HUAWEI MatePad Paper、気が散らなくていいです、目に優しいですし

HUAWEI MatePad Paper 本体表

タブレットはいろいろ試してきましたが、なかなかエンタメ性に優れすぎていて、意志の弱い私には、読書なんかに集中するのには不向きなことが気になっていました。

読みたいビジネス書やらも結構あるのですが、どうしても気が散ってしまうので・・・、情けない話ですが。

で、以前からE-Inkの読書端末、もちろんKindleもそうですが、もう少し大きめのもので、良いものがないか検討していました。

この度、これはいいかも、と思い始め、ボーナス時期ということもあり思い切って購入したのでご紹介です。

今回はとりあえずのご紹介で、今後追記できれば、と思ってはいます。

もくじ

  1. 概要・スペックほか
  2. 開封と実物紹介
  3. 使ってみて雑感

1. 概要・スペックほか

HUAWEIのホームページはこちら

この中のMatePad Paperの商品ページはこちらです。

Amazonの商品ページはこちらです。

以下に引用などでご紹介します。

支障がありましたらお知らせください。

特長

Amazon商品ページから

HUAWEI MatePad Paper
MWC3つの賞を受賞

E Ink ファーウェイ フルビューディスプレイE Ink ファーウェイ フルビューディスプレイファーウェイ フルビューディスプレイと86.3%の高い画面占有率。チラつきがなく、まるで紙の本を読んでいるような感覚で、頻繁にページをめくることなく、大画面でPDFファイルを閲覧できます。

紙のようなディスプレイ紙のようなディスプレイHUAWEI MatePad Paperは、世界初のテュフ ラインランド社のPaper Like Display認証を取得した※1タブレットです。ブルーライトゼロ、フリッカーフリー、低グレア等の特長があり、長時間の使用も快適です※2。※1 自社調べ。2022年2月18日に取得。※2 本製品は医療機器ではありませんので、治療機能はありません。

明快なウィジェット明快なウィジェットHarmonyOS 2のウィジェットは、日々のスケジュール、メール、カレンダーなどのプレビューをすぐに見ることができ、非常に効率的です。

まるで本物の紙のようまるで本物の紙のよう紙のような読み心地と書き心地。マルチタスクがはかどる効率的なノート機能。他デバイスとの境界のない連携。

HUAWEI M-Pencil(第2世代)HUAWEI M-Pencil(第2世代)HUAWEI M-Pencil(第2世代)は、磁力でHUAWEI MatePad Paperに吸着できます。タブレットの表面質感とスタイラスペンの26 msという低遅延により快適な書き心地を実現しています。

優れた録音機能優れた録音機能録音と手書きの機能が、いつもの会議をより詳細にとらえることをサポートします。録音中にタグをつけて、聴くときにはそのタグをタップすれば、すぐに聴きたい部分から再生されます。会議の内容を効率的に振り返ることができます。

読みながら書く読みながら書く文書を読みながら、大切なところをマークしたり、メモを書き足したり、読みかえす際の効率化を図れます。

分割された画面でマルチタスクを分割された画面でマルチタスクを右上から下へスタイラスペンでスワイプすると、ノートが右側に表示し、読みながらノートをとれます。

テンプレートでより充実したノートをテンプレートでより充実したノートを多彩なノートテンプレートで、ToDoリストやスケジュール管理などがより簡単にでき、思考整理やアイデア出しのノート術のテンプレートも便利です。

手書きをテキストに変換手書きをテキストに変換手書きを簡単にテキストに変換できます。議事録シェアも便利です。

サードパーティアプリで使い方が広がるサードパーティアプリで使い方が広がるHUAWEI AppGallery とブラウザから気になるアプリをダウンロードできます※3。※3.一部のアプリに対応していません。

日本の読者に合わせた読書体験日本の読者に合わせた読書体験HUAWEI Booksは、コミック、小説、ビジネス書、ライトノベル、オーディオブック、洋書等、豊富なコンテンツを取り扱ってます。縦書き(右から左に読む)※4 、横画面モードで利用可能です※5。※4. 日本語電子書籍を読む場合。※5. 横画面モードの設定が必要です。

膨大な書籍リソース膨大な電子書籍リソース配信出版社は200社以上で、電子書籍を30万冊以上配信してます※6。今後も提携する出版社を増す予定です※7 。※6. 2022年5月16日時点。※7. HUAWEI Booksは電子書籍の正式な配信を促進するABJに参加しています。

