前回、一旦終了したと思っていたAndroidタブレット探しの旅が、はからずも再開してしまった話をご紹介しました。
どのタブレットも私が必要としている機能に対して少しずつ何かしら弱点がある、という状態で、多少譲れるところは譲ってでも、必要な機能を満たしてくれる端末を探し続ける羽目になっています。
特に、なぜか音声入力周りでの問題が、何かしら発生しています。
Teclastでは、なぜか、音声入力そのものがうまくいかない状態でした。
OK, Googleと端末に話しかけても反応なし、という状態で、音声対応SIMに対応して電話ができると思わせるものの、実際は聞くことはできても話すことはできないという事態になっていました。
そもそも、どうも通信が安定しないし、通信の問題なのか、音声周りの詰めの甘さなのかわかりませんが、YouTube観ても、時々ブツブツ音が途切れるというか、おかしな状態になって、私の使いたい使い道ではどうにも安定して運用できないものでした。
続いて、LenovoのTAB6というやつですが、どうも安定感がありませんでした。
知らぬ間に再起動したりしてますし、そもそも、不要なアプリが大量に入っていて、基本アンインストールするか無効化していましたが、それが良くないということもあるのでしょうが、安定感がなく、イライラする事が多々ありました。
で、偶然見つけたCHUWIのHiPad Proというやつ。
これはいけた!と思ったのですが、なぜか有線でもBluetoothでも、ZoomなどのWeb会議の音声がブツブツ途切れるという現象が発生し、驚いたことに、サポートに確認したところ技術からの回答はZoomに未対応、というものでした。
電話は問題なくできるのに、謎です。
で、前回はBlackviewというメーカーのTab 10 Proにチャレンジしてみましたが、Wi-Fiが5分ほどで切れてしまうという謎現象によって、瞬殺となってしまいました。
という流れで、今回、BMAXというメーカーのMaxPad I11という端末にチャレンジです。
ちなみに、ここまでどれだけお金使ってるんだという話がありますが、ご紹介している中で出てくる新興の中国メーカーは、通常、機能に不満があるなどの理由であっても返品が可能になっているので、ほぼ全て返品させていただいていて、勢い余って購入したケースや保護シートなどの出費にとどまっている、というのが実際です。
そういう点では、中国メーカーさんたちの顧客満足度を高めたいという努力は素晴らしいと感じています。
今日まで1週間程度使ってみたところですが、なかなか良いです。
いや、結構単純なニーズなので、そういう意味では、普通に動いている中国メーカーのタブレットです、ということになりますが、それですらここまではうまくいかなかったわけで、感慨深いものもあります。
さっそく、液晶の保護シートも購入しています。
もくじ
1. 概要・スペックほか
BMAXの日本語Webサイトは、Googleで検索しても見つかりませんでした。
Amazonにある「BMAX JP」という当社販売店と思しきショップの商品ページはこちらです。
以下に引用などでご紹介します。
支障がありましたらお知らせください。
BMAX MaxPad I11 Android 11 タブレット の製品スペック
- システム:Android 11
- CPU:UNISOC T618 8コア 2.0GHz
- ディスプレイ:10.4インチ 2000×1200 FHD IPS 液晶
- バッテリー:6600mAh
- カメラ:13MPリアカメラ+5MPフロントカメラ
- ストレージ:8GB/128GB +1TB 拡張ストレージ
- 4つのナビゲーション:GPS、GLONASS、BeiDou、Galilleo
- 機能:2.4G+5G WIFI(802.11a / b / g / n / ac)、Bluetooth 5.0、4GデュアルLTE
- ヘッドホンジャック:3.5mmヘッドホンジャック
- スピーカー:内蔵*2
- 保証期間:購入日より1年間
ご注意:
※始めて使用する時に弊社が附属している専用充電器を使って、3時間以上充電してください。
高性能8コアプロセッサー
高性能Unisoc T618を搭載して、8コアCPUで最大周波数2.0Ghz対応する。Maxpad I11 タブレット 10インチ wi-fiモデルは高性能な8コア Cortex-A75 CPUを搭載しており、5GHz/2.4GHz Wi-Fi接触にも対応しており、グラフィック処理性能が大幅に向上し、アプリケーションの起動も早く、ストレスなくサクサク操作が実現します。
