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過去、SynologyのNASに積極投資して、一般家庭用途よりも少しだけ背伸びしたタイプのNASを導入し、かつ、マルチギガビット環境を構築するところまで対応したりしてきているのですが、それもこれも、家族が追加ストレージとして使いたいというニーズや、外出先でもファイルにアクセスしたいというニーズや、さらに、進化系として大量の音楽ファイルにいつでもどこでもアクセスできるようにしたい、とか、そういったニーズに応えるものでした。
実際、SynologyのDDNSサービスは便利で、家庭内のNASにどこからでもアクセスできるということで、大変便利な環境を作ることに成功しました。
また、少なくともNASと私自身のPCの間は2.5GbEの環境にして、結構、ストレスの少ないファイル環境を作ることができていました。
大変満足度が高い環境で気に入っていたのですが、歳とともにHDDの寿命を気にして再投資し、簡単とはいえリビルドしたりするのも、金銭的にも、手間的にも面倒だなぁ、という気が、どんどん強まってきました。
加えて、子どもたちもそろそろ独立してしまう方向になっていく状況で、家庭内にNASが必要なほどなのか、という環境変化が見えてきました。
そんなこんなでふと眺めていると、Google Oneのサービスは、これまでは100GBストレージの有料の契約をしてきていましたが、2TBで年間13,000円、というのが目に止まりました。
ためにためた過去の動画ファイルや音楽ファイルなどは2TBでは収まらないのですが、かといって、全部がどこからでもアクセスできる必要があるわけでは、当然ないので、どこからでもアクセスしたくなるファイルに絞ってGoogle Driveを使って同期し、保存することにして、手元にあれば良いファイルについては、価格がこなれてきたSSDの大容量のものに保存してしまい、これを外付けSSD化してしまえば、実質大差ないレベルでの運用が可能ではないか、と思いつきました。
SSDも寿命があるのは当然ですが、とは言っても、常時読み書きするわけでもないのでそんなに心配しなくて良いように思いますし、何しろ管理手間が格段に違います。
また、HDDの寿命なども考えた買い替え等のコストを考えると、1年間13,000円なら悪くないと思いました。
そこそこ高価なストレージ利用をすることで、Googleのトラブルによるファイル消失は、無料の範囲よりもよりリスクは低減されているのではないか、という期待も、勝手に思いましたし。(いや区別ないんですかね。)
ということで、早速実行です。
既存のSSDは容量が小さいので、外付けSSD化するケースを買って、欲しいという子どもにあげることにして、で、2TBのSSDの1台をPCに内蔵して、Google Driveと同期する相手にし、もう1台のSSDと外付けケースで外付けSSD化して、常時アクセスが不要なファイルを保存するディスクにする作戦です。
SATAの空きはあるのですが、SSDの寿命を考えて、やたらとアクセスしないで済むように、Google Driveと同期しない1台は外付けにすることにしました。
ということで、2TBのSSD2台とSSDの外付けケースを2台、購入しました。
まあ、そんなにすごいものでもないわけですが、ちょっと面白かったので、ご紹介です。
もくじ
1. 概要・スペックほか
SSD
Amazonの商品ページはこちらです。
以下はAmazon商品ページからの引用でご紹介します。
支障がありましたらお知らせください。
CFDのSSDは製品寿命や性能に直結するNANDフラッシュテクノロジーを明記。安心してお買い求めいただけます。※2023年4月時点 3D TLC BiCS5 または、3D TLC B47Rを採用 | Realtek社は、パソコン等のオーディオやネットワーク、USBのICチップでトップシェアを誇る企業です。高品質なICチップを提供している歴史ある半導体メーカーです。 | SSDコントローラ内にRAID機能を展開し、キャッシュ領域を余すことなく利用することが可能となり、書き込み耐久性等が向上。また、搭載するデータガーディアン機能によりSSD使用に伴う摩耗でのデータロス/エラーを予防しSSDのデータを保護します。 |
HDDを換装することでパソコン本体の起動やアプリの起動が高速化します。記憶ディスクやモーターなどの駆動部品がない為、物理的な耐久性がアップ!省電力で動作し、駆動部品がない為、静音性も向上! | デスクトップパソコンはもちろん、ノートパソコンも手軽にHDDから換装できます。 | 暑さ7mmのSATA SSDのためデスクトップパソコン、ノートパソコンなど幅広くお使いいただけます。また、PlayStation4に搭載されているHDDを換装すると、ゲームを高速化し読み込み時間を短縮できます。 |
製造のタイミングによってフラッシュメモリをTLCからQLCへ切り替えるメーカーがあるのをご存じでしょうか。当然、部品が変わると、スピードや寿命などの性能がカタログ値を下回ることが起き得ります。大事なデータを保存するストレージだからこそ、安心できるメーカーを選びましょう。CFDは1974年の設立以降、国内のパソコンパーツの専門メーカーとして製造・販売を行ってきた実績があります。
フォームファクター | 2.5inch (7mm厚) |
インターフェース | SATA III 6Gbps |
コントローラー | Realtek RTS5735DLT |
NANDフラッシュ | 3D TLC |
最大読込速度 | 530 MB/s |
最大書込速度 | 500 MB/s |
MTBF(平均故障間隔) | 200万 時間 |
総書き込み容量 (TBW) | 1200 TBW |
サポート | Error Correction Code (ECC)、Wear Leveling、Bad Block Management、TRIM、S.M.A.R.T、Over-Provision、Firmware Upgrade |
動作温度 | 0℃~70℃ |
保管温度 | -40℃~85℃ |
重さ | 34~37g 参考:PKG含む75g |
