Google Headphone Adapter USB-C 購入

Google Headphone Adapter 開けたところ

この状況下、在宅勤務が多くなって、Web会議や電話会議が多く設定されて、イヤフォンなどを使って会議参加する場面も増えました。

とは言え、会議はずーっと続くわけでもないですし、使うツールも違ったりするので、会議終了時には一旦ツールを落として、ワイヤレスのイヤフォンや骨伝導イヤフォンの電源も落としてしまうわけですが、どういうわけか、時々すんなりPCなどのBluetoothに接続できなくなることがあります。

それも、重要な会議を前にして時間があまりないときに限って接続がおかしくなります。

まあ、これは気のせいも含めてそう感じるんだとは思いますが、それにしても、何故か時間がないときとか、待たせるとまずいときに限って、繋がらなくなったりします。

で、慌てて有線のイヤフォンつないだりします。

有線はとにかく確実ですので、ありがたい存在です。

で、PCは3.5mmのジャックがありますが、ちょっと古くなったケースなのでフロントパネル側のジャックが少し馬鹿になりつつあるのか、ノイズが入ったりします。

それに、最後の手段のスマートフォンは、今使っているのは接続用のジャックと言えばUSB-Cのみ。

これはよくない、悪いことは重なったりしがちだ、と以前から少し気にしていました。

そんなところに、もう結構前になりますが、Pixel購入者あてだったか、なにかの際に、GoogleからGoogle Storeで使える1,000円分のクーポンが届きました。

Google Storeって、Pixelとかその周辺機器、Chromecast、Google Nestに加えて、ほんの数種類ですがケーブルなども販売しているGoogleさまのネットショップです。

USB-Cケーブルもありますが、結構お高い。

1,000円とは、中途半端過ぎて使えんなぁ、と放置していました。

が、よく見てみると、あるではないですか、3.5mmのイヤフォンジャックをUSB-Cに変換するプラグと言うか短いコードみたいのが。

税込みで1,320円。送料無料。

実質出費は320円のみ、ということで、購入してみました。

相変わらず、1時間ほどで出荷準備に入る、と書かれている割に、なかなか出荷準備中と表示されず、で放置してると、いつの間にか出荷されました、になっていて、さらに少し忘れていると、物が届くという、Windowsのプログレスバーみたい(失礼!)な仕組みは変わっていませんが、あっという間に届きました。

忙しかったので、週末に開封、早速使ってみました。

Google Headphone Adapter 外箱表
Google Headphone Adapter 外箱表
Google Headphone Adapter 外箱裏
Google Headphone Adapter 外箱裏
Google Headphone Adapter 外箱横
Google Headphone Adapter 外箱横
Google Headphone Adapter 取り出したところ
Google Headphone Adapter 取り出したところ
Google Headphone Adapter その他全体
Google Headphone Adapter その他全体
Google Headphone Adapter 説明書ほか
Google Headphone Adapter 説明書ほか
Google Headphone Adapter 本体
Google Headphone Adapter 本体

まあ、これだけなんですが。

早速、Google Pixel 5に接続してみました。

実際、現在の我が家、というか自分の所有するイヤフォン、ヘッドフォンでは有線のものは、かなり前にSamsungのGalaxyを使っていたとき、付属していたAKGのイヤフォンだけなので、これで試してみました。

はい、全く問題なく使えます。

音は、良い気がしますね。

そもそもイヤフォン自体が違っていますし、条件が全く違うので何の差でこうなるのかもわかりませんが、結構いい音で聞けます。

付属のイヤフォンでもAKGなので結構良いものなのかもしれませんが。

有線ということもあるのかもしれません。

3.5mmジャックで直接接続したときとどう違うかもよくわかりません、というか、少なくともPixel 5では比較できないので、わからないですね。

PCでちょっと馬鹿になりかかっているジャックで接続してみた音も良いです。なので、イヤフォン自体が悪くないのかも。

ここで、ふと疑問が。

私の自作のPCですが、基本の構成物はもう数年以上古い規格のものなのですが、それでも、M.2 SSDにしたり、メモリを64GBなどと、めちゃくちゃ多く積んだりして、VirtualBoxで複数OS環境立ち上げても困らないようにしてあって、グリグリのゲームをやらないという点以外ではかなりパワーマシンになっていて、マザーボードにはUSB 3もかなり用意されていて、USB 3.1 Gen2 Type-AとかUSB 3.1 Gen2 Type-Cなどもあります。

ということで、このPCのUSB 3.1 Gen2 Type-Cにこれを接続したら、そもそも音が出るのか、という疑問が。

で、早速やってみました。

ジャックを差し込むと、Headphone Adapterが使えるようになりました、というWindowsのメッセージが!