Android11 タブレット 8GB+128GB+1TB拡張
Maxpad I11 タブレットは、8GBの大容量ランニングメモリを搭載し、アプリケーションやゲームをすばやく切り替えることができます。128GBのストレージスペースが内蔵されています。お気に入りの音楽、映画、ゲーム、アプリケーションを自由にダウンロードできます。 また、TFカード拡張ストレージにも対応しているため、1TB TFカードをメモリを拡張するための最大サポートしできます、大容量のストレージスペースを簡単に確保できます。
13MPリアカメラ + 5MPフロントカメラ
*Maxpad I11タブレットは、13MPオートフォーカカメラを使用して、人生の貴重な瞬間をキャプチャします。 5MPフロントカメラを使用すると、ビデオ通話で友達と共有できます。
*13MPリアカメラと5MPフロントカメラを組み合わせて、オートフォーカス機能付き、写真を撮っても動画チャットしても鮮明な画面をキャプチャできます。
*顔認証を利用すると、タブレットのセキュリティが大幅に向上します。高性能AIによって、安全便利にロックを解除できます。顔認証は簡単に設定でき、長々としたパスワード入力作業に取って代わることができます。簡単にロックを解除し、同時にデータセキュリティを保護します。
ロック解除方法として、顔認証、パスワード、パターンロックが利用できます。
Android11 & GMS認証済*Android 11スマートAI操作システムのジェスチャーナビゲーション、ダークモード、画面記録、およびその他の機能により、I11 タブレットがよりスマートになります。*Googleの認証を取得しているので、LINEやNetflix、Facebook、Skype、Twitter、YouTubeなどお気に入りのアプリを、プリインストール済みのGoogle Playストアからダウンロードしてお使いいただけます。 | タブレット 10インチ Wi-Fi モデル*BMAX Maxpad I11 タブレットは2.4GHzと5GHzのデュアルバンドWiFiをサポートし、ネットワークはより安定してスムーズになります。*2.4G&5G Wi-Fiに対応して、安定して連続で高解像度の映画を見たり、ゲームをしたり、電子書籍を読んだりするのに理想的です。*WiFi:802.11 ac / a / b / g / n 2.4GHz / 5GHz | 内蔵GPS タブレット*GPS機能も搭載し、タブレットにオフラインマップをダウンロードすると、内蔵GPSセンサーによりナビゲーションが可能になります。道路状況を正確に把握し、ぴったりの道順を導き出します。*車の中など、wi-fiがない状況でも安心して目的地へ向かえます。*画面の視認性と持ち運びやすさの両立を目指す場合におすすめです。カバンに収まりやすく、軽量で、携帯に負担がかからないのがいいですね。 |
ワイヤレス投影*YouTube/アマゾンプライムビデオの視聴に最適。*家でも映画館のような体験をします。臨場感のあるヂュアルスピーカーで臨場感のあるサウントを体験できます。*この機能をするように自宅のスマートデバイスはワイヤレス投影に対応する必要あります。 | 10.4インチ FHD IPSディスプレイ*タブレット 10.4インチの IPS ディスプレイ液晶と2000*1200の高解像度のもとに、13MPのリアカメラを支持、撮影や動画や映画の視聴に快適はもちろん、自宅でも劇場の衝撃的なルックアンドフィールを体験できます。映画の観覧、ネット学習、仕事処理、音楽聞き、景色の撮ることがより簡単です。*ハイエンドin-cellの全貼り工芸で、美しいビデオ、画像、文字などの内容が画面に躍り、浸ることができます。 | 2スピーカー ステレオオーディオ*内蔵のスピーカーx 2、このタブレットは、鮮明な高音、洗練された中音域から強力な低音まで、印象的な音場をもたらします。 |
6600mAh+TYPE-C充電
Maxpad I11 タブレットは6600mAhの大容量バッテリーを搭載。 T618の高度な12nmプロセス技術とインテリジェントな省電力技術により、オンラインストリーミング時間は12時間に達し、ローカルビデオ再生は驚異的な13時間に達します。 USB Type C充電ポートにより、いつでも自由に充電を。
Maxpad I11タブレットには大容量バッテリーでは大画面でも長時間継続使用が可能になって、高画質映画やドラマ、音楽鑑賞などを長時間安心してご利用できます。通勤途中でも出張や短距離旅行でも安心して使えます。
サービスサポート:
