これまでいくつかご紹介した中に、中国メーカーの格安のミニPC(小型のデスクトップ型のPC)とか同じく中国メーカーの格安のノートPCとかもありました。
良いものは使ってきているわけですが、使っていると結構気になるところも出てきたりして、特に仕事で使う場合にはそういったストレスが嫌になっちゃうので、そうなると早めに切り替えたりしています。
今回は、やはりノートPCを標準的なWindows PCのレベルのものに置き換えようと考えて、いろいろ検討して、結局、DellのノートPCを購入するに至りましたので、ご紹介です。
メインのPCはあくまでも結構な高性能の自作デスクトップマシンということで、ただし、結構手を入れたりする関係上、仕事のリモートアクセスに支障が出る可能性を念頭に、かつ、簡単なことはリビングなんかで作業できるようにと、ノートPCを1台用意しています。
CHUWIのマシンは安い割にはしっかり動いてくれて良かったのですが、Windowsの場合は月に1回とその他に時々OSレベルのアップデートと言うかがあり、これは結構重たい作業になるのか、時間がかかります。
特にCPUもメモリも少なめのマシンには結構な負担になるので、時間がかかってしまいます。
待っているわけにもいかないので、仕事したりしていますが、時々再起動を求められたりして、なんとなく気持ち悪いまま1日過ごす羽目になったりして、気になるところではありました。
あと、キーボードのタッチが、やはり、価格相応ということで、あんまり良くないまま、なかなか慣れずにいました。
このあたりが気になったので、思い切って、日本で普通にWindowsマシンを購入する際に普通に検討するメーカーの普通のマシン、といっても、極力余計なものが入っていないシンプルなものが希望ですが、を対象にして、予算とにらめっこして、Dellのマシンにしたのでした。
ディスプレイサイズは結構悩みましたが、15インチクラスになってくると、相当な予算がないと重量が半端なくなってちょっと移動を想定できなくなる、という気がして、その手前の14インチにしました。
13インチだとちょっと小さいんですよね、老眼にはきつい、ということで。
その他条件などについて、下でスペック紹介などと一緒に紹介いたします。
もくじ
1. 概要・スペックほか
Dellの直販サイトの商品ページはこちらです。
Amazonでは、全く同じスペックの商品は扱っていないようですが、若干近いものがこちらです。
以下に引用などでご紹介します。
支障がありましたらお知らせください。
基本構成・カスタマイズ
第12世代 インテル® Core™ i5-1235U (10 コア,12MB キャッシュ, 最大 4.4 GHz まで可能 )
Windows 11 Home, 日本語
16GB, 2x8GB, DDR4, 3200MHz
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
インテル® Iris® Xe グラフィックス
14.0-インチ 16:10 FHD+ (1920 x 1200) 非光沢 非-タッチ 250nits 広視野角 ディスプレイ with ComfortView Support
プラチナシルバー
タイタン グレー 電源 ボタン 指紋認証リーダー 付き
インテル® Wi-Fi 6E AX211 2×2 Bluetooth 5.2 ワイヤレス カード
タイタングレー 日本語 バックライト キーボード
4-セル バッテリー, 54WHr (内蔵)
65W AC アダプター
Amazonの商品ページから
Brand | Dell |
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メーカー | Dell Computers |
シリーズ | Inspiron 14 5420 |
製品サイズ | 22.75 x 31.4 x 1.9 cm; 1.54 kg |
電池 | 1 リチウムポリマー 電池(付属) |
商品モデル番号 | MI554A-CHL |
カラー | シルバー |
フォームファクタ | ラップトップ |
商品の寸法 幅 × 高さ | 22.7 x 31.4 x 1.9 cm |
スタンディングスクリーンディスプレイサイズ | 14 インチ |
解像度 | 1920×1200ピクセル |
解像度 | 1920×1200 Pixels |
CPUブランド | Intel |
CPUタイプ | Core i5 |
CPU速度 | 0.9 GHz |
プロセッサ数 | 10 |
RAM容量 | 8 GB |
メモリタイプ | DDR4 |