使える予感ですね。

で、そうです、普通に良い音が聴こえてきました。

これはありがたいです。

フロントパネルの3.5mmジャックが怪しいのでこれで接続して有線イヤフォンが使えることになります。

それも結構普通にいい音です。

ありがたい結果で、小さな買い物でしたが、結構な満足感になりました。

それにしても、コンピュータでの「音」の出力というのはどういう仕組みになっているのでしょうか、理解できていません。

大昔は、わざわざSoundBlasterなどの拡張ボードを使って、PCの音を出していましたが、その後マザーボードにオンボードされるようになり、Realtekなどのチップメーカーのオンボードサウンドで簡便に音が出せるようになり、mp3からロスレスやハイレゾ時代になっても、そんなに音にこだわらなければ、オンボードサウンドでも十分という状態で、あまり気にしないでここまで来ています。

今回のケースだと、USB-Cから音のデータも出力されている、ということになるので、サウンドチップを通っているのか?通らなくても音のデータは生成されているのか?そういうとHDMIはビデオボードから1つのケーブルで音も一緒に出力しているけどこれはどうなってるんだ?結局、どういう経路が一番音が良いんだ?などなど、不思議に思うことがいっぱいありますが、今のところは良しとして、便利な仕組みに感謝です。

USB-Cは充電パワーも更に高い規格ができた?または高い性能が引き出せた?とかいう話もあり、ディスプレイとの接続から、データ通信、音の出力、充電とマルチな規格になって、便利さが向上してきていますね。

いまはまだ、それぞれの規格にしっかり対応したケーブルを買わないと使えなかったりしますし、画像出力は相応のプロファイルでやろうとするとかなり高価なケーブルになりますし、かつ、固くて取り回しもよくないですが、このまま、PC、TV、スマートフォン、イヤフォン・ヘッドフォン、充電器、電源、すべての有線規格がこれに一本化されるようになると、本当に便利ですごいことになるんじゃないでしょうか。

有線は全部USB-C規格でユニバーサル、そうでなければ、モバイル通信規格、Wi-Fi規格、Bluetooth、NFC等の無線規格で接続、という時代に、そのうちなるかもですね。

小さなアダプターの紹介でした。

あると便利かも、です。

(2021.6.13 追記)

早速少し調べてみました。

どうやら、コンピュータの中では音情報は常にデジタルデータとして生成されてて、っていうか、ここは当たり前だと思いますが、で、このデジタルデータの音情報をどこかでアナログの音情報に変換して、最後は3.5mmのケーブルみたいなものでスピーカーとかヘッドフォン・イヤフォンに届けられることで、人間の耳に音として届くことになる、ということだそうです。

で、そのデジタルデータからアナログに変換するのをどこでやっているか、ということみたいです。

オンボードのサウンドチップがその役割を果たしている1つで、これは以前はまだ処理がイマイチでPC内部の無用な雑情報を拾うのでノイズが入ったりして音質が良くないというような話があったようですが、今は随分性能が良くなっていて、普通のマザーボードのオンボードサウンドチップで通常は十分、ということみたいです。

しかも一般的なRealtekのサウンドチップクラスだとハイレゾ対応しているそうなので、オンボードサウンドチップでアナログ化して、3.5mmケーブルでアナログ情報として取り出して、スピーカーとかにつないで音を出せば、それなりにきちんとした音で楽しめるのが、現在の実際のところ。

同時に、USBの規格上、USBは音のデジタルデータを取り扱うことが規定されているそうで、準拠したドライバ(通常はOSレベルで提供されている)があれば、USBで信号をやり取りできるということだそうです。

HDMIもよく考えてみると、nVidiaのビデオボードを使って、ドライバを導入すると、サウンドのドライバも導入されますので、規格としては、HDMIの規格の中で音のデジタルデータを扱うことが規定されているということでしょうね。

USBでは、USB自体とドライバがどこまで対応しているか、という問題はあるみたいですが、適切な組み合わせにすれば、USBでハイレゾのデジタルデータを扱うことができるようです。

結果、USBでデジタルのままのデータを取り出して、USB接続の外付のサウンド変換装置、つまりDACというものを使って、アナログに変換してスピーカーとかに渡すということで、音になるそうです。

HDMIなら、ディスプレイなどに出力されて、ディスプレイの中におそらくDACがあり、それにスピーカーが装備されていれば、それで音が出てくると。

または3.5mmの口がついているのが通常ですから、ここにスピーカーとかを接続して、音を取り出すということですね。

いずれにしてもUSBでデジタルデータを取り出して、外でアナログ変換する方法のほうが、デジタルデータのままPCから取り出すので劣化がないという話が書かれてますね。

まあ、音はスピーカーとかケーブルとかほかのところで全く変わってしまうので、実際のところどうかよくわかりませんが、というのが通常レベルの話のようですが。

で、じゃあ、このアダプタケーブルは何なんだ、という話ですが、そもそも、USBは音のデジタルデータを扱うことが規定されているということな上に、アナログ化されたデータを扱うのもオプションでありなんだそうです。USB-Cの規格なのかもしれませんが。

USB-Cでアナログのサウンドデータを出力しているかは、単純に端末次第、ということみたいで、GalaxyとかHuaweiの端末とか、Xperiaもだったかな、出力している方、Pixelなんかは出力しない方、だそうです。

ということは、Pixelで音が聴こえたということは、どこかでUSBの音のデジタルデータをアナログ化するDACの機能が働いていることになりますが、どうやら、このアダプタがこの小さい中でその機能を提供している、ということのようです。

世の中のこの手のケーブルには、アナログデータをUSB-Cの口から3.5mmの口に切り替えるだけの変換ケーブルタイプと、デジタルデータをアナログ化するDAC機能も内蔵したタイプのケーブルの2種類が存在しているそうです。

USB-Cでは音のデジタルデータを扱うことが規格化されているので、購入するならDAC機能を内蔵したものを買うのがよろしい、ということになるようです。

ということで、結果オーライだったということですね。まあ、Google Storeで買いましたし、当然といえば当然の結果でしょうが。

少しスッキリしたので書きました。