お問い合わせ方法:商品ページに「カートに入れる」ボタンの下に店舗名BMAX JPをクリックし、右上の「質問する」からメールで連絡が可能です。
他の手順:Amazonアカウント → 注文履歴 → 該当注文 → 出品者にお連絡
- 【2K Full HDフルスクリーン】BMAX I11 タブレットは動画や映画の視聴に快適に10.4インチの液晶を採用します。2000 x 1200のIPSディスプレイを搭載し、フルHD画質で非常にキメの細かい映像が堪能できます。広い視野角、高解像度で画面が生き生きとしています。 ハイエンドin-Cellの全貼り工芸を使用しており、繊細なビデオ、画像、文字などの内容が見やすい画面なので、楽しんで使用することができます。
- 【最新Android 11.0 システム】BMAX I11タブレットは UNISOC T618の強力な8コア高速処理チップを搭載し、A75アーキテクチャコアを使用、最大周波数は2.0 Ghz対応。最新Android 11 を搭載しており、この迅速で強力なAndroidタブレットPCには、驚異的なパフォーマンスとスタイリッシュなデザインが組み合わされています。Mali-G52 3EEグラフィックプロセッサを使用しているので、人気のモバイルゲームをすごく滑らかに遊ぶことができます。アプリの起動が速く、ゲームや動画がスムーズで、起動が速くなる。
- 【大容量メモリー&バッテリー】8GBのランニングメモリと128GBの高速ストレージを搭載、ストレージに拡張可能なMicroSDをサポートしています(SDカードは含まれません)。メモリ容量が大きいとタブレットはサクサク動くようになります。Webサイトや動画を見たり、重いアプリや高画質のゲームを楽しみいただきます。お気に入りの本、曲、写真、映画、ゲームなど、好きなものをすべてダウンロードして保存できます。容量不足に困ることなく十分にお楽しみいただきます。6600mAhの大容量バッテリーとAIインテリジェント電源管理により、最大7時間の映画・読書・ブラウジングを楽しむことができます。
- 【デュアルWIFI デュアル4G LTE】TDD + FDD 4Gネットワークコール/インターネットをサポートし、VoLTEとキャリアアグリゲーションもサポートして、通話とインターネットへの同時アクセスを実現しました。4G機能を使用する必要がある場合は、慎重に購入してください。購入する前にSIMカードの周波数帯域を確認してください。2.4GHz/5GHzとBluetooth 5.0に対応、高速で途切れにくいWi-Fiデュアルバンドをサポート、安定した通信と高速転送機能を備える。
- 【多機能・軽量タブレット】GoogleのGMS認証済み、Google Playストアから全てのお気に入りのアプリにダウンロードできます。5MPフロントカメラと13MPリアカメラを搭載し、美しい写真を撮ることができ、スムーズなビデオチャットと家族の幸せな瞬間を共有することができます。GPS機能とBluetooth5.0も搭載しております。タブレットはわずか薄さ7.7mm、重さ450gなので、仕事・勉強・外出先など、持ち歩きにも便利です。一年間の安心保障期間があり、万が一、破損や故障、付属品不足等がございましたら、お気軽にご連絡ください。
2. 開封と実物紹介
できの悪い写真でいくつか実物を紹介。
BMAXのロゴマーク?みたいなもののようです。
仕様みたいなものが書き込まれています。
シンプルです。
取扱注意に関する書類とSIMピン、充電器、充電ケーブルが付属しています。
今どきには珍しく、USB-AからUSB-Cの充電になっています。
ちょっとだけ、嫌な予感が・・・。
長辺サイド(横長に持ったときの上下側面)の両方に左右にスピーカーがあるように見える穴が空いていますが、実際に音が出るのは、下側面の左右のみのようです。
上で紹介しているAmazonの商品ページでも2スピーカーと明記されているので、上側面の穴は飾りということですかね。
上側面の写真をなぜか取りそこねていて、ないのですが、上記の通り飾りの穴のほかにボリューム上下のボタンがあります。上側面の向かって左端のあたりです。
横長に持ったときの向かって左側面には、上の方に電源ボタン、続いてSIMカードとMicroSDカードのトレイ、下の方にUSB-Cの口があります。
SIMはデュアル仕様になっていますが、1つはMicroSDカードとの排他利用という、この手のタブレットの共通仕様になっています。
同じく横長にもっと時の向かって右側面には、上の方、それも結構ギリギリのところに3.5mmオーディオジャックがあります。
