単純にガジェットと言うか、おもちゃみたいなものをいじってみたくなるので、そもそも、そんなモノ使うのか、というようなものを買ってることがあり、その1つがこれです。
一昨年車を買い替えて以降、まだコロナ禍が広がる前で、かみさんや子どもたちと日帰り旅行で遠出することが増えてきて、そのときに動画を撮影するのにいいかと、以前からおもちゃ的に気になっていたのを、去年の春先、徐々にコロナ禍が広がり始める、少し前に購入したのでした。
今となっては、外出もそうそうままならない中で、あまり活躍の場はないままですが、あると便利かな、というタイプのモノとしてご紹介するものです。
なお、私が購入したのは「FeiyuTech Vlog Pocket」で、この中ではすべてその「FeiyuTech Vlog Pocket」のことを紹介していますが、いまでは新しい後継の「FeiyuTech Vlog Pocket 2」が登場していて、私が買ったのとそんなに大差ない価格で売られていますので、下のリンク先などは新しい後継機種の方を紹介しています。
もくじ
1. 概要・スペックほか
FeiyuTech Vlog Pocketの商品サイトはこちらです。取扱説明書はこちら。
Amazon商品ページから引用紹介します。(問題ありましたらご指摘ください。)
若干日本語がたどたどしいところがある気がしますが・・・。
FeiyuTech VLOG Pocket スマホスタビライザー270g超軽量 超小型
FeiyuTech史上超小型折り畳みスマホ用ジンバル(黒、ピンク)はYouTube、Vlogを撮影するために設計されており、市場で270g超軽量の折りたたみ式スマートフォンジンバルです。
FeiyuTech 3軸スマホジンバル–Vlog Pocketスマホ用ジンバルはバランスを取ることなく、iOS 対応、Androidでも基本カメラアプリで問題なく使用できます。
- 折りたたみ式スタビライザー超輕量超小型コンパクトジンバル: いつでもどこでも、簡単にジンバルを使った撮影が可能になります。
- 基本的な撮影モードは「パン(デフォルト)/ロック/フォロー」の3つ。フォローモードのまま逆手にするとローアングル撮影もできます。デフォルトでランドスケープモード(横位置)で起動しますが、ファンクションボタンを2回押すとポートレートモード(縦位置)へトグルで切り替えできます。
- 超小型超軽量270グラム:スマートフォンの内蔵カメラ、インテリジェントなオブジェクト追跡、 超小型スマートフォン用ジンバルスタビライザー は240グラム重量の荷重ペイロード容量をサポートします。
- 長時間駆動バッテリー: 内蔵バッテリーは10時間駆動。常に撮影中の電池切れの心配はありません。
- ドリーズームもアプリ(Dolly-Zoom)内のモード変更で簡単に撮影可能。
- パノラマ撮影もジンバルを使って簡単に行えます。
- 簡単に使える顔認識、オブジェクトおよび顔追跡
- 簡単なバランス調整で、誰でも簡単に使い始めることができます。
- 顔とオブジェクトで自動追尾も行うことができます。
- オーバーラップ撮影が可能になり、簡単に映像表現の幅を広げることができます。
注意:
1. ジンバルの電源を入れる前に3っ位置ロックを解除します。
2. 初めて電源を入れる前に、ジンバルを完全に充電してください。
3. VLOG Pocketジンバルの電源を入れる前にスマホをしっかりと装着は必要です。
4. AndroidiOS 9.0以上、Android 6.0以上が必要です。 Androidバージョンの場合、ブラウザを使用してQRコードをスキャンし、ダウンロードしてください。
5. 初期化操作手顺にご注意ください。Vlog Pocket ジンバルがテーブルの表面に配置されているパン軸上を移動している場合、お客様はこの問題を解決するために初期化プロセスを調整する必要があります。電源を入れた後、5ストライクの初期化機能を使用してジンバルの姿勢を調整します。詳細的なボタンの写真と操作手順については、それをご参照してください。
(1) モードボタンを5回押し、クリックしてビープ音が聞こえたら作業を停止します。
この時点では、ステータスインジケータLEDライトは常に青色です。
(2) VLOG Pocketスタビライザーはデスクトップに配置され、自動的に検出されると、VLOG Pocketスタビライザーが自動的に初期化されます。
青いLEDライトが安定 した点滅から3回の周期的な点滅に変わると、初期化は成功です。
(3) 初期化が正常に完了したら、機能キーをクリックして起動します。
ご注意ください:初期化が長時間失敗した場合は、「ウェイクアップ」をクリック して、初期化を再起動してください。
