前回、Google Pixel Watchの開封とPDA工房さんの保護フィルムとを紹介しました。
で、上のリンク先をご覧の通りで、きれいに貼り付けられたと思った保護フィルムは翌朝めくれていて、だめになっていました。
PDA工房さんの曲面対応のPixel Watch用の保護フィルムは3つのバージョンがあって、曲面の屈折が大きくなる前くらいの実質的な画面部分にあたる丸をカバーするサイズのもの、それからもう少し大きくベゼルというかフレームというかの終わりの金属部分に届く2ミリ位手前までの丸をカバーするサイズのもの、そして、金属部分ギリギリまでの丸をきれいにカバーするサイズのもの、になります。
うまく貼れたのに寝相で剥がしてしまったのは2つ目のもの、途中までをカバーするのものでした。
途中まで、なので、フィルムの終端の端っこが引っかかりとしてある状態になっているんですね。
布団の中で剥がれてしまったのは、そのせいはなかろうかと考えました。
途中までなので引っかかりができちゃうのと、剥がれるとどうしても屈折の部分まではきれいに剥がれてしまうのが、一晩持たなかった理由なのではないかと。
ということで、今回は一番大きいガラス面をすべて覆うものに挑戦することにしました。
明らかに貼るのにテク?細やかさ?が必要です。
が、いつも同じPDA工房さんのというのも芸がないかも、いや、違いがあるのかも、と考えて、もう1つの有名どころ、ミヤビックスさんのビザビブランド?ものを試すことにしました。
競合する両社、Pixel Watch用の保護フィルムは、全く同じラインアップです。
大きさ3種類、それと書き忘れましたが、光沢タイプと非光沢タイプの2種類で計6種類です。
今回は、当然、非光沢タイプですが、全面を覆うタイプに挑戦です。
PDA工房さんとミヤビックスさんとでは、なにか違いがあるのでしょうか。
ということで、ご紹介です。
もくじ
1. 曲面対応 TPU保護フィルム 低反射 傷修復 衝撃吸収 OverLay FLEX
今回は、Amazonで探し出せず、なんとなく、たまには直接買ってみるかと、ミヤビックスさんのネットショップで購入しました。
これですね。
見返してみると、きっぱりと、上級者向け、って書いてありますね。
ものはすぐに届きました。
そうそう、水貼りタイプですので、今回は真面目にミヤビックスさんの水貼りツールセットも購入しました。
2つ合わせてそこそこの出費です。
頑張ってうまく貼らなければ。
できの悪い写真でいくつか実物を紹介。
昔はよくミヤビックスさんの保護フィルムを買ってました。
なぜか近頃はあまり出会いがなくなっていましたが、信頼の老舗?保護フィルムなどのメーカーさんですよね。
スプレーがついているので少し膨れてます。
セットの中身など、と、使用方法の説明が書かれています。
説明書に書かれている通り、よくあるウェットとドライのペーパーの汚れ拭き、傷つけない繊維の布、貼り付けた後できれいに水分や空気を押し出すためのヘラのようなもの、がついています。
当然、水貼りの水?の入ったスプレーも入っています。
さて、貼り付けです。
緊張します。
なにせ、上級者向け、ですから。
2. 貼り付け作業結果と雑感
さすがに作業中の様子を写真に撮る根性はありませんで、貼り付けの結果のものを写真でご覧頂くことにします。
見えるかな・・・
光沢が弱くなっています。
さすが低反射、非光沢バージョン。
見えますかねー、かろうじて見えると思うのですが、曲面対応と言ってもここまで曲がっているとそのままではさすがに貼り付いて定着するところまでいかないということで、スリットが入っています。
よく見るとスリットが見えますが、まあ、普通に使う分には困りません、というか、わかりません。
この写真は貼り付け後1時間ほど放置しておいたものですが、結論としては、大成功、うまく貼れた、と言って過言ではないかと。
なかなかの仕上がりです。
いやー、難しいですね。
でも、付属の水分が良いのか、よくわかりませんが、うまく貼り付いてくれました。
時計本体の方をきれいに掃除して準備して、フィルムを剥がして、濡れて良いなにか雑誌などの敷物の上にもちろん反対向きに置いて、貼り付ける面にスプレーで水分を多めに吹きかけます。
時計本体にも端の方などに吹きかけました。
で、時計本体の方をフィルムに乗せるようにして位置決め開始です。
