またまたイヤフォンです。最近はイヤバズ、いやイヤーバズ、という言い方も広まってきました。
色々事情が生じまして、もう1つイヤフォンを購入することにしまして、比較的リーズナブルな価格でアクティブノイズキャンセリング機能もついていて、そもそも音がいい、らしい、ということで買ってみました。
もくじ
1. 概要・スペックほか
HUAWEIの商品サイトはこちらです。
スペック
サイズ
各イヤホン
高さ: 37.5 mm
幅: 21 mm
奥行: 23.9 mm
重さ: 約5.5 g
充電ケース
高さ: 48.0 mm
幅: 61.8 mm
奥行: 27.5mm
重さ: 約36.5 g
バッテリー
電池容量
各イヤホン: 55 mAh (min.)
充電ケース: 215 mAh (min.)
音楽連続再生時間
イヤホン単体の音楽再生時間:
10時間(ノイズキャンセリングOFF時)
7.5時間(ノイズキャンセリングON時)
音声通話:
6.5時間(ノイズキャンセリングをOFFにした場合)
5.5時間 (ノイズキャンセリングをONにした場合)
充電
リチウムイオン電池
操作
タッチセンサー: 2回押し / 長押し
接続性
Bluetooth標準規格: Bluetooth 5.2
ポップアップペアリング:対応(EMUI10以上のスマートフォンのみ対応)
装着検知: 対応
センサー
タッチセンサー内蔵
ドライバー
10 mm ダイナミックユニット
機能
アクティブノイズキャンセリング
通話ノイズキャンセリング
付属品
充電ケース、イヤーピース×3セット(L,M,S)、USB Type-C充電ケーブル、クイックスタートガイド、安全上のご注意、保証とアフターサービスのご案内
カラー
レッド,セラミックホワイト,カーボンブラック
機能
コンパクト×モダンな外観
コンパクトでポップなデザインの充電ケースは、触らかで温かみのある楕円型。流線型の曲線を描き、美しい光沢のあるイヤホンは、あなたの魅力を演出します。カラーは、セラミックホワイト、カーボンブラック、レッドの3色で、あなたの昼夜をダイナミックなスタイルで彩ります。
長時間つけていても快適
HUAWEI FreeBuds 4iは人間工学に基づいて設計されており、ぴったり安定して耳にフィットします。また、超軽量なので、長時間のリスニングでも圧迫感が少なく一日中装着しても快適です。
アクティブノイズキャンセリング搭載
センサーが周囲の環境音を認識してノイズを低減します。どこへ行くときも、いつでも好きな音楽を快適に楽しむことができます。
WEB会議でクリアな声を
独自のビームフォーミング技術とAIノイズリダクション技術を組み合わせた、デュアルマイクの通話ノイズキャンセリング搭載。人混みの中でもあなたの声をきちんと拾い、通話相手にクリアではっきりした声を届けることができます。また、デュアル風ノイズ低減構造を採用し、屋外での風切り音を効果的に低減します。
外部音取り込みモード対応
イヤホンを外さなくても周囲の音を取り込めるため、会話も手軽にできます。操作もイヤホンを長押しするだけなので、楽に外部音取り込みモードに切り替えることができます。
一日中音楽を楽しめる、強力なバッテリー性能
フル充電の状態から約10時間の連続音楽再生を可能にする長時間バッテリー搭載※1。また、急速充電により、約10分間の充電で約4時間の連続音楽再生ができます※2。
※1:データは、ANCをOFF、音量を50%に設定し、AACモードを有効にした場合。ファーウェイラボのテスト結果に基づきます。
※2:ケースに80%以上のバッテリーが残っている場合。再生時間はANCをOFF、音量を50%に設定し、AACモードを有効にした場合。ファーウェイラボのテスト結果に基づきます。
思わずため息がでるようなクリアな音質
10mmのダイナミックコイルドライバーと高感度ポリマー振動板が、豊かな楽器のハーモニーとクリアなボーカル、迫力の低音、そして絶妙なバランスのサウンドをもたらします。小さくてもパワフルな音質で、聴く人に感動をもたらします
EMUI11のスマホとの連携でより低遅延
EMUI11搭載のスマートフォンと組み合わせることでより低遅延を実現。
お気に入りのゲームの音と映像をずれることなく楽しめます。
ポップアップ接続
EMUI10以上のスマートフォンやタブレットと組み合わせると、充電ケースを開くだけで、ポップアップ通知が表示され、HUAWEI FreeBuds 4iとのペアリングを一度だけ承認すれば、以降は充電ケースを開くたびにイヤホンが自動接続されます。
イヤホンをタッチで手軽に操作
イヤホンの両サイドに静電容量式センサーを内蔵しており、直感的なタッチ操作が可能。高度なアルゴリズムにより、より正確なレスポンスを実現し、音楽の再生、通話、ANCのON/OFFなどを、簡単な操作で行うことができます。
