私にとっては2台目のスマートウォッチになる、Fossil Sport Smartwatch 41mmをご紹介します。
もくじ
1. スペックほか
もう販売開始から随分立ちますので、スペックとしてはそれほどのものではないと思いますが、かつてMotorolaのmoto 360を使っていた経験から、これはいけるかも、って思って購入したものです。
既に公式サイトでも半額になってるんですね。しかも黒はもう残っていない?
ちょっと悲しい。
スペックは、ざっと下の通り。
- OS: Wear OS by Google
- CPU: Qualcomm Snapdragon Wear 3100
- RAM: 512MB
- ROM: 4GB
- サイズ: 直径 41mm 厚み 12mm 円周 190mm (バンド幅 18mm)
- ディスプレイ: 390×390 丸型タッチパネル
- 通信: WiFi 802.11 b/g/n, Bluetooth 4.2
- センサー: GPS, Gセンサー, 心拍モニター, NFC
- バッテリー: 350mAh
- その他: 5気圧防水、Bluetooth 4.2 Low Energy 対応
内蔵GPSで、スマホなしでも、例えばジョギングの際などでも、GPSによる位置情報トラッキングが可能です。
心拍数のモニターも可能ですので、アプリと連動させることで運動中の心拍数の変化なども記録することができます。
5気圧防水もいいですね。と言っても、ダイビング等のニーズにはもたないようですが、水に触れる機会の多い仕事の方や、水上スポーツなどの場面でも心配なく利用できるようです。
2. 購入理由
もともと、この手のガジェットは大好きですので、以前はMotorolaのmoto 360を使っていました。4年くらい前でしょうか。SonyのXperiaと組み合わせて愛用していました。
でも、いくつか理由があって手放してしまいました。
- バッテリーの持ちがイマイチで、帰りが遅くなる日は時計が見えなくなってしまうことがしばしば発生した。
- スマホの方のバッテリー持ちにも影響を与えているようで、スマホも帰りが遅くなる日には節約モードに入ってしまうようなことが多々発生し始めた。
- すぐに時間を見たいと思っても、手首の動かし方やシステムの状態等ですぐに点灯して時間が見えると限らない。
- そもそも、動きが常時もっさりなので、イライラして、スマホ取り出すほうがまし、ということになりがち。
- ずっと点灯しているモードにすると、いよいよバッテリーが持たない
- 考えてみれば、そんなにすぐに確認したい情報やメッセージがあるわけでもないので、そんなにニーズがあるわけではない。
ということで、あってもそんなに使わない、むしろバッテリー的には邪魔なくらい、おもちゃとしては面白いけど、十分に楽しめるほどキビキビ動くわけでもなく、それでいてバッテリー持ちは悪く、スマホも悪くなる、って話で、買取価格を見ると、まあまあの値段だったので、売り払ってしまったのでした。
しばらく普通の時計をしていましたが、このFossil Sport Smartwatchのニュースが出たときに、心惹かれてしまいました。
CPUが新しいものになっていると明記されており、動作やバッテリー持ちの改善がある、と書かれている記事等が多く出ていました。
これは買いじゃないか・・・、となったわけです。日本でいつから発売かよくわからないでいましたが、見てるとFossilの日本のサイトで普通に通販で購入できる状態になったので、しばらく悩みましたが、思い切って購入となりました。
定価での購入ですので、正直少し高いかなという印象でした。
本来メンズのサイズは43mmのものだと思うのですが、悩みに悩んで41mmの方にしました。
手首がすごく細いので、あまりに大きい腕時計は滑稽かなと。
3. 使い心地
2018年の年末近くに購入しましたので、購入して約1年半、ほぼ毎日つけて生活しています。
シリコンのバンドが付いていましたが、仕事のときもつけっぱなしにするので、少しだけ意識して、金属製のばんどを購入して付け替えています。
最近のものは、簡単に取り外しができる機構になっているので、便利です。以前は使い分けたりもしていましたが、1つのバンドに落ち着いてしまいました。
特別なアプリなどは入れていません。動きが重たい、というか、もっさりなので、わざわざなにか追加して使っていこう、という気にはなかなかなりません。基本的なGoogle Fitとかでランニングやウォーキング、エアロバイク中の身体の計測したり、アラーム、ストップウォッチの機能使ったり、LINE等のメッセージをちらっと見たり、メモを見たり、といった簡単な使い方のみです。
少し前に軽いバージョンアップのようなものがあって、タイル式のインターフェイスが登場しました。これは悪くないと思います。
とにかく動線が長すぎるのは、実用的ではなくなります。
ウォッチフェイスのカスタマイズというか、は、Watch Face – Minimal & Elegant for Android Wear OSというアプリを使っています。これくらいでしょうか、カスタマイズ系アプリを入れているのは。
細かくカスタマイズもできますし、人気のフェイスの設定一式をそのままダウンロードして適用することもできます。シンプルで見やすいものを探して、時々変更したりしています。
相変わらず、そんなにバッテリー持ちが劇的に良くなっている、ということはないので、通常は消灯している設定で使っていますが、肝心の時間をすぐに見たいときに見れないことも多々あり、相変わらず、少々イライラさせられたりしています。慣れますが。
右側真中のボタンがアプリランチャーで、上下にアプリのリストが見れるようになって、タップして起動します。
左から右へのスワイプで、AndroidスマホでGoogleのランチャーにしていると同じ操作で登場するGoogleアプリを立ち上げたのと同じ状態になります。
右から左へのスワイプでタイル式のインターフェイスの設定されている情報が順次出てきます。全部で5面が設定可能です。
上のボタンと下のボタンは設定で割り当てができます。私は上のボタンは設定メニュー開くように設定し、下のボタンはGoogle Fitのエクササイズのアプリの立ち上げを設定しています。
毎日色々なことに積極的に使っているかと言うと、そうでもなく、本当に普通に腕時計として使いつつ、時々、アラーム、ストップウォッチ、メモ確認、等々で利用する程度の使い方です。
moto 360からの進化というと、少しもっさりが弱くなったのと、バッテリー持ちが少し良くなったのと、くらいは感じますが、劇的な変化というほどではないように感じます。
いまのところ、大人用のおもちゃとしてはマアマアですが、実用的なものかというと、まだ少し進化が必要だと感じます。
ガジェット好きの私は、まあいいかくらいの軽いの気持ちで適当に愛用していますが、普通の方々の一般的な腕時計として利用に加えて便利な機能を提供するものとして、おすすめのデバイスかと言うと、正直まだまだじゃないでしょうか。
それにしても、最近は、Wear OSのバージョンアップ等の噂もめっきり聞かなくなり、新しいモデルが登場するといった話も全然聞かなくなりましたし、結局は終了するデバイスになっていくのでしょうか・・・。
Fossilさんも色々と出されているようですが、ファッションとしての変化はあると思いますが、Androidデバイスとしての進化はあまりないまま数年たっているように感じます。
Apple Watchは、最近はほんとに多くの腕につけられているのを見るようになりましたが、こちらは着実に進化を繰り返して、使えるスマートデバイスになってきているということなのでしょうか。(価格がかなり違いますが。)
そろそろ、Android OSのメジャーバージョンアップに合わせて、くらいのタイミングで新しいWear OSでも登場してくれないですかね。
そもそも、まだまだバッテリーや処理速度といった基本的な性能の向上が必要です。さっと使えるのがミソのハズなのに、何をするにもコンマ数秒、から1、2秒待たされつつ、というのは実用性の観点からはかなり厳しいと思います。
ハードウェアそのものの進化が待たれます。
とは言え、面白いおもちゃの1つです。