いや、まあ、特に取り立ててすごいところがあるわけでもない、この手の中国メーカー製タブレットの標準的なものになっていると思います。
前回のBlackviewのタブレットとの比較で言えば、大変軽いのが良いです。
で、いくつか試したところで大変良さそうな感じなので、これまたご多分に漏れず、この手の中国メーカー製のタブレットに共通する、保護フィルムが貼ってあるものの、光沢がひどくて観てられない、という状態なので、それだけは早々に非光沢の保護フィルムに変えました。
いつものPDA工房さんのものです。
これまでの反省を生かして、少しだけ試してから購入しています。
でも、まあ良さそうという軽い判断で今回は早めの購入でした。
3. 使ってみて雑感
- 10インチ、FullHD以上のディスプレイ
- まあまあ新しいAndroid 11搭載
- 余計なアプリなどは非搭載
- UNISOC T618なるSoC
- RAM 8GBと大きめ
- ROM 128GBにマイクロSDカードで拡張可能
- 顔認識機能あり
- Google Play対応
- 4G LTE対応SIMフリー(デュアルSIM可・1枚はSDカードと排他利用)
- Wi-FiはWi-Fi5まで、2.4GHzと5GHzに対応
- GPS内蔵
- ベゼルは広すぎず狭すぎず
- 3.5mmオーディオジャックあり
しつこいようですが、この手の中国メーカー製タブレットにほぼ共通する標準的なスペック・仕様になっていると思います。
微妙に違いがあったりするのですが、その点からは、GPSあり、3.5mmオーディオジャックあり、のあたりが良いところだと思われます。
使ってみた印象ですが、第一印象、良い、と思いました。
この手の中国メーカー製のタブレットのLTEのバンド等の規格は、どうやらソフトバンク回線が一番フィットするみたいで、今度また別途ご紹介しようと思っているMVNO回線、mineoのソフトバンク回線がすんなり使えました。
電話もバッチリです。巨大な電話になっちゃいますけど。
- サクサク動いてストレスなし
- ディスプレイはまあまあな綺麗さ
- 意外と小さくて薄くて軽い
- Androidに手が入っていない、余計なアプリが入っていないのでスッキリ
- Googleのサービス利用は全く問題なし
- 顔認証はまあまあの反応具合で使える
- ソフトバンク回線ですんなりデータ通信可、音声電話も可
- Wi-Fiが途切れやすいとか、そういった問題もなし
- YouTubeの音楽ストリーミングも問題なし
- Bluetoothイヤフォンの利用も問題なし、音声電話も可
- タブレットでは珍しいバイブ機能つき
- 可もなく付加もないと言えるが、それがとても重要というくらいにほぼ安定
サクサク動きます。
ちょっと待たされる、ということは殆どありません。
ネットのニュース見たり、漫画読んだり、本読んだり、動画見たり、全く問題ありません。
ゲームはやりませんのでわかりませんが、ヘビーなものは無理なんでしょうね。
基本的な部分ばかりですが、全然普通に使えるレベルというか快適に使えるレベル、という感じです。
どうも、保護ケースがまともと思われるものが見当たらないので、当面はPDA工房の保護フィルム以外は裸で使う事になりそうですが、結構コンパクトで薄くて軽くていいです。
イヤフォンのジャックがあるのも地味にありがたいところです、USB-C変換ケーブルが不要になりますので。
基本的なところが安定して使えるというのは、当たり前ではありますが、この価格帯では大変重要なところです。
- 顔認証は、本当に自分だけでロック解除されるのか、精度などがよくわからないのと、そもそも本機のロック解除にしか使えず、他のアプリで利用することができない
- 画面の回転の反応が今一つなときが、時々ある
- Google Playシステムアップデートやセキュリティアップデートなどが放置されている
- Bluetoothの対応コーデックがSBCのみ(のよう)
- バッテリ持ちはイマイチ
- (追記)USB-AからUSB-Cタイプの昔ながらのアダプタやケーブルでしか充電できない、最近のPD規格のアダプタやケーブルだと充電できない
- スピーカーの音はイマイチ
- バイブを最小レベルに設定しても結構な振動がある上、一部オフにできない
- ちょっと作りがチャチというか、持っていると本体がきしむような音がすることがある
- サービスとおぼしき保護フィルムは光沢がひどい上に気泡が残っていた
- 本機のせいではないものの、保護ケースが壊滅状態
あえて、細かいところまで書きましたが、逆に、致命的なものはないと思っています。
