また安めのイヤフォン購入です。
先日、SoundPEATSのTrueAir2 ワイヤレスイヤホンを購入した話を書きました。
これが、書いたとおり、接続の安定性の問題から返品となり、やっぱりたくさんある端末にフィットするイヤフォンが欲しくて、結果、このところSoundcoreシリーズの評判がいいAnkerのイヤフォンそれも、黒うどんタイプを試してみることにしたものです。
Ankerは黒うどんタイプやSONYのWF-1000XM3みたいなタイプでそれぞれ何種類かの製品を出していて、ネーミングがちょっとずつ違ったりして、わかりにくいような気がする(もしくは、歳で覚えてられないだけ)わけですが、今回は黒うどんタイプの、しかも、世の中でコスパが素晴らしいと評判の音楽リスニングのノイズキャンセリング機能付きのタイプではない、そこから1つ落ちるタイプのものにしました。
どんどん安くて良いものが出てくることもあり、いろいろ試してみるのは楽しいです。
もくじ
1. 概要・スペックほか
Ankerの公式商品ページはこちらです。
取扱説明書はこちらです。
(直接リンクがまずい場合はお知らせいただけますとありがたいです。)
製品仕様
再生可能時間 最大7時間 (イヤホン本体のみ) / 最大28時間 (充電ケース使用時)
充電端子 USB Type-C
重量 約53g (充電ケース含む)
Bluetoothプロファイル A2DP / AVRCP / HFP
Bluetooth規格 5
対応コーデック AAC / SBC / aptX
充電時間 1.5時間 (イヤホン) / 2時間 (充電ケース *USBケーブル使用時) / 3.5時間 (充電ケース *ワイヤレス充電器使用時)
パッケージ内容 Soundcore Liberty Air 2、充電ケース、イヤーチップ (XS / S / M / L /XL *Mサイズは本体に取り付け済み)、USB-C & USB-Aケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル、18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後)、カスタマーサポート
製品型番 A3910011 (ブラック) / A3910021 (ホワイト)
特長
クリアな音声通話
cVc8.0ノイズキャンセリングを搭載したマイクが周囲のノイズを除去し、通話相手はあなたの音声をより大きくクリアに聞くことが可能です。※cVc8.0ノイズキャンセリング機能は通話時のノイズを除去する機能であり、音楽を聴くときに周囲の雑音を除去するものではありません。
アプリで手軽なカスタマイズ
Soundcoreアプリを使用することで、イコライザー設定やイヤホンのタッチ操作を簡単にカスタマイズすることができます
HearID機能による心地良い音楽
Soundcoreアプリ上で特定の周波数帯域における音の聞き取りやすさを測定し、あなただけのHearing Profileを自動で作成します。またデフォルトの22種類のイコライザーからお好みの設定を選択することもできます。
最大28時間の再生可能時間
イヤホン本体が満充電の状態で、最大7時間の音楽再生が可能です。また付属の充電ケースを合わせて使えば、最大28時間分の連続再生が可能です(※再生可能時間は、音量、再生する内容、使用環境によって異なります)。また10分間の充電で約2時間の音楽再生が可能になりました。
ワイヤレス充電対応
Soundcore Liberty Air 2はワイヤレス充電対応のため、ワイヤレス充電器に置くだけでケースごと充電ができます。(ワイヤレス充電器は別売)
Qualcomm aptX
Qualcomm aptX audio対応によりCD音源のような高品質なサウンドをお届けします。(※Qualcomm aptX audio対応機器のみ)
IPX5 防水規格
運動時や小雨の中でも 安心して音楽をお楽しみいただけます。
注意事項など
ご使用前に、イヤホンのファームウェアが最新であることをご確認ください。
Soundcoreアプリ上で、「ヘッドホンアイコン→Libertyシリーズ→Liberty Air 2」の順でイヤホンが表示される画面をご確認ください。