- 安心ポイント① オープンな製品仕様
- 安心ポイント② 信頼性の高いSSDコントローラー
- 安心ポイント③ 厳選したNANDフラッシュメモリ
- Sequential Read (Max): 530 MB/s
- 保証期間 :3 年
外付けケース
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工具不要で簡単組み立て:
樹脂製のケースはスライドするだけで簡単に開閉でき、SATAの端子にHDDなどをはめ込むだけですぐ使えます。使いやすくて頻繁にHDDを交替するのが最適!コンパクトなサイズで持ち運びも簡単。
頑丈な設計:
強固な加工を施した外装により、摩耗や擦り傷などがつく心配はありません。当社独自の多重保護システムにより過充電、過放電、過熱、短絡を避けてケース及びハードデスクをしかり保護。さらに内部左右に防振クッションがあり、外部からの衝撃を大幅に消散。
高速データ転送:
USB 3.1 Gen 2(Type C)接続規格及びUASPに対応し、そして高速通信を可能にするSATA Ⅲに対応しており、データ転送速度がUSB2.0に比べて10倍アップ。プロセッサへの負荷が軽減され、データを安定に転送できます。
※ハードデスクとデバイスのインターフェースによる転送速度が異なります。
高機能・高性能:
自動スリープ機能搭載で、3分間ほど使用せず自動的に電源が切れ、ムダな電力消費を徹底的に抑えてくれます。お知らせ用のLEDインジケータが搭載されており、ドライブの接続や書き込み操作の状況をチェックできます。
サイズ | L28.5*W82*H14(mm)、ケーブル長さ:50cm |
接続規格(輸入) | USB 3.1 Gen 2(Type C)、USB 3.0\USB2.0と下位互換性があります。 |
接続規格(輸出) | SATA 3.0、SATA 2.0\SATA 1.0と下位互換性があります。 |
給電規格 | バスパワー |
LED インジケータ | 1*白色LED:給電+スリープモード+取り外し:常に点灯。データ読み書き中:点滅する |
搭載性能 | UASPモード、S.M.A.R.T機能、TRIM 指令 |
対応OS | Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XP、linux、MAC OS |
取扱上のご注意
- 2.5インチSATA HDDはDC5Vと12Vの2タイプで駆動するようなものもあります。本製品2.5インチ HDD ケースはバスパワーのDC5Vで駆動しており、12Vのドライブを接続すると使用不能になります。
- 新品のハードディスクを使用する時、パーティションを分割する必要があります。
- Windows XP 32ビットシステム自体は2TBを超えるハードディスクをサポートしません。
- 本製品2.5インチ HDD ケースはデスクトップの背面USBポートに接続して使用するのが最適です。
- ドライブ速度自体が異なるため、使用するOSやドライブによって速度が異なります。
- ハードディスクの取り外しの場合、必ずPC側「デスクの管理」からハードディスクを削除して取り外してください。
装着方法
- ふたの開け方は上の四角いすき間を親指で押してスライドして開けます。
- HDD/SSDをケースに入れて閉めます。※HDDの装着は、HDD/SSDの金属端子部分が完璧に隠れているかどうかをご確認ください。
- 同梱のUSB C-USB C 3.1ケーブルでPCなどのデバイスに接続します。
- 【6Gbps高速データ転送速度】USB 3.1 Gen 2(Type C)接続規格及びUASP超高速プロトコル対応で、データ転送の速度が大幅にアップして超高速SSD/HDDの速度を活かした2.5インチ HDD ケース。※🔔ハードデスクとデバイスのインターフェースによる転送速度が異なります。
- 【USB Cケーブル付属】★本製品2.5インチ HDD ケースはUSB C-Aケーブル付属してないので、ご購入前にUSB接続タイプをご確認ください。★コネクタは従来より耐久性が高いType-Cを採用、差し込み口の上下を区別する必要もありません。ホスト側もType-Cなら、ホスト側-デバイス側の向きを気にすることなく接続が可能です。
- 【優れた耐久性・保護力向上】この2.5インチ HDD ケースは堅牢性に優れたABS素材を採用して、外部からの衝撃に強いのが特徴!そして本体内部に緩衝材として固めのスポンジが付いており、SSDへの衝撃も吸収でき、万一落としてしまったときに、ドライブが故障してしまうリスクを軽減できます。
- 【工具不要、組み立て簡単!】開閉部がスライド式になっている2.5インチ用のコンパクトサイズで、工具やドライバーなどが不要、手軽にHDD・SSDを出し入れ可能で移動や持ち運びの際にもかさばらず、簡単に持ち運びます。
- 【高機能・高性能】自動スリープ機能搭載で、3分間ほど使用せず自動的に電源が切れ、使い勝手が向上。又はケース上部にはお知らせ用のLEDインジケータが搭載されており、ドライブの接続や書き込み操作の状況をチェックできます。
- 【24ヶ月の保証期間】当店でご購入の製品は24ヶ月間の保証サービスをご提供しております。お客様が製品を購入された時点から24ヶ月後の応当日まで保証いたします。 ご注意:お客様または第三者による故意の破損が認められる場合は、保証の対象外となります。
2. 開封と実物紹介
毎度おなじみ、できの悪い写真でいくつか実物を紹介。
めっちゃ軽いんですよね。
まあ、当然なのかも知れませんが。
シンプルに、外箱の中にはプラの内箱に入ったSSDがあるのみ。
シンプルにSATA規格の接続用の端子が裏側から見えるようにあるだけですね。
ケースにきれいにピッタリハマります。
ぐっと押し込んでいけば、SATA接続の部分がガッチリ刺さって、設定完了です。
SSDと外付けケースの2台ずつ。
なかなか良いですね。
若干前後しますが、ここからケースのほうです。
英語の取説が付いてます。
USB-C to USB-Cのケーブルも。
ご覧の通り、別途電源は必要になりません。
便利ー!