2回タップ:音楽を再生/一時停止
2回タップ:電話に出る/電話を終了する
長押し:ANC/外聞音取り込みモード/オフ
2. 使ってみて雑感
見た目
写真だとわかりにくいかもしれませんが、大変コンパクトです。
ケースを取り出してみてちょっと驚くほどの小ささです。
ケース背面は平らになっていますが、ほかは全部丸いので正面上に向けて置く以外の置き方はない、という感じです。
ケース表面は光沢のあるプラスチックで、傷が目立ちそうです。
意外と滑りやすい感じでしょうか。
イヤフォン本体も同じ感じで光沢あってかつ滑りやすい感触です。
これが小さいケースにピッチリでしまわれているので、取り出しにくい取り出しにくい、ほんとに。
音を聞く前に、これが少し腹立たしいくらいに気になりました。
スーッと取り出すことができないのです、滑っちゃって。
なんだか苦労します、取り出すのに。
歳のせいなんでしょうか・・・。
イヤフォンとしては、イヤピースで密着させるタイプで、うどんタイプです。黒にしましたので黒うどん。
イヤピースはMが取り付けられていて、それ以外にLとSが付属しているというシンプルなものです。
AirPods Proがうどん部分が随分短くなったので、そっち方向に世の中進むのかと思いきや、Ankerもこれもまだ長めで勝負中です。
音とノイズキャンセリング
良いですね。クリアです。
シャリシャリとしたチープな音(昔のスマホのスピーカーで聴ける音みたいなシャリシャリ音)では全くありません。
Anker Soundcore Liberty Air 2もクリアですが、高音と低音がしっかりしていて、逆に少し加工している感じがするのですが、これはそこまで強くないです。
きれいに聞こえるように多少ドンシャリ的な加工はあると思いますが、それほど強い感じはせず、まあまあ自然です。
音の輪郭が分かると言うか、立体感を感じられると言うか、そんな感じもあります。ゼンハイザーほどではないですが。
低音はそこそこしっかりした音で、BOSEのスピーカーやAnker Soundcore Liberty Air 2で感じるような、少し加工感のある、お腹に響く的な重たい感じはないですが、かえって自然に聴こえるように思います。
ゼンハイザーはノイズキャンセリングはないですが、音が本当に綺麗に伝わります。ゼンハイザーの場合は、高音と低音が強く出る感じはなく、中音域も含めてクリアに聞こえてきますし、自然な立体感を感じます。
それに比べると少しドンシャリに近いような高音域と低音域の強さは感じますが、嫌に感じるほどの強さではないと思います。
普通にクリアで立体感のあるサウンドを楽しめます。
もともとの価格差を考えるとすごいですね。
久しぶりにビリー・ジョエルのオネスティとか、古い曲を聴きましたが、こんなにいい曲なんだなとあらためて感じさせてくれます。
ノイズキャンセリングは強くないです。あくまでもサポート的な機能に感じます。
ノイズキャンセリングをオンにして違和感が生じることはないので、十分です。
外音取り込みもそれほど強くないように思いますが、あまり重視していないのでノイズキャンセリングと外音取り込みはほかのご意見もあるのかも。
いずれにしても、クリアで立体感があり、きれいな音だと思います。
それから、Web会議等で使う場合にマイクの性能も重要になりますので、デスクトップWindowsマシンに接続した状態で、いくつか所有しているイヤフォン等で喋った声を録音して確認してみました。
自然に録音できる機種は実は別の機種でしたが、このFreeBuds 4iは一番ノイズが少なく録音できていました。
少し加工感のある音になっていますが、逆に、周りで生じるノイズが消えているということと一体の現象のようです。
したがって、結構聞き取りやすい音で拾えているかな、と思いました。
最近のこの手のイヤフォン等のマイク性能も素晴らしいと思います。
接続性
すごく良いです。
こいうチューニングの凄さは、様々な通信機器を扱っているという特性からなのかわかりませんが、さすがという感じの安定感です。
ケースから取り出したら、最後に接続していた機器とすんなり接続します。
その後はブツブツや音飛びはないです。
ゼンハイザーの場合は、少し発生するのですが、これは遭遇しません。
ただ、ゼンハイザーの場合でも、デスクトップWindowsマシンにBluetoothドングルさしてBluetooth接続したケースでの事例であって、どちらかと言うとそちらの問題であって、イヤフォン側ではないような気はしますが。
少なくとも、PixelやiPadとの接続ではいずれの場合も安定しています。
少々離れたところでも安定感は高いと思います。
音飛びはイライラさせられるのでこの接続安定性は素晴らしいです。
操作性