メモリタイプ | DDR4 SDRAM |
最大メモリ容量 | 32 GB |
メモリクロック数 | 4800 MHz |
ハードディスク種類 | SSD |
オーディオ出力 | ヘッドフォン, スピーカー |
スピーカー | Waves MaxxAudio Pro |
グラフィックアクセラレータ | Intel UHD Graphics |
GPUブランド | Intel |
グラフィックカード種類 | 統合された |
VRAMタイプ | Shared |
グラフィックカードインターフェース | 統合された |
通信形式 | Bluetooth, Wi-Fi |
ワイヤレスタイプ | ブルートゥース, 802.11ax, 5 GHz無線周波数, 2.4 GHz無線周波数, 801.11ac |
USB3.0用ポート数 | 3 |
電圧 | 100 ボルト |
ワット数 | 65 W |
搭載光学ドライブ種類 | なし |
後方カメラ解像度 | 2.07 MP |
前方カメラ解像度 | 2.07 MP |
ハードウェアプラットフォーム | PC |
OS | Windows 11 Home |
同梱バッテリー | はい |
リチウム電池 | 54 ワット時 |
リチウム電池パック | 電池内蔵 |
リチウムイオン電池数 | 4 |
商品の重量 | 1.54 kg |
2. 開封と実物紹介
できの悪い写真でいくつか実物を紹介。
ダンボールそのままの外箱、化粧箱なし、です。
よいです。
シンプルです、開ける側に付属品が入っています。
入っているのは、ACアダプタ、電源ケーブルのみですね。
シンプルで良いのですが、最大の残念は、やっぱり、ちょっと重いんですよね。
PCに詳しい知り合いは、Dellは重いのが残念、と言ってましたが、まさしく。
ちょっと不思議な感じのヒンジ部分ですね。
向かって右側に3.5mm オーディオジャック、USB 3.2 Gen 1 Type-A、SDカードリーダ、があります。
向かって左側が、電源ジャック、HDMI 1.4、USB 3.2 Gen 1 Type-A、USB 3.2 Gen 2×1 Type C™(電源供給およびDisplayPort対応)がついています。
左右見て、十分な拡張性がおわかりいただけるかと。
開けると自動的に電源が入ります。
こういうのはAppleがはじめて、すっかり当たり前のようになっている気がします。
いや、Appleじゃないのかもしれませんが、Appleが常識にさせたように私は感じています。
なんか、右端の縦1列、急に左隣との隙間が狭くなって押し込んだようになってるんですが、どうしてこうなるんでしょう。
いたって標準的なノートPCって感じじゃないでしょうか。
3. 使ってみて雑感
- 14インチ、Full HD以上のディスプレイ
- プロセッサは最新の第12世代 Intel Core i5のノート用のもの
- メモリはノートPCとしては大きめの16GB
- ストレージはSSD512GBとこれもなかなかの余裕のサイズ
- 指紋認証センサー付き
- Wi-Fi 6E対応
- Windows 11
最新のプロセッサとは言え、i5でノート用ということなので、そんなに強力なものではないとは思いますが、その分メモリを通常の倍の16GBにしたものを選択しました。
これで、一般的な動作もキビキビするものと思ってのことです。
使い方が基本的にはビジネス用途ということもありますし、それ以外でも、このノートで負荷のかかる作業をするつもりは全くありませんので、このスペックであれば十分だろうという考えです。
- 動作はキビキビ、サクサク
- ディスプレイはまあ綺麗で、ベゼルも今日日普通の狭さ
- サイズは外出も想定してまあ許容の大きさ
- バッテリ持ちはまあまあ
- キーボードのタッチは良い
- キーボードが薄くバックライトがつくのがなにげに便利
- HDMIやSDカードリーダも付いているし、USBで拡張性も十分
- USB-Cで外部ディスプレイの利用も簡単
- USB-Cで充電も簡単
- 指紋認証センサーでログインや対応アプリの起動も簡単
- Wi-Fiの速度も十分
- Officeなしで無駄がないのが良い
使ってみた印象はとっても良いです。
私がこのノートPCでやろうとしていたこと、で言えば、十分という感じです。
サクサク動いて、Windowsのアップデート処理、何故か時間がかかる処理の代表かと思いますが、これも、まあ許容できる程度の時間で済ませてくれます。
指紋認証センサーの反応も良いので、いろいろと楽です。
画面は十分に綺麗ですし。