レビュー記事を書かれている方の情報では、たいてい性能的な意味でスコアなどを中心に出されたりしていますが、この手の中国メーカー製タブレットだと、それ以上に、実際に使ってみて分かる良し悪し、というか、気になるポイントみたいなものが重要だと思っています。
細々出てくるちょっとした気になる点の中で最後に本当に自分にとって致命的なものはなにか、ということになって、私にとっては、これまでのところで、音声の入出力やWi-Fi等の無線の安定など、譲れないところで不満が多く見つかって、ここに至っているということなわけです。
実際に触ってみないとわからないことが多いってことですね。
これで1週間程度、使っていますが、安定していてよい状態です。
動画見たり、漫画読んだり、Web会議に参加したり、などなど便利に使えます。
それにしても、ここにいたるまで、音声周りの件はどこのレビューサイトにも全く触れられていないので、本当に苦労しました。
とっても単純なことで、単にタブレットサイズながら、スマートフォン同様に、普通に本体のマイクとスピーカーまたは有線イヤフォン、Bluetooth接続のイヤフォンなどで音声対応SIMで通話する、Web会議ツールで会議する、ということが希望だったわけで、スマートフォンであれば疑いもしないであろう機能に、仕様上の問題なのかわかりませんが、ばらつきがあることに驚きました。
そして、いまも、実は1つだけ気になっている点があるのです。
ZoomやWebex MeetingsなどのWeb会議ツールやWebex Callingなどのクラウド電話機能では、Bluetooth接続のイヤフォンのマイクが有効にならない、したがって、音声入力ができないという問題が見つかっています。
したがって、上に書いていることは不正確ということになります。
Bluetooth接続のイヤフォンでのWeb会議等の参加は、セミナー方式などで聞くだけのときには問題ないものの、Bluetooth接続イヤフォンのマイクでは音声が拾えない、という状態であって、完璧に希望に沿った状態ではない、ということになります。
音声電話などは問題ありません。
Web会議やそれに類するアプリで発生する事象です。
ということで、微妙なのです。
これは、どうも、本機固有の問題ではないような気がしています。
おもにWebex Meetingsを使っているのですが、Androidアプリ版には音声入力のソースなどを選択する機能がないように見えます。
使っているGoogle Pixel 6 Proだと問題なくBluetooth接続イヤフォンでWeb会議に参加して音声入力できるのかどうか、そう言うと試したことがないので、今度試してみるつもりです。
この点は、しかしながら、有線のイヤフォンとそれについているマイクを使う場合には発生しないのです。
iPhoneに付属しているようなタイプのやつですね、これだと発生しないのです。
これは、ハードウェア的に信号を有線でやり取りしているので、悩まないのだと思うのですが、Bluetoothの場合には積極的にBluetooth側の音声信号を取りに行くことをしないといけないので、その点が、会議アプリでは十分にこなれていないのではないか、と疑っているところです。
これは、おいおい見ていこうと思っています。
それにしても、普通に使えているので、とても嬉しいです、正直。
通信は安定しているし、動作も安定しているし、細かい不満は忘れられるほどに普通に使えることが嬉しいです。
動きもサクサクなのでストレスがありません。
2万円台半ばでこのレベルであれば満足できるのではないでしょうか。
もっと高いレベルの完成度を求めるとなると、最近出たSamsungのGalaxyの高級タブレットとか、同じく、LenovoやNECの高級タブレットとかそういうレベルになるか、それでなければ、残るはiPadだけ、ということになると思います。
そこまで求めていない、という方には、とても良い選択肢になるのではないでしょうか。
本当にそう思います。
欲を言えば、もう少し画面が大きいバージョンが出てくるといいかな、どんどん老眼が進んで・・・。
あとは、Web会議のアプリでの謎が明らかになるといいのですが・・・。
これでしばらくはAndroidタブレット探しの旅は休憩に入れる、と思っています、今回は本当に。
来年にはGoogleの久々のタブレットの発売が予定されていて、私としては上に書いたような基本的なところがしっかりしているモバイル通信対応モデルが登場することを期待しているところです。
予想外に、UNISOCのT618搭載のモデルでほぼ希望に沿うタブレットが見つかって、ちょっと遠回りしてしまったのかもしれませんが、ホッとしています。
なかなか良い端末じゃないでしょうか。