かねてより、マウスでの作業をもっと楽に、肩や肘に負担がかからずに、かつ、合理的にできないものかと思っておりました。
しばしば、仕事と趣味も含めると一日の起きている時間の大半をPCの前でマウスを操作していることがあり、時々、右腕の肘から小指の方に向けた筋が痛いというか、違和感を感じることもあり、あまり良くない状態だと気にしているところでもあります。
で、あらためて、調べてみると、トラックボールというのが体への負担が少なくて、かつ、細かい操作が通常のマウス以上にやりやすくて、慣れると手放せなくなるほどのものだ、という記述を多く見るので思い切って購入してみました。
なぜか、そこかしこで品薄状態になっているようで、黒を探しましたが見つからず、白はちょっと抵抗あって、グラファイトというのにしようと思って、Amazonほか有名サイトを見てみましたが、どこもかしこも納期未定で在庫なし状態になっています。
普段なら4,000円台前半くらいで入手可能なようですが、いよいよ全く見つからず、あってもよく知らないショップで5,000円前後とたいへんお高くなっているのでした。
散々探して、許容できる価格で、ということで見つけたのが、ソフマップでした。
4,800円で送料無料、ソフマップポイントが10%の480ポイントつく、というもの。
ソフマップポイントはビックポイントに交換できるので、まあ、良しとしようと。
店頭にあったものの発送ということで、2、3日かかって到着しました。
ということで、人生初のトラックボール、ご紹介します。
もくじ
1. 概要・スペックほか
以下に引用などでご紹介します。
支障がありましたらお知らせください。
自然なクリック/スクロールロングセラーモデル、M570t/SW-M570の象徴的なシェイプはそのままに、新たに傾斜角度が付いたスクロールホイールで指をより自然な位置にホールド。クリックやスクロールなどのマウス操作をより自然に行うことができます。 | スムーズなトラッキングワイドなボール面で親指を自由に動かすことができます。ボールコントロールは従来モデルより更になめらかで精確になりました。 | あらゆる手のサイズにフィットエルゴノミックデザインで幅広い手のサイズに自然にフィットします。 |
精確なトラッキング2000DPIの精度でトラッキングが可能な高パフォーマンスのオプティカルセンサーが、精確なカーソル動作と低い電力消費を実現。自分の感覚にあった感度に設定でき、思い通りのコントロールが可能です。 | 3レイヤーのトラックボールパフォーマンス(34mm)(1)透明仕上げのコーティングによるスムーズな滑走とソフトな感触(2)高密度粒子コーティングによる、高速かつ精確なトラッキング(3)内部コアが高いボール慣性を実現 | スムーズなトラッキング摩擦のないスムーズで精確なコントロールを親指で行うことができます。 |
ERGO M575を使って動きを最小化し、快適性を最大化 – 手になじむエルゴノミック形状のワイヤレス トラックボール。カーソルを動かす際に腕を動かす必要がないため、手と腕が常にリラックス。スムーズで反応の良いサムコントロールはどこでも使用可能 – また、動かす必要がないため、ERGO M575は狭いデスクスペースに最適。
ERGO M575は、手の形状に合わせて人間工学的に設計および開発。カーソルを移動させる際に腕を動かす必要がないため、手と腕の疲れが減少。
非常に精確なトラックボール コントロールを使って、よりエルゴノミックにトラッキング。滑らかなボール表面を親指がスムーズに滑走。高パフォーマンスのオプティカルセンサーにより、高精度と非常に低い電力消費を実現。
大きいトラックボール(35mm)には高パフォーマンス オプティカルセンサーが装備され、精確なカーソルの動きと摩擦のないトラッキングを実現。
ERGO M575はカーソルをコントロールする際に動かす必要がないため、非常に省スペース。狭い作業空間や、書類やその他のアイテム(時にはシリアルのボウルなど)で 埋まったデスクで作業するときに理想的。