それから、USB-Cを使って、対応したケーブルで同じDellのディスプレイに接続することで、充電しながらディスプレイの画面に映して作業することもできます。
これが、私が一番やりたいと思っていた使い方であり、これできちんとそれができるようになった気がします。
CHUWIのGemiBook Pro 14インチも悪くはなかったのですが、Dellのディスプレイに接続した際の挙動がちょっと安定感がなく、それはWindowsの方の問題とか、もしくは、重たい処理でちょっと十分についていけなかったということかもしれませんが、これはそれもサクサク動いてくれるので、安心です。
それからキーボードのタッチも最近あらためて良さを実感しているLogicoolのMASTER SERIES キーボード MX KEYS KX800と同様の、といってもノートPCだとごく普通のちょっとゴム?シリコンっぽい素材のキートップで、カチャカチャうるさくならないタイプのキートップで、これがタッチの感触がとてもいいです。
- 重い
- キーボードの右端の距離感が少しずれてしまって、バックスペースのタイプミスが出る
重いですね、わかっていましたが。
上でも書きましたが、PCオタクの知り合いは、Dellはそれが弱点といってます。
なので、わかってはいたのですが、彼が持っている某社のノートPCは、そこらのタブレット並みの軽さで、持ち運ぶならこれだ、というくらいの素晴らしさなのですが、1.5kgを超えてくると、やっぱり重いです。
そうそう持ち出すことは想定していないですが、どうしても、某社の軽さを感じてしまうとちょっと残念には思います。
それから、キーボードです。
最初に見たときもちょっと違和感があったのですが、これは、DellのノートPCだと常識なんでしょうか、右端が急に押し込んだようになっているのは。
そのせいなのか、関係ない気もしますが、バックスペースがどうにもタイプミスしてしまいます、最初しばらく。
しばらく使っていると距離感に慣れてくるので、そこまで深刻ではないとは、今は思っていますが、でも、やっぱり、標準の配置からどうしてそういう変な調整を入れるのか、は気になるところです。
ユーザーによってはDellのノートPCだけを使うとも限りませんし、買い替えであっても、それまでと異なるものだとどうしてもなれの時間も必要になったりします。
ユーザーのことを考えると、なかなか変なことはしたくないところだと思うんですが。
もう1週間以上使っていますが、満足しています。
やっぱり、それなりのお金を出すと、それなりの満足感がついてくるんだなと再認識しました。
メモリも16GBにしておいて良かったです。
サクサク動いてくれます。
CPUパワーをゴリゴリ使うような作業はしませんので、大きめのメモリでChromeとかがサクサク動いてくれるのがありがたいです。
Dellの直販サイトに出ている「標準価格」というのが、どういう意味なのかはちょっとわかりませんが、私が購入したときも今も9万円台前半で手に入ります。
これはありがたいことです。
ストレージも512GBと十分な大きさです。
ま、もともと私の場合はそんなに保存するものはないですし、基本的にはNASに接続してそちらにマスターを保存するようにしていますので、そんなに大きなストレージ自体、必要ではないのですが、やっぱり大きいのは安心感あります。
そうそう、Officeソフトも入れていないのも良いです。
仕事の場合でも、ローカルは一切関係なくリモート接続して会社環境に入ってから仕事することになりますので、一般の生活の中で有料のOfficeソフトが必要になることはない、と実感しています。
Excelはあると便利と思うことも、時にありますが、Webベースの無料版のOfficeかGoogleのスプレッドシートで十分です。
そんなに複雑なことはしません、普通の家庭では。
あれをバンドルして売りつけるのは、どうかと思います、私は。
勤め先の仕事を持ち帰ってやる、ということだったらわかりますが、今どき持ち帰って私用PCで作業することが認められているのはちょっと心配な気がしますけどね。
あと、Dellでは、同じシリーズでタッチパネル式の2 in 1タイプのマシンもラインナップされていて、ちょっと気になったのは気になったのですが、結構お高いので、踏ん切ることができませんでした。
と言っても、テント型にして使うことも想定しませんし、タッチパネル使ったり、スタイラスペン使ったりすることも、Windowsマシンではなさそうなので、無駄な気もしていますし。
とにかく、10万円しない9万円台前半で、このスペックのこのサイズのノートPCが手に入るのはありがたいことです。
長く愛用できそうです。