いやいやいや、またまた買ってしまいました。
メインイヤフォンとして愛用してきたSONYのWF-1000XM3に少し飽きたことと、少しバッテリの持ちの悪さが気になり始めて、もう少し楽に運用できるものにしようということ、と、2万円超のクラスのイヤフォンは私にしてみると高すぎる買い物という思いが抜けず、もう少し安くていい音のイヤフォンに変えてしまいたくなり、少し調べてみて、思い切って購入したものです。
追加コストかけるのは本末転倒ですが、結局2万円超クラスと1万円台とで、最近の製品ではどんな差を感じるのだろうか、というのが、煎じ詰めたところの思い、って感じです。
SONYの WF-1000XM3は本当に良いものでした。2年半近く、よく頑張ってくれました。音も満足ですし、耳あれもありませんし。
サブとして、今も現役バリバリ、家の中でイヤフォン使うときには、一番出番が多いのが、こちらSennheiser CX 400BT True Wirelessって完全ワイヤレスイヤフォンです。
これは圧倒的な音空間、場の広さ、クリアさ、などなどが魅力的なものです。
この他にもHuaweiのイヤフォン、これは非常にコスパの高い、クリアサウンドのイヤフォンで、気軽に使える良いものです。
あとは、Google愛用者としては、Google Pixel Buds A-Seriesですね。これも悪くないです。
ということで、レビュアーということではないですが、勉強方々いろいろ試して使ってきた中で、何となく自分なりの基準というか尺度のようなものができてきた中で、一番利用するであろうそれなりの機種として、あらためて、最新のモデルを試してみる、といったところです。
で、いくつか候補を検討した結果、最終的に思い切って購入したのが、オーディオ機器名門のオーディオテクニカのATH-CKS50TWというモデルです。
もくじ
1. 概要・スペックほか
2021年11月5日発売開始の最新モデルです。
オーディオテクニカ Audio Technicaの商品ページはこちらです。
ここでいくつか引用紹介したいと思います。支障ありましたらお知らせください。
極まる、圧巻の重低音低音を追求し続けて、進化を続けたSBシリーズがついに待望のリニューアル。音楽の熱量をそのまま届ける新規設計ドライバー&アコースティックダクト搭載で豊かな低域表現を実現。 | 業界最高クラス、イヤホンだけで20時間再生大容量バッテリーを採用し、イヤホン単体で連続約20時間*1再生を実現しました。充電ケース併用で最大約50時間*2再生が可能で急速充電にも対応。*1 2021年9月現在、オーディオテクニカ調べ。ノイズキャンセリング機能OFF 時。*2 使用条件により異なります。 | ボタンを押せば静寂空間へ、ノイズキャンセリング機能騒がしい場所でも音楽の熱量を感じることができるフィードフォワード式アクティブノイズキャンセリング機能を搭載。エアコンや空気清浄機などの空調音、またはバスや電車での移動の際に感じる騒音環境下で便利に使えます。 |
耳の負担を抑え、軽く自然な装着感イヤホンが安定して装着できる、耳から外れにくい構造を新開発。イヤホンと耳の接触面を増やすことで耳への負担を抑え、軽く自然な装着感を実現します。長時間着けたままでも疲れにくいため、思いのままに重低音を堪能できます。 | 音と映像のずれを抑える低遅延モードスマートフォンやタブレットでゲームプレイや動画視聴の際に、音と映像のずれを感じたら低遅延モードをON に。音の遅延を気にせずに、好きなコンテンツに没頭できます。*専用アプリ「Connect」から、低遅延モードのON/OFF ができます。障害物や電波状況により、Bluetooth 通信が途切れやすくなる場合があります。 | つなぎたい機器へすぐに接続切り替え重低音に夢中でも、着信を逃さない2 台同時接続可能。2 台のBluetooth 機器へ同時接続できるマルチポイントに対応。 |
重低音が途切れにくい安定した接続性極限まで多機能を凝縮し小型化を図ったボディ。その中の限られたスペースに独自のアンテナチューニングを施すことで、安定した接続性を確保。Android やiOS のスマートフォンなど、使用する機器を選ばずに音途切れや映像に対する音の遅れを低減できる、左右独立伝送に対応。 | 人の声やアナウンスをとっさに聴ける再生中の音量を下げ、今すぐ声が聴けるクイックヒアスルー機能搭載。。ワンアクションで再生中の音量が下がり、人の声に帯域にフォーカスして、外の音を取り込みます。 | 電池残量が一目でわかるLED インジケーター充電ケースを開け閉めすると、4 つのLED インジケーターが点灯/点滅し、充電状況や充電ケースの電池残量の確認が一目で分かります。 |
