【2023/9/24追記】
このBlog記事をご覧頂いた方から、ご連絡をいただきました。
記事中に記載の「遅延」の問題についてです。
ドライバーの導入が不要、ということではあるようなのですが、実は公式のドライバーが存在していて、それを使うと遅延がかなり軽減されるはず、ということなのだそうです。
この製品は遅延を軽減するASIO対応しているため、対応の公式ドライバーを入れるのが望ましいということのようです。
<参考URL> https://help.positivegrid.com/hc/en-us/articles/4498157897229-Windows-Driver-for-RIFF
記事を掲載した後早めにご連絡を頂いていたのですが、本製品を手放してしまったこともあり、なかなか本件を追記することができず、本記事をご覧になった方々により正しい情報の提供に繋げられず、申し訳なく思っております。
なにより、早々にご連絡を頂き、頂いた情報の掲載を快諾いただいたにも関わらず、放置してしまっていたことを申し訳なく思っております。
田中さま、ご連絡ありがとうございました。記事の更新が遅くなったこと、お詫びします。
また一層正確な情報の提供ができたはずなのに、サボってしまい、不正確な情報でご検討されたケースもあるかと思われ、本製品に興味を持ってご覧になった方々に対して、お詫び申し上げます。
この追記が目にとまることを願っております。
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ほんとにネタ切れです。
先週は、忙しさもあってサボってしまいました。
今週もデジタルガジェットと言うにはちょっと苦しくなってきた、ギター関係機材の紹介の続きです。
一応、DTM機材になりますので、ある意味デジタルガジェットには違いないですが、興味ない方には全く興味を持たれないという分野になりますかね。
物欲に関しては、相変わらずですが、ご案内の通りで、Amazonが恒例のプライムデーを予定していて、先行セールも始まっている中、少しはこれはいいかな、とか、これは気になるかな、というのが出てきてはいます。
それから、いろいろ見たりながめたりしているうちに、やっぱり、Pixel Foldが気になり始めているところで、キャンセル可能らしいということで、ひとまずドコモオンラインショップで予約を入れてみました。
25万円超え、笑いますね。
Google Storeでの購入と、いまだに悩んでますが、52,000円というストアクレジットは気になりますが、Google Storeでしか使えない、となると、もう欲しいものはないですし、Foldのあとでまもなく出るであろうPixel 8 Proあたりしか、使いようもなくって、さすがにそこで革新的な進化があるとも思えず、一方で、ドコモだと30,000円分のdポイントが貰えるということで、実質的にはこっちのほうが良さそう、かつ、Pixel 7 Proはメルカリあたりでも新しいものなら8万円程度で売りに出ているようなので、Google Storeでの下取り買取価格の5万円よりは普通に売ったほうが良さそうだし、ということで、一旦ドコモオンラインショップで予約、ということにしてみました。
きっと、丸々2年も使えば、後継機が出るか、一旦廃版になるかもわかるでしょうし、そこの頃にはさすがに買い替え欲が出てるでしょうし、となると、実質的にそこそこの高値での買い取りが保証されているのと等しいいつでもカエドキプログラムの分割払いは、まあまあいいかな、という判断でもあります。
それに、docomoのケータイ補償サービスは悪くないですし。
引き続き情報収集して、検討したいと思っていますが、結構待ち遠しくなっているのも事実です。
Pixelシリーズがdocomoの5Gのバンドに対応してくれたのは嬉しいですね、それだけでも、機種変更の意味はアリそうな気がします。
さて、話を戻して、Positive Grid RIFFです。
前回は、写真紹介まででしたので、使ってみた印象などをご紹介していきます。
もくじ
3. 使ってみて雑感
- シンプルで洗練されたインターフェース
- 比較的簡単な操作でギターの音をPC等に取り込み可能
- BIAS FX 2 LEが無料で利用可能で、ギターの音が自由に活用可能に
- Windows、Mac、iOS等の幅広いOSで利用可能
- RIFFとBIAS FX 2 LEが自動的に連携して設定が可能に
- ドライバーの導入等も不要で設定が簡単
- BIAS FX 2 LEは始めてのDTMのためのギターの音作りの第一歩になるアンプ&エフェクターアプリであり、無料にしては便利
- MicroUSBで音のデータはもちろんのこと、給電までが可能なので、配線等が簡単
- 音の遅延は、生音から比べると、どうしてもそれなりに残るので、ただの練習のためにはかえって使いにくい
- 付属のケーブルが短くて、デスクトップPCだと使いにくく、延長コードを使うとRIFF端末の認識が不安定になる
- ケーブルが原因なのか不明ながら、ときどきRIFF端末の認識が不安定になることがある
- マニュアル的なものが少ない
- 今どきMicroUSBというのは・・・
オーディオインターフェースって、調べるとSteinbergとか有名なものが数多くあります。
それらのほうが、長年高い支持を得ている分、やはり良いところがたくさんあるのだと思います。
PC内でのギター音作り、というよりも、DTMのための音のコンバーターとして、十分に完成されたところに来ているということだと思います。