このオレンジのタブみたいのは、フタから引っ張り出すためのものですかね。
極めてシンプル。
2.5インチディスクのSATAの規格通りのはめ込み口が用意されているのみです。
3. 使ってみて雑感
- SSDは2TBと大容量
- ケースは十分に小型軽量
- ケーブル付属で即使える
- 組み立て簡単
- 外部電源不要で運用が簡単
- データ転送については、詳細な規格はよくわかりませんが、十分に高速
いや、ディスクと外付けケースですので眼を見張るようなものがあるわけではないですが、書き並べてみると、十分にありがたいスペックです。
意外と嬉しいのは外部電源不要という点。
外付けディスクって、USB接続でいかにも簡単な風に見せかけていて、実はACアダプターもいるというのがHDDの場合は主流で、なんともブサイク、面倒なわけですが、いや、ほんとにUSB-Cでつなぐだけ、というのが素晴らしいです。
ケースとケーブルさえ持ち歩けばいつでもどこでも使えるという素晴らしさ。
保存するディスクといえばHDDという時代を長らく生きてきた身には、この手軽さは本当にありがたい。
それでいて2TBというのがすごい。
で、HDDが一生懸命ディスクを回転させて針を動かして読み書きして、結構時間がかかるのに対して、まあ音も立てずにサクッと読み書き終わるのがすごいです。
ほんと素晴らしい。
上書きの寿命にさえ気をつけておけば、バッチリです。
- 小型
- 軽量
- 早い
- 接続が簡単
スペックに書いた通り。
普段使わないファイルを保存するディスクとしているので、必要に応じてUSB-Cを接続してファイルコピーしたり不要になったファイルを削除したりするわけですが、ケーブル刺す、ディスクが確認される、コピーする、あっという間に終了、取り出し処理する、ケーブル抜く、という一連の作業が、ほとんど変な待ち時間なしにサクッと終わります。
今のデスクトップPCのディスク構成は、起動ディスクとHomeディスクはNVMeタイプのSSDで、それに今回のSSDを別途Googleとのファイル同期用のディスクにしており、さらに動画編集用の領域としてHDDを接続していますが、HDDとのファイルコピーは時間がかかりますが、SSD間はあっという間ですね。
もう、ほんとに便利。
- なし
ないです。
寿命に気をつけるんですかね、やっぱり。
本当に便利です。
手軽、早い、大容量、と文句なし。
磁気ディスクではなくシリコンに大容量で保存できるようになったというのは革命的だと思ったりします。
外部電源不要ということは、効率的であるということも言えるんだろうと思います。
そんなこんなを考えると、これからはSSDが主流になるんだろうと思ったりしますが、でも、ネットサーフィンしていると、まだまだHDDの良さがあって、これはこれで生き残っている、というようなことが書かれていて、ふーん、と思ったりします。
NASの運用がスペックとして過剰になったので、面倒でもあるし、とGoogle Driveの活用も広げつつ、手元のファイルの保存性の向上にSSDを大容量化して、運用していくという判断をしたわけですが、結果良かったと思っています。
いろいろな面白いことにチャレンジする、という意味でNAS導入したりして、楽しみつつ、使いやすい環境を作って便利に暮らしてきていますが、面白いと思うことも、時間を費やしたいと思うことも、歳とともに変わってきたりするので、永遠ということはやっぱりないんだと改めて感じています。
もちろん、NAS触って、あれこれ拡張してみたり、失敗して四苦八苦したりするのも面白いわけですが、少し違うことにも時間を使いたくなってきたということですかね。
それにしても、早い外付けディスクをお求めの方、もちろん、完成品を購入されるのが一番安心だと思いますが、自分で外付けケースとディスクを購入して組み立てるというのも、良い選択の1つだと思います。
全然難しくないですし。
その中でSSDというのは、良い選択だと思います。
ぜひ候補としてご検討いただければ。