( 以下、改良などのため予告なく変更することがあります。)
型式:ダイナミック型
ドライバー:φ9mm
出力音圧レベル:110dB/mW
再生周波数帯域:5~20,000Hz
インピーダンス:20Ω
型式:MEMS型
指向特性:全指向性
感度:−38dB(1V/Pa,at1kHz)
周波数帯域:100~8,000Hz
通信方式:Bluetooth標準規格Ver.5.2準拠
最大通信距離:見通しの良い状態で10m以内
使用周波数帯域:2.4GHz帯(2.402~2.480GHz)
変調方式:GFSK、Pi/4DQPSK、8DPSK
スペクトラム拡散方式:FHSS
対応Bluetoothブロファイル:A2DP、AVRCP、HFP
対応コーデック:Qualcomm® aptX™ Adaptive audio、Qualcomm® aptX™ audio、AAC、SBC
対応コンテンツ保護:SCMS-T方式
対応サンプリング周波数:44.1kHz、48kHz
対応ビット数:16bit、24bit(Qualcomm® aptXTM Adaptive audio再生時の場合)
伝送帯域:20~20,000Hz
電源:イヤホン:DC3.7V リチウムイオン電池(内蔵式) / 充電ケース:DC3.7V リチウムイオン電池(内蔵式)
充電時間*:イヤホン:約3時間 / 充電ケース:約3時間
使用可能時間:連続通信(音楽再生時)*:最大約20時間(イヤホン) / 最大約50時間(充電ケース併用時)
質量:ヘッドホン:約8g(L側),約8g(R側) / 充電ケース:約60g
防滴仕様:IPX4(イヤホン本体のみ)
使用温度範囲:5~40℃
*使用条件により異なります。
30cm 充電用USBケーブル(USB Type-A/USB Type-C) イヤピース(XS,S,M,L)
交換イヤピース ER-TW32
2. 使ってみて雑感
いつものできの悪い写真でいくつか実物を紹介。
売り場でぶら下げて展示して販売されるためについてみる耳たぶみたいなやつは、紙でした。
この時代にプラスチックは使われないのは当然ですね。
ぱっと見で、まあまあの大きさを感じます。
付属している充電ケーブルとイヤピースです。
どうやら新開発の専用イヤピースのようです。
イヤピースはもともと取り付けてあるものがMで他にLとSとSS(という言い方が正確かはわかりませんが)が同梱されています。
充電ケーブルはあまり長くはないですが、当然のことながらUSB-Cですね。
最近の新製品ではさすがにMicroUSBは見なくなりました。
イヤフォン本体もぱっと見でまあまあの大きさを感じます。
充電用のUSB-Cの差込口があります。
ちょっとわかりにくいですが、結局、安定して置く置き方は、縦に立てておくのみで、他は緩やかなカーブになった形をしているので落ち着いた状態にはなりません。
でも、蓋の開け方など考えるとこれが最も自然、当然、ということで。
本体ケースの充電口と絶縁するためのビニールテープがついたままになっていますが、剥がしやすいテープになっています。
購入にあたって、気にしたポイントは以下です。
- 2万円は超えない、できれば1万円台の半ばであること
- クリアなサウンドであること
- 充電もちが良いこと(イヤフォン本体のみで、ケースもだとなおよし)
- 複数の端末と普通に簡単に接続、使い分けができること(同時である必要はなし)
- ノイズキャンセリングや外音取り込みの機能があること
- コーデックはaptX以上に対応していること
あると良いな、と思ったポイントは以下です。
- コーデックはaptX HDやLDAC等の高音質コーデックに対応していること
- 充電はUSB-Cを使っていること
- ケースはできるだけ小さいこと
- アプリで多少の操作の調整などができること
これは良いな、と思ったポイントは以下です。
- 耳の穴の中に押し込むボタン操作ではなく、また、扱いが難しいタッチ操作でもなく、横についたボタンの操作で、再生/停止・前の曲/次の曲・音量上げ/音量下げが操作可能であり、さらに一時的に音を小さくして外音がよく聞こえるようにするモードがあること
- 低音が効いていること
- イヤフォンだけでバッテリが20時間もつこと
- aptXの中でもaptX Adaptiveに対応していること
- アプリで細かい設定ができること
- イヤフォン本体がIPX4に対応していて、小雨程度なら平気なこと
- 2台同時接続(マルチポイント)に対応していること
いくつか具体的にご紹介します。
ケースも本体も、ちょっと大きめだと思います。
特にケースは結構大きめと思います、最近の中では。