画面右上の設定マーク(写真の赤枠)をタップし、「ファームウェアを更新する」項目を選んでください。
最新バージョンをご確認できたら、「ダウンロード→インストール→インストール完了まで」お待ちください。
ペアリングができない場合のリセット方法
1.ご使用の機器のBluetooth設定画面から「Soundcore Liberty Air 2」の登録を解除してください。
2.左右のイヤホンを充電ケースに入れ、イヤホンのLED表示が点灯し、充電中の状態にあることを確認します。
3.充電ケースのカバーを開いた状態で、ケース裏面のボタンを10秒間長押しします。
4.イヤホンのLED表示が、赤色に3回点滅すればリセット完了です。
2. 使ってみて雑感
そんなにお高いわけではないですが、いや、私にしては高めではありますが、世の中で数万円のイヤフォンが普通に出回っているのを考えると、少なくともそのクラスではないわけですが、丁寧な作りのパッケージや中身になっています。
磁石で止まっているタイプですね、外箱のカバーが。最近多いです。
毎度、充電のところが接触しないように透明なテープがうどん部分に巻いてあります。
うどんが少し長めかなー。
ケースがとても小さくと好印象です。
バッグに入れる場合もこれくらい小さいとありがたいです。
耳に入れる部分は、iPhoneとかの付属品の有線のイヤフォンである真実の口の口のようなのが付いているタイプではなく、AirPods Proのイヤピースをねじ込むタイプです。
このあたりは好みですよね。
USB Type-Cです。いや、ほんとに、もう、これでお願いします、って感じです。
付属のケーブル使えって、大抵書いてありますが、大抵守ってないです。そんなにたくさんのケーブルを机の周りなんかに這わせておくわけには行かないです。
すごい数のイヤピースが付属しています。ありがたいですね、ぴったりサイズがきっと見つかります。
渡しの場合、たまたまドンピシャのがデフォルトでついてるサイズのものでした。それで、完全密閉するみたいで、取り外すと、イヤピースがめくれるくらい。
充電部の接触を絶縁しているシートを取りました。
イヤピースは標準的なものだと思います。
音
まあまあ、良い方だと思います。
いわゆるドンシャリ系だとは思いますが、好みがそっち方向なのでそんなに違和感はないです。
このイヤフォンはAnkerが用意しているイヤフォン・ヘッドフォン用(と言っても未対応のものもあるようですが)のスマホアプリSoundcoreで、ファームウェアのアップデートや音の調整などができる仕組みになっています。
アプリの中のHearIDとか言う機能で、耳の音を聴く機能の測定のようなことをやって、それに合わせて自動調整されるサウンドになります。
が、これはどういうわけか、私の場合はドンシャリがさらに強くなるという風に働いてしまって、あまりいいとは感じませんでした。
しかし、イコライザーはプリセットも豊富に用意されていますので、簡単に好みの音に調整することができます。
基本的な音を出す性能が変わるわけではないので、劇的に良い音になるわけではないと思っていますが、まあ聞く音楽などにあわせて好みの仕上がりに持っていくことはできますので、有用です。
アプリ(ご参考)
立ち上げたときの画面です。色々サイトに飛ぶようですが・・・。
イヤフォン自体の操作はこのパネルでやっていきます。接続をタップすると、Bluetoothですでに接続していれば当該イヤフォンの操作画面になります。
登録しろ、というので、登録しちゃってます。
対応するイヤフォンに接続するとこの画面になります。
前の画面で左下の「イコライザー」をタップするとこの画面です。
HearIDでパーソナライズされたイコライザーのようなものを使うか、完全カスタムしてイコライザーを使うか、プリセットのものを使うか、こういった中から好みや最適なものを選んでいくということになります。
うどんの付け根の表側のSoundcoreのマークのところは押しボタン式ではなくタップ式での操作で音量を操作したりできるようになっていて、その実際の操作の設定です。
デフォルトで、タップ1回で右が音量アップ、左が音量ダウン、ダブルタップで、右が再生開始、一時停止、左が次の曲、になります。
