HUAWEI MediaPad M5 SIMフリーLTEモデルのご紹介

MediaPad M5 SIMフリーLTE 表1

前回はAmazonのFireタブレットの紹介でしたが、普段メインのタブレット端末として利用しているHUAWEIMediaPad M5 SIMフリーLTEモデルを紹介します。

もくじ

  1. スペック
  2. 使ってみて雑感

1. スペック

メーカーファーウェイジャパン
メーカー商品ページHUAWEI MediaPad M5 SIMフリーLTEモデル/SHT-AL09
カラースペースグレー
対応OSEmotion UI 8.0 (Android 8.0ベース)
CPUHUAWEI Kirin 960 オクタコア (4 x Cortex-A73@2.4GHz + 4 x Cortex-A53@1.8GHz)
メモリRAM 4GB / ROM 32GB
バッテリー容量 約5100 mAh、急速充電(9V,2A)対応※1
ディスプレイ約8.4インチ、WQXGA(2560×1600)、IPS
サイズ幅: 約124.8 mm、縦: 約212.6 mm、厚さ: 約7.3 mm
重さ約320 g
カメラメインカメラ: 1300万画素(位相差AF)、インカメラ: 800万画素 (FF)
SDカードmicroSD(最大256GB)
測位方式GPS/Glonass/BDS
センサー指紋認証 / 加速度 / 照度 / 電子コンパス / ホール / ジャイロ
サウンド内蔵ステレオスピーカー、 内蔵マイク、 Harman Kardon チューニング、 Huawei Histen 音響効果、 ハイレゾ対応※2
コネクティビティUSB Type-C (USB 2.0) nano SIM × 1
BluetoothBluetooth 4.2
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac 準拠 (2.4 / 5GHz)
通信速度下り(受信時)最大:262.5Mbps (LTE) 、上り(送信時)最大:50Mbps(LTE)
通信方式FDD-LTE : Band 1/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26 TDD-LTE : Band 34/38/39/40/41 W-CDMA: Band 1/2/5/6/8/19 GSM : 850/900/1800/1900MHz
本体付属品ACアダプタ / USBケーブル(Type-A to C)/ USB Type-C to 3.5 mm ヘッドホンジャックアダプタ/ クイックスタートガイド/ オリジナルスマートカバー
HUAWEI MediaPad M5 SIMフリーLTEモデル スペック


※1 商品に付属のACアダプタ使用時
※2 ハイレゾ再生には本製品に搭載のHUAWEI 音楽プレイヤー、本製品に付属のUSB Type-C to 3.5 mm ヘッドフォンジャックアダプタと、別売のハイレゾ対応ヘッドフォンなどが必要

2. 使ってみて雑感

近頃はフリーWi-Fiスポットも充実してきて、メイン回線として使っているdocomoのd Wi-Fiのスポットも多々ありますし、商業施設やカフェなどでもフリーWi-Fi提供は当たり前になってきている状況ですが、それでも遅すぎて使い物にならなかったり、ちょっと接続するのが心配なこともあったり、接続の手間が面倒だったり、といったこともちょくちょくあるので、最低限レベルのデータ容量で安いモバイル回線を利用できるのは便利、ということで、SIMフリーLTEモデルを利用しています。

タブレット端末としては、iPadの完成度が圧倒的で、Androidではあまり良い端末を見かけない状況です。以前、自分のPCやモバイル端末の環境をApple製品で固めかかった時期があり、しばらくiPhone、iPadを使っていました。iPhoneは諸事情もありあまり気に入らなかったのですが、iPadの完成度の高さは、私自身も納得しているところです。

私がこの端末を購入したのは、昨年2019年の1月頃です。以上の状況は当時も今もあまり変わっていないと言うか、Androidタブレット端末については、むしろ状況は悪化しているようにも思います。

こういう中で、iPadに対抗できるタブレット端末はちょっと見つからないとは思っていますが、それでも色々と調べた結果、ここしばらくこのHUAWEI MediaPad M5 SIMフリーLTEモデルに落ち着いているものです。1年半以上も同じ端末を使っているのが珍しいくらいではありますが、考えてみると、もはやタブレット端末自体について、そんなにこだわりが無くなってきている、ということなのかもしれません。

世の中でタブレット端末自体に対するニーズもあまり高くないと言うか。

価格と提供される機能や性能がバランスいい端末は本当に珍しくなってきました。モバイル通信付きの端末は特に。

私がこの端末を去年買ったときは、セール等もあって、約37,000円にdポイントが10%だったかな、付いてくる価格で購入しています。この価格であれば、納得できるレベルな気がします。

MediaPad M5 SIMフリーLTE 表2
MediaPad M5 SIMフリーLTE 表2

359 PPI、2K (2560 x 1600) のIPS液晶は、大変きれいです。せめてFull HDの解像度は欲しいと思っており、このレベルなら大変満足です。

MediaPad M5 SIMフリーLTE 側面上
MediaPad M5 SIMフリーLTE 側面上
MediaPad M5 SIMフリーLTE 側面下
MediaPad M5 SIMフリーLTE 側面下

ハイレゾ・オーディオは、環境が完璧ではないのでなんとも言いにくいですが、デフォルトで入っているハイレゾ音源と付属品のUSB Type-C to 3.5 mm ヘッドホンジャックアダプタとそこそこのお値段のイヤフォンで聴いてみると、いい音に聞こえます。そもそも、スピーカーの音もこのレベルなら文句ない、という良い音に仕上がっています。Harman Kardon チューニングだそうです。うちの車に搭載されているスピーカーと同じ会社のものですね。横持ちした時に左右にスピーカーがある格好になって、この筐体でそれなりのサウンドが出力される仕組みです。