Bluetooth® Low Energyまたは同梱のUSBレシーバーの2種類の接続方法によって、ERGO M575は最長10mの範囲内で高性能の信頼できる信号を提供。1ワイヤレス動作可能範囲は、動作環境やパソコンのセットアップによって異なる場合がある 接続の切断や遅延を心配せずに、WindowsまたはmacOSに接続。
長続きする品質
ERGO M575は丈夫かつ信頼できるマウス。スイスで設計され、生産プロセスが徹底的に管理されたこのマウスは、300万回以上のクリックを実行可能。
再生プラスチックを使用して製造
ERGO M575のプラスチック部分には、認定済みの再利用プラスチックが含まれ(グラファイトは50%、オフホワイトは21%)3プリント基板(PCB)のプラスチックを除きます。、古い家電製品の寿命が終わったプラスチックを再生し、カーボンフットプリントを軽減します。
電力効率を考慮して設計
革新的なセンサーは、非常に低い電池消費で最高のパフォーマンスを提供。単三形乾電池1本で最長2年間使用可能。
環境に優しいパッケージング
ERGO M575の紙パッケージの原料は、FSC®認定の森林およびその他の管理されたソースから調達されています。この製品を選ぶことで、お客様は世界中の森林の責任ある管理を支援していることになります。
本体サイズ
トラックボールマウス
高さ: 134mm
幅: 100mm
奥行き: 48mm
重量: 145g
Unifying USBレシーバー
高さ: 14.4mm
幅: 18.7mm
奥行き: 6.1mm
重量: 1.8g
システム要件
Bluetooth
Windows® 10,11 以降
macOS 10.15 以降
iPadOS 14 以降
Linux®
Chrome OS™
Unifying USBレシーバー
Windows 10,11 以降
macOS 10.15 以降
Chrome OS
Linux
技術仕様
センサーテクノロジー
センサーテクノロジー:ロジクール アドバンス オプティカル トラッキング
公称値:400dpi
最大値:最大2000
ボタン
ボタン数:5個(左/右クリック、戻る/進む、ミドルクリック付きスクロールホイール)
電池
バッテリータイプ:単三形乾電池x1(同梱)
電池寿命(Unifying USBレシーバー使用時):最長24ヵ月
電池寿命(Bluetooth使用時):最長20ヵ月
接続タイプ
Unifying USBレシーバー
Bluetooth low energyテクノロジー
ワイヤレス通信可能範囲:10mのワイヤレス動作可能範囲
オプション ソフトウェア
Logicool Options(macOS 10.14以降、およびWindows 7、Windows 10以降)に対応
サスティナビリティ
グラファイトのプラスチック: 50%のリサイクル材料
オフホワイトのプラスチック: 21%のリサイクル材料
紙パッケージ: FSC™-certified
梱包内容
ERGO M575ワイヤレス トラックボール
Unifying USBレシーバー
単三形乾電池x1
クイックスタートガイド
保証情報
2年間無償保証
型番
グラファイト: M575GR
オフホワイト: M575OW
2. 使ってみて雑感
できの悪い写真でいくつか実物を紹介。
確かに、少し、軽いというか、過剰包装感が少ないですね。
シンプルなパッケージで、かつ、紙だけでできていると思われます。
通常の左クリック、右クリック、ホイール、ホイールのクリックに加えて、デフォルトで行く、戻るのボタンがあります。
トラックボール、こうして見ると、なんか気持ち悪いというか、変な感じがします。
これは良いな、と思ったポイントは以下です。
- Bluetooth接続とUnifying USBレシーバ接続とが選べるので、2つの端末にペアリングしておいて、ボタンで入れ替えができること
- 本体を動かすことがないので、場所はあまり取らなそう、なこと
Unifying USBレシーバは、これまでのキーボードとマウスで利用しているため、それに追加接続するのみです。
すでにLogicool愛用者で、キーボードとマウスはLogicoolのものです。
1つのUnifying USBレシーバに複数の機器を接続するには、専用のアプリをLogicoolのウェブサイトからダウンロードして、インストールして設定する必要があります。