一方、このPositive Grid RIFFは、BIAS FX 2 LEというアンプ&エフェクターのソフトウェアを最大限に活かして、ギターの音作りをPC内でするため、簡単に音をデジタルコンバートして、PCに取り込む、ということに、ある程度特化した機能になっている、ということだと購入して理解しました。
BIAS FX 2 LEという無料版では、用意されているアンプやエフェクターの種類がかなり限定されていたりするので、いろいろやってみたい方は、有料バージョンを購入することになると思いますが、いずれにしても、ギターの音作りをPC内で緻密にやっていきたい方に、シンプルな手段を提供するもの、ということだと思います。
おそらく、昔ながらの音作りを好む方は、エフェクターなどを使って、相当程度音を作り上げてから、デジタルコンバートするという段取りになるでしょうから、そうなると、オーディオインターフェースとして長年の実績がある機器を購入したほうが、DTMとしての広がりが出てくるのだと思われます。
そういう意味で、このPositive Grid RIFFは、そういう使い方を求めている方にはすごく良いプロダクトだと感じます。
最初、手持ちのMicroUSBケーブルを使ったのですが、本機が認識されませんでした。
いろいろ試行錯誤しましたが、結局、付属品のケーブルでないとうまく認識されないことに気づきました。
手持ちのケーブルはデータ通信の点でイマイチだっただけかもしれませんが。
それから、うまく認識できれば、勝手にドライバと言うかが導入されて、Windowsの設定内のサウンドというところで、「Positive Grid RIFF」というデバイス認識がなされて、使えるようになります。
Windowsできちんと認識されないと、RIFFに繋いだヘッドフォンからは、ギター側が出力したままのサウンドが聞こえてきますので、これは遅延は全然なく違和感はないものの、音の加工はされていない状態です。
「ドライ」というのは、この音のことを指すのかな。
当初、どうしてもドライ音しか出力されず、BIAS FX 2をいろいろいじくってみましたが、どうにもならず、頭を抱えたのですが、なんの気なく、Windows PCを再起動したところ、それが良かったのかわかりませんが、きちんと認識されるようになり、BIAS FX 2で加工した音が出力されるようになりました。
これは意外と盲点で、苦労しました。よくある話ですけど。
さて、実際に使ってみて気になったのは、コンピューターという汎用ハードウェア上に展開するソフトウェアで音を加工して出力するところまでを実行する関係で、処理遅れなどで音が引っかかったりしないようにある程度バッファーを設けて処理をすることになり、そのため、少しだけですが、遅延が発生します。
ピックで弾いて、ほんの僅か、ほんの僅かですが、音が遅れて聞こえてきます。
これは、DTM全般に致し方ないことなんだろうと思いますが、バッファーを最小値に設定しても、それでも、ちょっと遅れを感じるのです。
練習するための機材としては、正直なかなかきついものがあります。
ってか、相当気になりますよ、このほんの僅かな遅延が、僅かですけど。
結構致命的なだというふうに受け止めています。
普段の練習でこれを使うことはないような気がします。
こういう機材はプロでも利用するものだそうで、もちろんもっと高性能で、遅延はもっともっと少なくて、実用的になるのだろうと思いますが、これはなかなか個人では持てるコストではないでしょうし・・・。
それから、BIAS FX 2というソフトウェアですが、高解像度での利用対応していないようで、設定で倍の大きさに見せることは可能ですが、かなり見にくいです。
加えて、正直、ソフトウェアとしてのインターフェースなど、使い勝手は、まだまだ改良の余地があるような気がします。
ちょっとわかりにくいというか・・・。
単に日本語化されていなくて、深いところの意味がわかりにくいから、ということなのかもしれませんけど。
いずれにしても、本機の使い方としては、それとしっかりわかった方、デジタルを駆使して、ギターサウンドを作り上げるという狙いがはっきりしている方、等々、ある程度絞られるかな、という気がします。
ものとしてはとっても面白いと思います。
なにしろ、これまでのオーディオインターフェースのアナログ感たっぷりの古臭い見た目からして、ちょっとした変革にはなるものだと感じます。
ご参考に、BIAS FX 2のスクリーンショットを。
DTMの入り口というかを垣間見た気がします。
引いてるそばからPCで音が加工されて出力されるのは、ちょっとした感動です。
が、それをその後どう使っていくかは、それこそどんなことをしたいと思っているか、次第です。
まずは、ギターの練習をしっかりして、うまくなりたい、という段階では、それほどニーズはないのかもしれません。
が、練習ってすぐに飽きてしまうので、おもちゃとしてトライするには面白いものだと思いました。
エフェクター買わなくっても、ソフトウェアで加工が、しかもリアルタイムでできるというのはなかなか面白い経験です。
今じゃ当たり前なのかもしれませんが。
それにしても、僅かではありますが、遅延があるというのが大きい問題で、ある程度の慣れも必要かなと感じました。
普段、PCやタブレットで練習用のソフトウェアを使って、それと自分の練習音とを混ぜ合わせて、ヘッドフォンで聞く、という使い方を考えると、もっとシンプルな方法がありそうに思います。
が、これはこれで大変面白い機器です。
しかも、かっこいい。
そういう機材をお探しの方にはおすすめです。
いずれにしても、マルチエフェクターがほしいと思っていますので、おいおいご紹介していくことになりそうです。