MediaPad M5 SIMフリーLTE 付属品 ACアダプタとケーブル
MediaPad M5 SIMフリーLTE 付属品 ACアダプタとケーブル
MediaPad M5 SIMフリーLTE 付属品 ACアダプタ1
MediaPad M5 SIMフリーLTE 付属品 ACアダプタ1
MediaPad M5 SIMフリーLTE 付属品 ACアダプタ2
MediaPad M5 SIMフリーLTE 付属品 ACアダプタ2
MediaPad M5 SIMフリーLTE 付属品 ACアダプタ3
MediaPad M5 SIMフリーLTE 付属品 ACアダプタ3

縦持ちしたときの下側にUSB-Cの充電の口があります。付属品のACアダプタを使えば、ほんとに急速に充電されるので便利です。

MediaPad M5 SIMフリーLTE 裏
MediaPad M5 SIMフリーLTE 裏
(シリアルナンバーと思しきシールが貼ってあるので隠しています)
MediaPad M5 SIMフリーLTE 側面左
MediaPad M5 SIMフリーLTE 側面左
MediaPad M5 SIMフリーLTE 側面右
MediaPad M5 SIMフリーLTE 側面右
(電源ボタンと音量ボタンがあります、見えにくくてすいません)

外観的にも、大変薄くて軽くて、まるでApple製品のような完成度に見えます。縦持ちしたときの左側は何もありません。右側に電源ボタンと音量ボタンがあります。

総合的には大変完成度が高く、SIMフリーLTEモデルであることを考えると、この私の購入価格は納得、満足のレベルだと思っています。

iPadも実はLTEモデルは結構なお値段です。ROMも大きくするとかなりのお値段になりますし、それでいてSDカード等の外部メモリは利用不可です。とは言え、使いやすさ、操作感、なめらかな動き、等々しばらく使っていてしばしば感じることがある、ちょっとした小さな不満の積み重ね、みたいな要素がほぼないのです。

一方、例えばこのMediaPad M5 SIMフリーLTEモデルでは、ちょっとしたプチフリーズみたいな現象が時々発生します。スクロールに反応しなくなって、ほんの数秒後に動き出して、行き過ぎてる、みたいなことや戻りすぎてる、みたいなことが発生するのです。意外とちょくちょく起きるので、なにか急いでいるときなどでは、行き来が頻繁に発生したりして、本当にイラつきます。

ちなみに、この端末はOSはAndroid8.0ベースのHuawei独自のEMUI8.0というやつのようですが、バージョンアップがあり、現在はEMUI9.1になっています。

このプチフリ現象がいつから発生しているか記憶が定かではないですが、バージョンアップ等が原因という気がしないので、何かしらもともと原因があるのか、私が利用しているアプリ等との相性が悪いのか、ちょっとわからない状況です。

あと、Googleアプリで見れる自分用にカスタマイズされているニュース等配信を読んでいると、アプリが突然落ちてしまう、という減少もあります。

こういうものは多少はあったりするのであまり気にしないようにしていますが、それでも、あまりに頻繁だとちょっとイライラしちゃったりして、買い替えを考えるのですが、LTEモデルではほぼ代替策がなく、あっても同じHuaweiの後継的なライトなモデルになったりするので、あまり気が進まず、思考停止してしまう、そんな状況です。

私はゲーム等を全くやらないので、そのへんのスペックについては、全く視野の外ということでご注意いただくとして、上記の点以外では、概ね満足しています。

現在は、すでに紹介している、楽天モバイルのRakuten UN-LIMITの回線を利用していて、この回線がしばしば、対応エリアなのにパートナー回線、すなわちauの回線につながってしまうという不満がありますが、それは回線の問題として、楽天モバイルのRakuten UN-LIMITの回線での利用でも問題なく使えています。

不満点をまとめると、

  • プチフリーズ減少が時々発生する
  • Googleアプリが落ちる

ですが、まあ我慢できるレベルです。

しかし、iPadではこういう事は起きない、我慢は必要ない、というところが、決定的な差だとは思いますね。

一方、

  • 画面が綺麗
  • 持ち歩きしやすいサイズでかつ軽い
  • 珍しいSIMフリーLTEモデル
  • サウンドがいい
  • Huaweiながら少し前のモデルなので、Googleサービスに対応している

という部分は、今でも評価できるところだと思います。

Huaweiについては、新しいモデルはGoogleサービス非対応ということで、少し悩んでしまう状況にありますが、このモデルはその点でも安心です。

2018年前半の発売なので、少し古くなっているところもありますが、スペック的には、もともとかなりのハイスペック機種であり、今でも普通に現役レベルです。

もう販売されていないモデルのようなので入手は難しそうですが、後継のM5 Lite 8 LTEモデル等のLTEモデルが有るようですし、CPUなどは抑えてあるようですが、その分価格もかなり抑えてあるようなので、コスパ的に満足できるかもしれないですね。

調べて出てくるLTEモデルで、価格も抑えめとなると、Huaweiくらいしか残らない状況が残念なところです。

Apple製品のように、タブレット側からスマホ側にテザリングを起動させることができる機能があると、LTEモデルは不要なのかも、と思ったりもしますが。

ご自身のニーズに合わせて検討いただくと良いと思います、やっぱり、当然ですが。