バッテリの大きさも自慢の1つである機種ですが、ケースも大きいので・・・。
当然USB-Cでの充電で、最近流行りのワイヤレス充電には対応していないようです。私はあまり必要性は感じていないので、問題なしです。
地味なポイントですが、ケースや本体にLEDのライトがあった状態等が表示されるわけですが、普通にはっきりした白色のライトになっていて好印象です。
しばしば、青や赤になっていて、色を使い分けたり点灯したり点滅したり、とやたら複雑になっていたりします。
それでなくても、青とか赤とか、ドギツ目の色は不要です。
スッキリと白、これでOKです。
新開発の専用のイヤピースだそうです。
今のフィット感もよく、耳の中のあれも発生しないので、すこぶる好調と言えます。
適度な密着感、フィット感でよいです。
実際、20時間も本体に戻さずに使い続ける場面はまずないので、まだ試せていませんが、いつ見てもアプリ内のバッテリ残量表示がたっぷりで表示されるのは安心です。
ケースのバッテリは、ケースサイズもマアマアですので、更にしっかりたっぷりであると思われ、ちょっとした泊まりの外出などでも、心配なく使い続けられそうです。
コーデックですが、WindowsとAndroidがメインの私としては、aptX系になるわけですが、Pixel 6 Proは、aptXとaptX HD、それからLDACに対応しているようで、本機もaptX対応なので最低限というところではOKです。
が、aptX HDとLDACは本機が未対応、一方、aptX AdaptiveはPixel 6 Proが未対応になっていて、残念ながらもう一段上の高音質コーデックについては、うまくあわないことになってしまいました。
aptX Adaptiveって、なにやら特別なライセンス料だかなんだかかかるみたいで、あれこれ対応する必要がある中では、なかなか対応できないケースが置いということみたいです。
それじゃ、普及していかないかも、ですね。
他に所有しているタブレット(これ、実はまだ未紹介です)がaptX Adaptiveに対応しているので、まあ活かす場面はありそうですが・・・。
ただ、マルチポイント接続の場合、各機器の側の対応コーデックで厄介な現象が起きることがわかりましたので、注意が必要です。後で触れます。
ノイズキャンセリングは、実はそれほど重要視しているわけではないのですが、やっぱり電車の中にいるときなどはあると良いなと思うこともあります。
正直、本機は、まあまあの利きだと思います。
これまでのWF-1000MX3よりは少し利くように思いますが、全く無音になるという感じではないと思います。
外音取り込み、ヒアスルー機能というみたいですが、同じく、だと思います。
さらに、クイックヒアスルー機能というのがあって、ボタンを長押ししてそのモードにすると、音楽の音が小さくなって、外の音がよく聞こえるようになる、というものです。
押しっぱなしにするのではなく、一旦そのモードにするというものなので、買い物で支払いするタイミングとか、一時的にはっきり音を聞きたいときなどに便利そうです。
と言っても、音楽を一時停止してしまえば良いのでは、と思ったりもしますが、多分それだとノイズキャンセリングが効いたりしていると、よく聞こえないということがあり、結局耳から外すことになると、手間だしなくしてしまう元にもなりかねないので、やっぱり便利なのだろうと思います。
(まだよく試せてないんですけど。)
専用のアプリ「Connect」というものが用意されています。
これは、細かいところまで作ってあるアプリだと思います。
いままで見た中では一番欲しい機能が揃っているように思いました。
スクリーンショットでいくつかご紹介します。
細かいご紹介はしませんが、ご覧の通り、いろいろと細かい設定が可能となっています。
端末のボリュームボタンの1クリックで変動するボリュームの大きさまで設定できるようになっています。
イコライザーやアンビエンスコントロールなどは、今や普通についている機能だと思いますが、当然ついています。
それ以外で、これは、というのは、コーデックが選択できる機能と、接続機器の管理ができる機能でしょうか。
コーデックの選択と接続機器の管理はある意味で微妙につながっていて、上手に使っていく必要がありそうです。これについては、後述します。
接続機器の管理の機能は、結構ありがたいものです。
マルチペアリング、マルチポイントで一層重要な機能です。(これについては、ただし、 Sennheiserのアプリが提供するものには、少し及ばないように思います。)
いずれにしても、操作感も悪くない、機能充実の良いアプリだと思います。