本を「聴く」本を「聴く」人の声を最適化するデュアルスピーカーでオーディオブックを聴く、こんなに贅沢な読書体験はありません。

読書に快適さを読書に快適さをたとえ暗闇の中でも読書は快適であるべきです。32段階調節可能なライトを搭載しているので、明るさ調整ができ、暗闇の中の読書も快適です。

全方位にパワフル全方位にパワフル22.5 Wの充電器はコンパクトでありながら、とてもパワフル。5分の充電で2 時間使用でき、1.5時間の充電で、6日間の使用が可能です※8。※8 HUAWEIラボの測定結果に基づきます。(測定条件:1日に2時間の読書、30分の手書き、21.5時間のスリープモード)

あなたのノートを暗号化し、プライバシーを保護あなたのノートを暗号化し、プライバシーを保護指紋認証一体型電源ボタンに触れるだけで、内密のメモをロックします。ロックを解除するときはもう一度触れるだけです。

  • 【E Ink ファーウェイ フルビューディスプレイ】10.3インチ、A5サイズ、E Ink ファーウェイ フルビューディスプレイ、画面占有率約 86.3%、解像度(1404×1872)、32段階調節可能なライト、227PPI
  • 【外形寸法】182.7mm×225.2mm×6.65mm、質量:約360g 【OS】HarmonyOS 2
  • 【CPU】Kirin 820E 【インターフェース】データポート:USB Type-C / ヘッドフォンジャック:USB Type-C
  • 【接続方法】Wi-Fi、USB 2.0、Bluetooth 5.2 【オーディオ】スピーカー x2、マイクロフォン x4、Histen7.0
  • 【同梱内容】HUAWEI MatePad Paper 専用カバー x 1 、HUAWEI M-Pencil (第2世代) x 1、交換用ペン先 x 2、HUAWEI M-Pencil (第2世代) 用 クイックスタートガイド x 1 、HUAWEI MatePad Paper 用 クイックスタートガイドx 1 、22.5W充電器 x 1 、USB Type-C ケーブル x 1 、 安全に関する注意事項とアフターサービスについて x1

2. 開封と実物紹介

開けてみましょう

できの悪い写真でいくつか実物を紹介。

HUAWEI MatePad Paper 外箱
HUAWEI MatePad Paper 外箱

HUAWEIの商品はこれまで2つ、3つ購入していますが、いつもAppleを意識したような高級感を醸し出しつつ、一層丁寧さも加えて、多少過剰かなというくらいに上品さを演出する狙いを感じます。

ピッタリした透明ビニールシートにくるまれています。

丁寧にカッターナイフで一片を切って取り出してみました。

HUAWEI MatePad Paper 外箱と内箱
HUAWEI MatePad Paper 外箱と内箱

外箱、というか輪っかのカバーから横にスライドして中の内箱2つを取り出します。

HUAWEI MatePad Paper カバーの箱を開けたところ
HUAWEI MatePad Paper カバーの箱を開けたところ

下の箱にはケースが入っています。

なんだか高級感ありです。

HUAWEI MatePad Paper カバー表
HUAWEI MatePad Paper カバー表
HUAWEI MatePad Paper カバーを広げたところ
HUAWEI MatePad Paper カバーを広げたところ

何も取り付ける装置がないようなので、磁石式だということがわかります。

それにしても、カバーは難しいですね。

必要なのはわかってるんですが、コンパクトさはかなり犠牲になってしまいます。

HUAWEI MatePad Paper 本体の箱を開けたところ1
HUAWEI MatePad Paper 本体の箱を開けたところ1

もう1つの内箱が本体です。

HUAWEI MatePad Paper 本体の箱を開けたところ2
HUAWEI MatePad Paper 本体の箱を開けたところ2
HUAWEI MatePad Paper 本体を取り出したところ1
HUAWEI MatePad Paper 本体を取り出したところ1

本体を取り出すとその下にペンやその他付属品が詰められています。

HUAWEI MatePad Paper 本体を取り出したところ2
HUAWEI MatePad Paper 本体を取り出したところ2
HUAWEI MatePad Paper 付属品1
HUAWEI MatePad Paper 付属品1

小さい箱には日本のコンセントプラグに合ったUSB-Aの充電アダプタが入っています。

HUAWEI MatePad Paper 付属品2
HUAWEI MatePad Paper 付属品2
HUAWEI MatePad Paper 付属品3
HUAWEI MatePad Paper 付属品3
HUAWEI MatePad Paper 付属品4
HUAWEI MatePad Paper 付属品4