ただ、PCに刺さっているレシーバに複数端末を接続させる、ただそれだけです。
ですが、そのアプリがないとできないのです。
アプリを起動させて、追加接続する、とやると、電源さえ入っていれば、すでに接続されている機器の接続を壊すことなく、新しい機器の接続を追加することができます。
6台までだったかな。
なにもしなくても勝手に見つけてくれて、「完了」です。
本機も電池蓋を開けた中の電池の横にレシーバが付属していますが、すでに利用中であれば、あらためて使う必要はありません。
それから、トラックボールの設定には、Logicool Optionsというアプリをインストールする必要があります。
実は、上で紹介しているMX KEYS MX800ではもっと新しいアプリ、Logi Options+というアプリの提供が始まっており、こちらのほうが少しイマドキ風な作りになっていて良いのですが、Logi Options+はベータ版らしく、どうも本機はまだ対応していないようです。
ですので、Logicool Optionsをダウンロードしてインストールします。
とは言え、このアプリでできることはそう多くはありません。
- 左/右ボタンの入れ替え
- トラックボールの速度
- 中央ボタンの役割設定
- 進むボタンの役割設定
- 戻るボタンの役割設定
デフォルトで使うとしたら、ほとんど使うこともないアプリではあります。
という評価です。
うーん、こいつはなかなか・・・。
とにかく慣れが必要そうです。
たしかに、マウスを動かすのは腕全体と手首を使ったりして、ものの位置を動かしているわけで、これは本来微妙な操作も難しいですし、負担があるのだと思うのですが、もはや30年も使っていれば、慣れているわけです。
そもそも、最初にマウスを使ったときのことはもはや思い出せませんが、かなり苦労した記憶がありますし、今でも左手で操作しろと言われると、相当無理があります。
その状態から考えると、実は、そんなに違和感なく動かすことはできます。
あとは、マウス以上に、非常に簡単だという細かい操作です。
現時点では、慌てるタイミングなどでは、うーん、もう無理、って思ってマウスを取り出すこともしばしばありますが、でも、余裕があるときはなんとかトラックボールで上手に細かい操作をやってみるようにしています。
いつも思っているのですが、なんでも慣れです。
今慣れていることを切り替えて新しいことに入るときには、否定で入ってしまうのが人というものだとは思いますが、今の状態に慣れたときも同じことを思ったはずで、所詮、慣れです。
ということで、この記事を書いているときも、若干たどたどしいところもありますが、トラックボールでWordPressを操作しています。
サクサク使えるようになる日が楽しみです。
ということで、現時点では、初心者で、ちょっと難しい状況にはありますが、きっと慣れることでしょう。
今のところ、本機がどうにも操作しにくい、という個別事情があるとは思えません。
こちら側の問題ですね。
ただ、少し大きいかな、という気はします。
進む/戻るボタンと左右ボタンとちょっとスムーズに指を動かしにくい気がします。
それから、Unifying USBレシーバでの接続とBluetoothでの接続の切り替えボタンは表側にあったほうが良かったと思いました。通常の操作では当たらないような部分であれば、支障ないと思うんですよね。
トラックボールはボディを動かす想定はないので、ボタン操作のためには、よいしょ、と持ち上げる必要が生じます。
これはイマイチですね。
が、とにかくまずは細かい操作になれたいと思います。
見た目は、相変わらず、ちょっと気持ち悪と思っています。(笑)
昨日観たTV番組でも、非常に細かい作業をPCでやっている方(PCでデザインをやっているような感じ)がトラックボールを使われていました。
それくらい、慣れると良いものだということだと思っています。
ネットの記事を読むと、1か月かかることもある、とのことなので、焦らず、慣れていきます。
肩の力を抜いて、細かい操作が、簡単にできるようになる日が待ち遠しいです。
肩や肘の痛み、違和感が減ってくれることを願っています。
同じ思いの方、一緒にチャレンジしてみましょう。