2秒間の長押しで音声アシスタンのの起動を選んだり、ということが可能になります。
これらの操作の割当を変更することができる、というわけです。
あまり複雑なのももちろん、他のイヤフォンと全く違う設定も困ってしまうので、シンプルにしています。
基本的な設定画面でしょうか。
タッチ操作に対してシステム音を出すこともできるようです。
通話エフェクトというのは次のスクショの通り、発話のノイズ減らす効果の出し方を選択するイメージじゃないかと想像しています。
静かな場所、とか騒がしい場所、とか、そんなに同じところばかりとも限らないとは思いますが・・・。
ファームウェアの更新ができるようにもなっています。(1回実行したことがあります。)
操作感
ボタン押しこむ方式は、耳の中にぐっと入る形になって、ちょっとつらいことがあります。それはそれでストレスです。
一方タップ式は思った通りにならない、とか、思ってないときに操作してしまうとか、そういうこともありがちで、少しストレスたまります。
ということで、一長一短ですが、SONYのWF-1000XM3が時々タップしても反応してくれなくなるのに対して、これはあまりそういうことにはならないようで、その点は嬉しいところです。
なにかいい方法発明されないですかね。
全体としては、ケースがとても小さいのがとても好印象です。持ち歩きが楽チンで、ポケットに入れてもあまり無理ない感じで持ち運べます。
ケースの中にうどん部分がガッツリ入っていく形で収納するので、安心です。
確かに、充電の最初が早い気がします。10分で2時間聞けるというのはありがたいです。しまった、ってときでも、出かける前に10分充電することができれば、大抵のところには到着できるくらいの持ちになります。
しかも、きっちりUSB Type-Cというのが、今日び期待値とは言え、そうでもないものもまだ散見される中で、やっぱりありがたいです。サクッと刺して充電始められます。
ケースに無駄な装飾がなく、3つの小さな白い点のLEDライトだけがあるのも、シンプルで良いです。バッテリー残量を表したりしてくれています。
接続
安定しています。
Bluetoothのバージョンもさることながら、おそらくソフトウェア的なチューニングの詰め具合が大事なんじゃないかと、エンジニアでもないのに想像していますが、AnkerのBluetooth機器で接続が不安定になりがちな商品は、まず見ないですし、これも大変安定していると思います。
マルチペアリングとマルチポイントは非対応らしきことがAmazonのQAの解凍の中に書かれているようで、でも、複数の端末に接続することはできました。
もちろん同時接続はできないですが、複数ペアリングした上で、他の接続を切ってしまえば、ペアリング済の1つの機器との接続は問題なくできていると思われます。
いちいちペアリングのし直し、は発生していないです。
と言っても、マルチペアリングは、なかなか厄介で、電源オン時には、当然のことながら最後に接続した機器に自動接続しますし、場合によっては、接続を切るだけじゃなく、接続したくない機器の側のBluetoothをオフにするまでしないと、ペアリング済の他の機器とうまく接続できなかったりするので、マルチペアリングと言っても、実運用は面倒なことも多々あります。
このイヤフォンは、今ところこそこまでの面倒にはあっていません。
また、再生中の音飛びとか、そういった自体も生じていません。
安定していると言って差し支えないと思います。
先日返品した某イヤフォンは、接続自体に本当に苦労しましたので、返品やむなしです。
総合
結論、悪くないイヤフォンです。
価格対比で言えば、もう少し安いと嬉しい気はしますが、悪くないと思います。若干価格が中途半端な感じはあるかもしれません。
1万3,000円近く出すとノイズキャンセリング機能付きの高評価のやつが買えます。
もう少し抑えると、それでも悪くないパッケージングと思われる製品もあります。
それらを考えると、微妙なゾーンかもしれないです。
音は、マアマアだと思います。ドンシャリ感ははっきりあります。
買って損した、と思うことはなく、地味に長く使って不満が出にくいものじゃないでしょうか。
補遺
地味に長く持ちそうだな、と思ったこともあり、ケースの傷などを防ぐためのケースを買ってみました。これはまた別で。