大きい箱には充電ケーブルとペン先とドキュメント類が。

HUAWEI MatePad Paper ペン1
HUAWEI MatePad Paper ペン1

ペンが付属しているの、良いですね。

せっかくなので使いたいですから。

HUAWEI MatePad Paper ペン2
HUAWEI MatePad Paper ペン2
HUAWEI MatePad Paper ペン3
HUAWEI MatePad Paper ペン3
HUAWEI MatePad Paper 本体とケースとペン
HUAWEI MatePad Paper 本体とケースとペン
HUAWEI MatePad Paper 本体表
HUAWEI MatePad Paper 本体表

左側だけベゼルが少し幅広になっています。

HUAWEI MatePad Paper 本体裏
HUAWEI MatePad Paper 本体裏
HUAWEI MatePad Paper 本体側面下
HUAWEI MatePad Paper 本体側面下

下の面の真ん中にUSB-Cポートがあります。

USB-Cポートの左の方にスピーカーの穴が空いています。

HUAWEI MatePad Paper 本体側面右
HUAWEI MatePad Paper 本体側面右

右側面には上の端の方にボリューム上下ボタンがあり、その下の辺りにペンをくっつけておく磁石がおいてある場所があります。

HUAWEI MatePad Paper 本体側面上
HUAWEI MatePad Paper 本体側面上

上の側面には、ボリューム上下ボタンと近くに当たる部分に電源(画面)オンオフと指紋認証を兼ねたボタンがあります。

さらに小さな、ほんとに小さな穴が3つ並んでいて、おそらくマイクだと思われます。

更に反対端の方に向かってスピーカーの穴が並んでいます。

HUAWEI MatePad Paper 本体側面左
HUAWEI MatePad Paper 本体側面左

左側面には、何もありません、手で持つ場所という想定ですので。

オーディオジャックなどはありません。

そもそも音楽を聞いたりする使い方はあまり想定されておらず、音とすると、オーディオブックの再生くらいが想定されているようで、スピーカーはそれに最適化されているとも。

まずとてもシンプルな作りになっていることはおわかりいただけるかと。

3. 使ってみて雑感

使ってみた感想

スペック・機能などの面から良いところと使ってみて良いところ

  • 10インチのディスプレイ、E-Inkで目に優しい、白黒は見やすい
  • 指紋認証機能ありで、簡単ロック解除
  • 本体だけなら380gとまあまあの軽さ
  • Wi-Fi6対応で高速安定通信可
  • メモ機能が充実、便利
  • Penはまあまあ使える
  • E-Inkディスプレイで使う機能として十分な動作スピード
  • バッテリ持ちはまあまあ。

細かいことはさておき、Kindleアプリなどのリーダーを入れて、使い始めていますが、とっても良いです。

画面がそれなりの大きさがあるので、フォントを大きくしてもそれなりの紙面があって見やすくなりますし、コミックなんかを読むには、やはり読みやすいです。

コミックによっては、もうひとこえ大きくてもいいかな、とは思いますが。

見ていて目が冴えてしまう、ということはあまりないように思います。

床に入ってから読み始めても自然に眠くなってくれます。

指紋認証はしっかりできていて簡単にロック解除できてよいです。

弱点としてはボタンの位置が少々難しいことと、付属のカバーを付けていると指紋を当てるのがちょっとやりにくい、ということはありますが、それでも簡単に解除できることが多いので楽です。

ここでご紹介している通り、いくつかの中国メーカーのタブレットを試していますが、うまく表現できないのですが、Wi-Fiの接続がこなれていないことが多いです。

が、本機では、Wi-Fiの接続がなにかスムーズじゃなくって困る、といったような現象は全く発生しません。

手持ちの中国メーカータブレットでは、時々つながっている状態に表示されているのに詰まったようになったり、いつの間にか5GHz接続が2.4GHz接続になっていて5GHzに戻れなくなっていたり、と微妙にこなれていないところが多々あるのですが、本機はそれは全く無いです。

さすがネットワーク機器のメーカーとしても有名なHUAWEIのタブレットということでしょうか。

軽さは、本体だけなら結構軽いといえますが、カバーを付けるとまあまあの重さにはなります。

それでも、読書が苦になるほどでもないですし、室内で読書のみを目的とするなら、カバーは不要です。

Penの活用も狙って、大変良くできたメモ機能(アプリ)がプリインストールされているのですが、これが結構よくできていて、便利です。

文字入力も普通にソフトキーボードでもできますし、Penの手書き入力も可能です。

結構な認識の高さでまあまあ使えます。

もちろん、手書きのままメモを残しておくこともできます。

Penによる記入はそれなりの追随性で、変にツルツルしていない画面ということもあり、書き心地も悪くないです。

メモリなどは、近時のエントリークラスのスペックかもしれませんが、E-Inkということもあり、その前提で使う分にはそこそこの性能であり、十分と思えます。

というか、この端末で読書やそれを下敷きにしたメモ、などの機能以外の使い方って、あまりないと思いますので、それを考えれば、十分です。

もともとE-Inkディスプレイは、ゆっくり更新されますし。

使ってみて気になったところ

  • HUAWEIの制裁の状況からGSMに未対応で、Googleサービスがほぼ使えない
  • デフォルト設定でインストール可能なアプリが少なすぎる
  • アラームアプリをインストールしても、画面ロック解除をしないとアラームの停止/スヌーズの対応ができない