WF-1000XM3を愛用してきたわけですが、あれ、どういうわけか、しばしば、タッチ操作に反応しなくなります。反応したりしなかったりがちょくちょく発生します。
一方、いま所有するものにはありませんが、ボタン操作のものもあり、操作感はしっかりあって良いのですが、耳の穴の中にぐっと押し込むことになるので、痛くなったり少なくとも不愉快な感じになりがちです。
いずれの場合も、狙った操作にならないことも多々あります。
が、本機は、良いです。
普通に触ると人差指が当たる方、つまり上側にボタンが付いているので、親指と人差指でつまむようにしながら、人差指でカチッという感じで操作することができます。
これは、安定して誤操作も少なくなりますし、操作しやすくって、良いです。
実際に操作してみても、意図した通りの操作になりますので、ストレスがなくて良いです。
装着した感じはフィット感があって、けれども、無駄な圧迫感は少なくって、安定感抜群といった感じです。
少しイヤフォン本体としても大きめな気はしますが、違和感があるほどではないですし、軽いものなので、煩わしくも感じないと思います。
イヤピースはすでにご紹介したとおり、新開発の専用のものだそうです。
いい感じのフィット感ですし、そして、なにより、いまのところ耳荒れがひどくなる兆候はありません。
つまり、もともと取り付けてあるイヤピースでそのままいけるということになりそうで、嬉しいです。
いや、交換も普通のものだとよくないのかもしれないです。
別売りしているようですし、専用イヤピースを。
今回、メインのスマートフォンであるPixel 6 Proともう1つ、今度紹介しようと思っているAndroidタブレット(Android 11)とに接続してみました。
Pixel 6 ProはaptX、aptX HD、LDACに対応しています。
Androidタブレットの方は、aptXとaptX Adaptiveに対応しています。
もちろんそれぞれSBCとAACにも対応していますが。
上のスクリーンショットでご紹介した中にコーデックの選択画面がありましたが、その中にあった設定の通り、AUTOにするとその時に最適なもので接続してくれる、ということになるのですが・・・。
で、マルチポイント接続で両方の端末に同時接続する場合、両方の接続方式が一緒になるとは限らないわけです。
単独でAndroidタブレットに接続すると、AUTOだとaptX Adaptiveが一番高音質コーデックであるため、自動的にこれで接続します。
が、Pixel 6 Proに接続すると、Adaptiveは未対応のため、普通のaptXでの接続になります。
普通のaptXとaptX Adaptiveは両立しないというか、イヤフォン自体がいわば再接続が必要になるほどの次元の異なるものであるらしく、仮にこの状態でマルチポイント接続できたとしても、一方からは音が出ないという現象が生じます。
マルチポイント接続なのに両立しないというか、同時接続はしているものの、片方からは音が出ない状態で接続されてしまうのです。
考えてみれば、機体は1つですので、コーデックが異なるとうまく行かないのは当たり前の気はしますが、特におかしな状態になってしまうようです。
このことに気づくまで、何度も何度も接続し直したりして、えらい苦しみました。
気づいてしまえば、まあ確かにそうだな、という話ではありますが。
いまの私の理解は、正確かどうかはわかりませんが、現実に、少なくとも一方がaptXでもう一方がaptX Adaptiveで接続すると、一方からは音が出ない、ということにはなります。
実際に両方から同時に音を出すマルチポイント接続が必要であれば、両端末ともが対応しているコーデックで接続する必要があるものと思われます。
ひょっとしたら、低いレベルのコーデックであれば、違っていても大丈夫なのかもしれませんが、そこまでマルチポイント接続にニーズがないので試していません。
結局、一方からのみ音が出れば良い、という使い方にしてしまうことで、それぞれ対応している中で一番良いコーデックを利用する、ということが可能になる、ということです。
一方から音が出ないのは気にしない、ということです。
で、もう一方から音を出したい場合は、一旦もとの端末の接続を切って、もう一方につなぎ直して使う、ということになります。
もう一弾複雑なのは、両端末にConnectアプリを入れている場合、どちらに正しい情報が表示されているか、わけがわからなくなるわけです。
コーデックは1つであれば、どちらかが正解でどちらかがおかしな状態になっていたりするはずですが、それは見極めがたいもので、いろいろやっているうちに、SBCでの接続と表示されたりして、混乱してきます。