簡単にバランスを取り、色々撮影できる取り付ける前にスマートフォンケースを外すことをお勧めします。 スマートフォンホルダーのロゴは上向きにしてください。 スマートフォンホルダーは中央に置いてください。 スマートフォンを取り付けた後にスマートフォンが傾く場合は、スマートフォンを左右にスライドさせてバランスを調整してください。 | Bluetoothにスマホと接続するFeiyuTech Vlog Pocket3軸ジンバルと携帯電話のBluetooth経由で接続するだけで、強力なFeiyu ON APP機能を使用して作成を完了できます。屋外写真撮影やYouTube動画、Vlog動画開始をハンドルのボタンで行うことができます。 | 270g超軽量 240g耐荷重FeiyuTech VLOG Pocketジンバルは革新的的な折りたたみができる超小型ジンバルです。ほとんどのスマホに対応、横幅42-88mmで重量 240g までのスマートフォンに対応。FeiyuTech Vlog Pocketジンバルの非常にコンパクトなデザインながら、ほとんどのスマートフォンを搭載することができます。 |
3っ位置ロック解除の方法使用前にパン軸クランプとロール軸クランプのロックを解除します。ジンバルの電源を入れる前に位置ロックを解除必要があります。スマホホルダーの後ろに3個ポジションロックがありますので、少し力を入れてロックを解除してください。 逆方向に回してロックします。 | 進化した専用アプリ — FeiyuON簡単なFeiyuTech ジンバルインストールとセットアップ:FeiyuTech VLOG Pocketを使用すると、ユーザーはさまざまな高度なテクニックを把握し、優れた写真家になれます。 | 横縦撮影スイッチ撮影方向も自由自在水平および垂直撮影、自由に切り替えるスマートフォンの縦、横を片手のボタンクリックで簡単に変更可能があります。 |
2. 使ってみて雑感
利用する機会が多くあるわけではなく、限られた経験からの感想です。
まず、個人的に最大の点ですが、うーん、正直、芸能人とかブロガーとかYouTuberでもなく、なにか名が知られているわけでもなく、何者でもないものがこれでなにか撮影している様は、これだけ自撮り棒で写真取るのが普通になっている中でも、若干、いや結構違和感がありますね、正直。
鎌倉が大好きなので、単に小町通りや鶴岡八幡宮と若宮大路をぶらぶら歩いたり、それから、長谷寺とかその他のお寺を廻ったり、134号沿いをドライブしながら適当なお店に入って食事したり、江ノ島水族館行ったり、とよく出かけはしますが、例えばこんなところでいくらコンパクトとは言え、これを持って歩き回るのは、辛いです。
景色を撮影したいなら、カメラのほうがいいですね、深度が違ったり、とにかくぜんぜん違うものですし。
タイムラプスとかは、面白いので見入ってしまいますが、旅行で出かけて撮影する話でもないと思いますし。
じゃあ、なにか動くものでも、となると、連れということになりますが、撮影してもしょうがない、の典型ですので、少しスナップ的に撮影するのはありですが、コンパクトだと言ってもこれをえっちらおっちら取り出して長撮影する話でもないです。
連れで撮られるのを喜ぶのも、まずいませんし。
スポーツやアクティビティをやっているときの様を撮影するのは面白いかもしれませんが、そんなにいつもいつもスノボやスケボー、シュノーケリング、ダイビングなどなどやっているわけでもないです。
ということで、それが、そのものが趣味とか、なにかしら実益を兼ねている、ということでもない限り、通常のカメラを使う以上にこれを使うことが生きる場面が、あまりないんですね。
これは、購入する際に考えた一体どこで使うんだ?という自問がそのまま、そうでした、ということになっています。
YouTuberやレビュアーの皆さまが大変多くのこの手の機材のようなものをレビュー、紹介されますが、マッチポンプみたいなもの、とでもいいますか、昔あった情報商材みたいなものと似通っていて、実際はメーカーと小売店とごく一部の真の利用者が得するタイプの商品に近いのかな、と感じます。
と言っても、それは、メーカーや、まあ小売店もそんなに悪いわけじゃなくて、そうやって儲ける仕組みがあり、それが一定程度役に立っていて、時々、少しずれた有りようになっているケースの1つということだと理解しています。
ネットで起きていることの多くは、最後は自分でしっかりね、の世界に近いと思うので、これはこれで、よく考えましょう、というだけのことですね。
と、少し辛めのことを書きましたが、商品としてはすごく良くできていて、なんとまあこんなに便利なものがこんなに安く簡単に手に入るというのは、驚きだ、という感じでしょうか。
大昔、35mmフィルムでの撮影をやったことがありますが、もちろん固定してやるわけですが、当然光の具合に始まり、それはそれは大変なものだった印象ですが、これを使えば少なくともすごく安定したきれいな動画撮影が可能になります。