軽く乗せるようにするだけでくっついてきますので、裏返して普通の状態にして、水分を使って上手に滑らせます。
曲面なのでその点ではやりやすいです、端っこが浮いているので、動かしやすくなります。
リューズの部分に切り欠きがあるので、ズレないようにして、かつ、きれいにど真ん中にセットします。
決まったら、ズレないように強く押し付けないようにして、指で優しく押し付けて、水分を押し出しながら、伸ばして貼り付けていきます。
この段階では上手にやってもどうしても端っこに浮きや途中に気泡が発生します。
それも優しくしっかり押し付けて貼り付けていきます。
概ねきれいに決まってきたところで、付属のハケのようなものを使って、まだ残っている小さな気泡を押し出していきます。
また、端っこの浮きを丁寧に押し付けて、貼り付けていきます。
無理しすぎると逆によじれみたいのができてしまうので、優しく丁寧に扱います。
リューズの近くなどはなかなか指が行き届かなかったりしますし、スリットのあたりは軽く浮いたようになってしまうので、ハケの端っこの角を使って丁寧に押し付けて、貼り付けていきます。
小さな気泡は自然となくなるそうなのであまり気にしないようにして、とにかく浮きがないようにきれいに押し付けておきます。
で、水分が飛んでしっかり安定して貼り付いたようになるまで、置いておきます。
この結果が上の写真の通り、ということになります。
そして翌朝、あまり期待しないでいましたが、いやいや、なんのなんの、きれいに貼り付いています。
上の写真と変わらない状態を維持してくれています。
1日持てば大抵は大丈夫なような気がします。
もちろん、なにかの拍子で激しく引っかかってしまうと浮きが出てしまうかもしれませんが、それはもはや事故でしょうし。
ガラス面全面をきれいに覆って、保護してくれているようです。
素晴らしい仕上がりです。
上級者の仲間入りですかね。
さすがのミヤビックス、きれいに貼り付いて、とてもいいです。
滑りもいいですし、光沢がなくって見やすいです。
スリットの部分は、斜めから見ると少し目に入りますが、気になるようなものではありません。
正面から見るとわかりもしませんし、全体にとても綺麗です。
感覚的には、素材はミヤビックスさんのもPDA工房さんのも、ほとんど違いがないように感じました。
少し伸縮性があって、少しよりが出たりする可能性がありますが、丁寧に伸ばせばきれいになりますし、時間が経つと小さな気泡も抜けて、とても綺麗に貼り付きます。
表面はサラサラしていて、滑りも良いです。
スリットが入っていて側面いっぱい、ガラス面全面をきれいに覆うやり方も同じです。
水分で滑りを使って位置合わせまでして、水分を飛ばして完成させる方式も同じです。
ということで、ミヤビックスさんもPDA工房さんもいずれもおすすめです。
ただし、貼り付けに丁寧に対応できる方、ということになりますでしょうか。
個人的には誰でもできると思います。
とにかく、かなりの水分を使うもの、つまり保護フィルムもかなりビシャビシャですし、デバイス本体も結構な濡れ具合になる(もちろん防水機能が前提です)という考え方で、恐れずにしっかり濡らして、焦らずにきちんと位置が合うまで必要なら水分を補給して、しっかり滑らせて位置決めして、あとは丁寧に押し付けていく、ということに注意するくらいです。
成功確率を上げることを考えると、水道水で横着するのではなく、どうやらあの水貼りのツールセットがやはりあったほうが良いと思いました。
特殊な水分が入っているのだろうか・・・。
もし、位置決め時の滑りの向上と乾いたときの粘着力の向上等に効果がある水分が使われているのであれば、ハケとか拭きモノは溜まっていくので、正直不要なので、ぜひ水分だけ売っていただきたいくらいに思いました。
この水貼りタイプのものはミヤビックスさんのもPDA工房さんのも、どのデバイス用でも概ねもれなくAmazonなんかで評価が大変低くなっていて、ちょっとメーカーさんには気の毒です。
上級者向けとはっきり書いてますし。
水貼りでしっかり丁寧にやれば、成功すると思いました。
ただ、途中まで覆うタイプは、ちょっと不明です。あれだとちょっと端っこがめくれやすくなってしまう気はしました。
全面を覆うタイプは難度は高いかもしれませんが、結果成功確率も高く、維持もし易いのではないか、と思いました。
私は大変満足です。
腰を据えて、短期にならずに、丁寧に作業できる方、是非チャレンジを。