これは正直端末のコーデックが揃わない限りはうまく行かないわけですし、ならばマルチポイント接続のために両方AACで接続するか、と言われると、ちょっと本末転倒な気もします。
ということで、うまい具合にだましだまし使っていけばいいかな、という結論になっています。
上で、 Sennheiserのアプリよりもいまいちという言い方をしたのは、 Sennheiserの場合は、マルチポイント接続はうたっておらず、マルチペアリングのみなのですが、ただし、接続したことがある端末がすべてアプリに表示され、たったいま接続していない端末のアプリの操作で、接続している端末との接続を強制的に切って、自端末に奪い取ったり、自ら他の端末に接続を渡したりすることが可能になっている、という、現実的にとっても役に立つ機能があるためです。
これは、本機のConnectでうまく行かないことが多くあり、我が家の環境だけの問題なのかわからないところではありますが、シンプルで実運用的に十分な Sennheiser方式がありがたいという気はします。
いずれにしても、本件課題についてスッキリした答えをご紹介できなくて恐縮ですが、少なくともこういう現象がある、ということは参考になるかな、と思います。
マルチポイント接続とコーデックについて、ごちゃごちゃ書き、優先度はより良いコーデックを使うほうだよね、という話でまとめていますが、しかしながら、よくよく考えてみると、コーデックの違いって、そこまではっきり感じるか、というと、正直あまりわかっていません。
もちろん、HD音質に対応しているかどうかくらいは違いがあるかとは思いますが、言うまでもなく音源がHD音質でないと意味がないですし、どこまでこだわるのか、と詰問されると、私の耳ではまあそれほどでも、というのが本音ではあります。
利用者の優先度に合わせて利用すればいい、という当たり前の話ではあります。
まず、音です。
これもいつも書いている通りですが、すごいいい耳を持っているわけではないということもあり、大変満足です。
良い音します。
低音の効きが良いです。
それも嫌な感じではなく、お、良い低音が響くな、と素直に受け止められる感じだと思います。
これまたいつも書いている通り、Sennheiser CX 400BT True Wirelessで初めて音楽を聞いたときは、音の場の広さや立体感、クリアさなどが圧倒的な感じがして、感銘を受けましたが、それも最近では慣れてしまってきたのか、それほど強い印象を持たなくなっていますが、さて、それと比較してどうかと聞かれると、やっぱり少し違いがあるかな、という印象です。
これは良し悪しということなのかわかりかねますが、 Sennheiserの場合は、とにかく音の場の広さ、立体感、クリアさが半端ない、ひろーい広がりと透明感がすぐに伝わってくるんですが、本機だとそこまでではないです。
単に、初めて Sennheiserの音を聞いたときの印象が、たまたま聴いた楽曲のせいもあるのか、ちょっと強烈な記憶になってしまっているだけのような気もします。
いや、十分素晴らしい広がり、立体感、クリアさなんです。
一つ一つの音の粒がよく聴こえますし、ザラザラとした無駄な圧は感じません。
しっかりした音圧、特に低音中心の圧力を感じることができますし、高音から低音までしっかりとした音を感じられる、そういった音になっていると思います。
音については、好みの差が大きいと思っていますが、いずれにしても、満足できる音だと思います。
加工感のある重低音を嫌がる方も多くいらっしゃるかなと思いますが、全く嫌な感じはしないです。
良い音響のコンサートホールにいるときのような、良い重さの低音です。
全体として、とてもいい音になっていると思います。
好みでもあります。
この音、機能、操作性で、かつ耳荒れしないイヤフォンが1万円台で手に入ったので、大変満足です。
Sennheiserのフラッグシップモデルではない、もう1つのノイズキャンセリング付きのモデルも相当悩んだのですが、 Sennheiserは1つ持っていることと、 Sennheiserのモデルの場合は、ほぼ2万円になりますが、これは、もう少し安いゾーンになりますので、そこで試してみたいと思って、こちらを選びました。
結果、良かったと思っています。
それなりのコストパフォーマンス、正直言えば、私の感覚からは結構高い買い物ではありますが、とってもいい音が楽しめるのには違いありません。
特に外出する時に電車の中などで音楽を楽しみたいときには、相応の没入感もあり楽しめます。
低音も響きもテンション上がってくる感じです。
これまた、多くの方が満足できるものだと思いますので、検討中の方は候補の1つにいかがでしょう。