込みの方法とともに、正式申込みの期間が1ヶ月ほどであること、プラン料金1年無料対象であること、が通知されます。

いずれにしても、お申込み完了のお知らせが届くと、こちらでやることは終了です。SIMカードが届くのを待つのみです。

ほぼ月末近くにここまで済ませたので、絶妙なタイミングでした。

3. 設定

2、3日でヤマト運輸の配達で届きました。それが冒頭部の一式。

1日に届きました。入っているのは、SIMカードと開通の手続きの書類くらいです。早速接続の手続きと設定に入ります。

早速SIMカードを差し込んでみました。

最初、申込時にカードのサイズを明記することがなかったことをあらためて思い出して、一瞬やらかしたかと慌てましたが、マルチサイズ対応のカードが届いていたのでした。nano SIMサイズで切り取って、無事装着。認識したようですが、当然開通はしません。

ただ、Rakuten Linkとmy 楽天モバイルの2つのアプリは必須ということだったので、早速インストールだけしてしまいます。

で、ここで、再びネットの先人たちに問い合わせです。

Huawei端末での設定を検索してみると、たくさん出てきます。

どこもたいてい下のような項目の設定を教えてくれていますので、その通りに設定します。

APN名適当
APNrakuten.jp
MCC440
MNC11
APNタイプdefault,supl,dun
APNプロトコルIPv4/IPv6
APNローミングプロトコルIPv4/IPv6
POPタイプIPv4/IPv6
楽天モバイルAPN設定項目

この内、APNタイプのdunというのは、OKしてもだめだというメッセージが出てくるので、dunだけ削除しました。

POPタイプというのは設定が存在していませんでした。

で、この状態で念の為再起動。少しごちゃごちゃ触っている間にRakuten LinkにSMSが届いて、開通したらしいことが判明。

あっけなく完了となりました。

4. 通信状態ほか

開通確認後、しばらく色々触ってみてもデータ通信はしっかりできていることがわかり一安心。

結構な速度も出ている模様で。

で、Rakuten Linkでスマホに電話してみると多少遅延はあるものの、全く問題なく電話も可能。ちなみにサイトのマップの通り楽天回線エリアで間違いなし。

いい感じです。

残念ながら家にいる時間が大半で家のWi-Fiを使っている状態がほとんどなので、エリアの広がりや接続状況、回線速度などはあまり確認できていませんが、たまの外出時も全く問題なく使えています。まあまあの都会に住んでいて、通勤くらいしか出かけられない今の状態では不自由なことになってしまう場面もなさそうです。

1年後にどうするかはちょっと悩むことになりそうですが、今の状態だと快適そのもの、むしろこちらをメインにして常にテザリングしてもいいかも、と思い始めているところ。

生活がもとに戻ってくると、YouTubeだ音楽だとパケットを容赦なく消費する子どもたちのことを考えると、自分はこっちで平和にやりくりするかなと。






楽天モバイル Rakuten UN-LIMITの契約の話でした。

MVNOの方の楽天モバイル を使っている義弟に乗り換えを勧めているのですが、なぜか乗り換えていません。快適なのに。