その威力は、小さいお子さんの成長記録みたいな撮影で生きると思います。
我が家の場合はもう子どもたちも大きくて、というか大きいを通り越してますので、ビデオ撮影自体のニーズがあまりなく、かえって、そもそもなぜ買ったんだの話になっていて、逆に、まだ小さいお子さんがいる、これから生まれてくる、みたいな状況であれば、本当に楽しい撮影ができます。
よちよち歩きするチビちゃんを上手に撮影するのはお手の物です。
保育園、幼稚園、小学校などなどのイベントから家族旅行など、たくさん撮影する機会があるでしょうから、せっかくならこれくらいの投資をして、上手に残しておきたい、というのは、生きる使い方だと思います。
と、根本的なところはこれくらいで、機能面です。
よくできています。
3つのモードで使えます。
- パンモード(デフォルト)
ロール軸とチルト軸の向きが固定され、ユーザーの手の左右の動きに従ってスマートフォンが動きます - ロックモード
カメラの向きが固定されます - フォローモード
ロール軸の向きが固定され、ユーザーの手の上下左右の動きに従ってスマートフォンが動きます
それぞれに、ぴったり来るシーンがあるので、これは必須だと思われますが、それぞれ簡単に選択できますし、しっかり安定、必要なところはまあまあ期待通りの動きをしてくれます。
ローアングル撮影ができるように、下向きに持つような形の設定も可能です。
縦撮り、横取りのいずれも可能で簡単に行き来できます。
Feiyu ONという撮影用の専用アプリが用意されていて、それをインストールしたスマートフォンを取り付けて、そのスマートフォンとBluetoothで接続することで、さらにボタンによる操作が自在になります。
当該アプリからファームウェアのアップデートも可能になっています。(旧型はもうないと思いますが。)
スタンドが付属しているので、お子さんがあまりチョロチョロ動かない時分の撮影が、とても便利に簡単にできます。
家族が集って食事している場面の撮影などは、スタンドを上手に使って、撮影係という犠牲者を出さずにうまく撮影できることも多いと思います。
いくつか弱点に触れます。
まず、バッテリ持ちは、実測ではおそらくそれほど良くないです。マメに電源オンオフが重要かと思います。
それから、お決まりですが、充電ケーブルがMicroUSBです。旧型なのでしょうがないですが。
コンパクトになる分、使える状態にするのには少し手間がかかります。
使える状態にして、電源オフにして持ち歩く格好になろうかと思いますが、それはそれで結構な嵩になりますし、そもそも片手がうまって邪魔にはなります。
ジョイスティックみたいのがないので、ロックモードのときに少し調整したい、みたいな操作がちょっと面倒です。(新型にはあるようです。)
ボタン類をシンプルにしてくれている分、操作がちょっと複雑になりがちで、そうそう使う場面がない中では、操作を覚えていられず、毎回困惑と動揺があり、慣れるのに少し時間が必要になります。
スマートフォンが取り付けっぱなしになりがちなので、まあ、普通にスマートフォンを使うときの取り外しが面倒で、で、また取り付けが面倒で、ということで、使うのが億劫になりそうな、そんなところがあります。
近頃の製品では、強力磁石を使ったような簡単な取り付けが可能なものもあるようで、理想的にはそういうッタ者のほうがありがたいですね。
と弱点をたくさん書いているようになってしまいましたが、ものとしてはよくできていますし、撮影という点では本当に便利です。役に立ちます。
きれいに撮影できます。
徐々に洗練度が上がっていくたぐいの商品だと思いますので、それも楽しみにしながら、でも、特にかわいいお子さんを上手に撮影したいといった、はっきりした目的があるならば、早めに使われると、便利さを実感できるものじゃないでしょうか。
で、追加で紹介ですが、最近はTVでタレントさんが持っている場面を見ることも増えた、GoProならぬ、DJI Pocketのようなポケットサイズの小型ジンバルカメラがより良いのかな、と気になり始めています。
専用なので、つけたり外したりの手間もなく、かなりのコンパクトさ、それでいてきれいな撮影も可能、とくれば、少々値が張ってもこっちのほうが実用性は高いかもしれません。
少々値が張る、ですが、スマートフォン用のジンバルから比べると倍以上の値段になりますし、やっぱり根本的に何を撮影したいんだっけ、ということがはっきりしないと、お金を出す意味がなくなってしまうところは同じですね。
繰り返しですが、家族や特にお子さんの撮影など、そういった場面がある方、スマホを上手に活用して写真や動画を撮影していきたい方には、おすすめの商品、それがこういったジンバル、ということになろうかと思います。