もともと、狙っている使い方が限られているので、そんなに多くを望んでおらず、その意味では致命的なものはありません。

が、やっぱり、Googleのサービスが使えないのは厄介ではあります。

Google Playで買った書籍を見るのも、かなりゴニョゴニョしないと無理ですし。

Gmailは付属のメーラーで見ることはできますが、操作が殆どできないので、読むだけ、みたいになります。

あとはできればカレンダーくらいは見たいと思いますが、見れないです。

カレンダーアプリはGoogleのカレンダーに対応しているかのような設定になっているのですが、Googleカレンダーの複数のカレンダーレイヤーは対応していないようで、見ることはできません。

とは言え、ブラウザはありますので、Web上でアクセスすることはできます。

で、ここからが本格的な話ですが、本機は本機専用と思しきHUAWEI AppGalleryアプリがプリインストールされているのですが、その中で提供されているのは8つほどのアプリで、辞書、翻訳、Officeなどになっていて、あまり使えるものがない状態です。

読書用のリーダー兼電子書籍購入のストアアプリはHUAWEIが提供するブックスストアアプリがプリインストールされています。

これ、そこそこの電子書籍が販売されてはいるようですが、あらためて、このストアで買うということもしたくないですし、逆に、最近も発生している電子書籍ストアが撤退するときに蔵書が読めなくなるという問題もあり、積極的に使いたいと思えません。

それ以外で、かつ、上で紹介したメモアプリ以外でプリインストールされているアプリは、ブラウザ、ファイラー、メール、カレンダー、音声レコーダー、電卓、くらいです。

ということで、読書、そもそもどうしたら良いの、という状態になってしまいます。

これについては、ネットで検索すればたくさんヒントどころかズバリが出てきますので、参考にして、上手に対応するしかないのかなと思います。

Amazonアプリストアのアプリを入れて、Amazonが提供するアプリを入れるという手があります。

それから、Kindle本を読むには同じくAmazonのKindleアプリをインストールすればOKです。

Amazonアプリストアが提供していない、Google Play が提供しているアプリがどうしても必要ということになると、結構厄介な方法で色々と設定して上げる必要があるようです。

か、ちょっとリスクを取って別のストアアプリを入れる、というちょっとおすすめできない方法もあります。

いずれにしても、本機のブックストアは使えるかどうか若干不安で、Kindleまではなんとかなりますが、それ以上になるとちょっと手間を掛けて対応する必要がある状態で販売されている、ということになります。

これは、正直結構きついんじゃないでしょうか、一般に買ってもらう端末としては。

端末のハードウェアとしての良さは私は評価していますが、この段階では一般には買いにくいような気がします。

使ってみて

すでに2週間程度使っているところですが、とっても良いです。

久しぶりに昔買ったコミックや小説、ビジネス書やらを読み返したりしています。

一般のタブレットと違って気が散る要素が少ないので、集中して読むことができます。

本機に関してはまずはそれが一番大事、重要、であって、その点でとっても満足しています。

E-Inkということで、最新のスマートフォンやタブレットみたいな充実した機能性能でサクサクいろいろなことがたくさん早いスピードでできる、ということは決してないです。

が、読書、それから例えば新聞読んだり、あとはいいところWeb検索に使ったり、電卓にしたり、メモを取ったり、といった使い方だと、とっても満足です。

というか、それ以上は必要としてないので、私としてはこの端末、使える端末、良いものだと思います。

まとめ

すごく良いですね。

アプリ不足、というかいくらなんでもE-Inkディスプレイが生きるものすら少ない点さえ自力で克服できれば、それからE-Inkディスプレイに期待する性能機能を前提にして使う、と考えれば、とても良いです。

室内でカバーなしで読書するのは軽くてとっても楽です。

どうしても本に触れる時間が少なくなってしまう今日このごろ、良い端末を持つことで、忙しいを言い訳にしないでいられるようになるというのが嬉しいです。

本機でできるだけ本(コミック含む)にふれる機会を増やしたいと思っています。

若干お高いのが弱点でしょうか。