まず、操作はうどんの付け根の部分をタップするタイプです。
押し込むタイプは廃れ気味なのでしょうか。確かにぐっと耳の中に入り込む感じが嫌かもしれないです。
さて、タップの反応ですが、これまで触ったイヤフォンの中で一番マトモです。
SONYのWF-1000XM3は、ちょくちょく操作に反応がなかったり、シングルタップとダブルタップがきちんと認識されなかったり、正直使い物にならないことがあるくらいイマイチですが、これはまあまあの反応です。
で、操作ですが、タブルタップと長押ししかないです。
またそれを変更することは専用アプリでできますが、選択の幅が小さいのであまり自分好みへの調整は余地が小さいです。
歳を取ると細かいことを覚えていることが難しくなるので、いくつかあるイヤフォンで操作性を揃えたいのですが、ちょっと難しそうです。
が、反応が正確なのが一番嬉しいかも。
アプリ
まず最初に、そっか~、ってなるのは、アメリカを中心とするHUAWEI外しの影響なのか、アプリがGoogle Playにない、というかあるのですが、更新が追いついていないバージョンらしく、FreeBuds 3までしか機種が拾えないものになっています。
で、困って、久しぶりに取扱説明書を見てみると、直接ダウンロードしてインストールするためのQRコードが付いているではないですか。
なるほど~、こんな事になってるんだなと。
上に記載してある取扱説明書へのリンクで表示されるクイックスタートの2ページめにQRコードが付いています。
ここから最新のアプリをダウンロードして、インストールすることでFreeBuds 4iにも接続できるようになります。
AI Lifeという名前のアプリです。
アプリなしでも使えますので特にこだわらなくても良いかもしれませんが、操作を調整できるのと、ファームウェアの更新ができるので、やっぱり入れておくに越したことはなさそうです。
設定画面などいくつかご紹介します。
最初に立ち上げるとこの画面です、が、最初は当然、接続済機器は存在しませんので、右上のプラス記号で追加することになります。
ただ、上記のアプリのダウンロードからのインストールでも、どうも最新版のアプリではないらしく、私の場合はまず1回アプリのバージョンアップが必要になっていました。
また、ファームウェアの更新もありました。
そして、本日この記事を書くのにアプリを立ち上げたりしていたら、再びアプリのバージョンアップが届いていました。
デバイス、ここではFreeBuds 4iを選択すると最初の画面が上の画面です。
更新をタップすると上の通り更新確認ができます。
なお、ノイズコントロールのエリアの各ボタンで、ノイズキャンセリング、外部音取り込み、オフ、が選択できます。
本体のダブルタップで操作したりできますが、ここで直接変更することができる、ということです。
ショートカット、をタップすると、上の画面の通り、まず左右イヤフォンのダブルタップ操作に対する動作割当を選択できる画面になります。
シングルタップはないんですね。
長押し、で同様に左右イヤフォンの長押しの操作に対する動作割当を設定できます。
左右別々に設定することができなくて、左右ともに同じノイズコントロールモードのオンオフのみになります。
この辺、もう少し細かい設定ができるようだとありがたいのですが、少し残念です。
設定を選択すると、上の画面の通り、耳からイヤフォンを取り外した時に再生を一時停止、再度装着すると再生再開の設定をオンオフできます。
必要最低限の機能が提供されるアプリ、ということだと思います。
まあ、そんなに使うものでもないですし、慣れも大きいでしょうし。
まとめ
とても良いと思います。
価格対比でこの音、接続の安定性、ノイズキャンセリング等の機能、加えてコンパクトでシンプル。
マイクからの音もクリアに聞こえますので、Web会議等でも役に立つでしょう。
それから、バッテリの持ちも良さそうですし、かつ充電も早いし。
5/5までAmazonで800円オフのクーポンが付いています。普段から8,800円という最安値で売られているようですが、8,000円なら安い!
回し者でもなんでもないですが、買うなら今がチャンスです。
そう言うと、AppleがAirPodsの生産量を減らしている、理由は競争激化で売れ行きが伸びてないから、みたいな記事を見ましたが、Amazonで見ると、確かにAnkerやこのHUAWEIも、それからその他有象無象多くのメーカー、ブランドがうどんタイプ、それ以外含めて完全ワイヤレスイヤフォンを売っていて、競争が激しくなる一方で、逆に音的にも機能的にも十分使えるものが増えてきて、ユーザーとしてはありがたい状況ですが、メーカーさんとしては大変なんでしょうね。
これに限りませんが、あると便利なワイヤレスイヤフォン、ぜひ活用してみてください。