なぜかLenovo TAB6というのを見つけて、買い替えたので、ご紹介

前回は、Teclastという中国メーカーの10インチタブレットをご紹介しましたが、いろいろありまして、実家にあげることになった、ということもあり、今度はあらためて別のタブレットを探して購入することにしました。

10インチクラス、FullHD以上、Android 11、モバイル通信対応、といくつか簡単そうに見える条件で探してみると、いやいやなかなかそんなタブレットはそうそう売っていません。

普通にタブレットの人気順位を価格コム辺りで調べてみると、iPadのいろいろなモデル違いのものばかりが並んで、そもそもAndroidタブレットなんてほとんど登場しません。

さらに、モバイル通信対応、つまりセルラーモデル、で探してみると、ほぼなにも出てこなくなります。

驚きます。

セルラーモデルではなくWi-Fiのみのモデルだと、最近はXiaomi Pad 5というのが最近は賑わせていますが、個人的には、外出時でもテザリング無しでさっと調べ物などができる良さは手放し難いと感じていて、ちょっと候補に上がってこないのです。

そんなこんなでしばらく検索しまくって探しまくって、海外通販サイトでSamsungあたりのものでも買おうかと思い始めたところで、なぜかソフトバンクショップで新しいタブレットを取り扱っているという情報が目に止まったので、見てみました。

こちらです。https://www.softbank.jp/mobile/products/tablet/lenovo-tab6/

昨年2021年の10月の発売で、ソフトバンクショップのみで取り扱っているらしいタブレットです。

10.3インチ、メモリ4GB、ROM64GBということでまあミッドレンジのモデルのようですが、珍しいのは5G対応しているという点。

調べてみると、周波数帯域的にも楽天モバイルやauの通信にもどうにか対応できている模様です。

ちょっと面白そうと惹かれましたので、買ってみようということに。

ソフトバンクのものを買うのも初めてなら、ソフトバンクショップも初めて、ということで、ちょっとドキドキしましたが、ネットで調べると、お店は予約をすることで窓口が使えるようで、かつ、回線契約無しでのタブレットのみの単品販売もやっている、と判明したので、行ってみるか、ということになりました。

Webで予約して、購入検討中なので実物を見たい、というメッセージを入れておいて、仕事帰りに立ち寄りました。

形だけのモックではなく、本体が用意されていたので、少し触らせてもらいましたが、サクサク動いて全く問題ない様子で、ケースと保護フィルムを別途購入しても、4万円にはいかないということで、結構悪くないかな、という結論で、その場で購入してしまいました。

ということで、Lenovo TAB6のご紹介です。

1. 概要・スペックほか

https://www.softbank.jp/mobile/products/tablet/lenovo-tab6/

スペックを引用します。支障ありましたらお知らせください。

特長

動画もゲームもサクサク動く
とことん楽しめる充実のスペック

5G対応のSnapdragon™ 690 5Gと、4GBメモリの採用で充実のスペック。
アプリケーションの読み込みやウェブページの閲覧、
写真や音楽などの保存も快適に行えるスペックで、
リッチコンテンツも快適に楽しめます。

軽量・コンパクトで
持ち運びやすい
10.3インチ大画面

液晶まわりの縁取り幅をスリムにして、
約84%の画面占有率を実現。大画面の
見やすさはそのままに、軽量で扱いやすい
コンパクトさも備えています。
カバンにサッと収納しやすく、
持ち運びにも困りません。

連続待受時間が
約737時間の
大容量バッテリー

自宅での映画鑑賞はもちろん、
旅行先で地図や観光情報を見たり、
外出先でのオンライン会議などでも、
長時間使えるので安心です。

急速充電にも対応

USB Power Deliveryに対応し、PD対応モバイルバッテリーなどですばやく充電が可能です。

外出先でも
リッチコンテンツを
ストレスなく楽しめる

5G対応タブレットだから、
お気に入りのエンターテイメントを
外出先でも楽しめます。

水まわりなどでも使える
生活防水・防塵対応

水が気になる場所でも使える
IPX3の生活防水／IP5Xの防塵設計。
キッチンなどで、レシピ動画や
お気に入りの音楽を
楽しむことができます。

テレビにつないで鑑賞会も
DisplayPort出力機能

タブレットの画面を、ご家庭のテレビ
などの外部モニターに出力できます。
旅行中などにスマートフォンで
撮影した写真も、大画面で
お楽しみいただけます。

小さなお子さまにも
安心のキッズスペース

お子さまがひとりでも楽しめる「よむ」「あそぶ」「つくる」「みる」
コンテンツをご用意しています。ファミリーリンク^※5を使って、
お子さまが閲覧するコンテンツの管理や
利用時間の設定も可能です。
お子さまのひらめきや創造力を育むコンテンツを、安心してお楽しみいただけます。

お子さまの学習を快適に
モチベーションが向上する学習モード

学習に最適なアプリケーションや機能をプリセット。
授業動画などを見ながら、検索、スクリーンショット、メモを同時に使用できます。
自分好みにホーム画面のカスタマイズも可能です。キッズスペース同様、
ファミリーリンクでお子さまの利用状況も把握でき、
安心してお子さまにタブレットを渡せます。

マルチタスクでも快適に使えるPCモード

2種類のマルチ画面モードで、複数のアプリケーションを同時に立ち上げることが可能。
大画面を活かしたデュアルウィンドウの利用で、仕事や検索しながらの作業に活躍します。

基本スペック

本体
サイズ：約158×244×8.3mm
重さ：約498g
連続待受時間：4G LTE（FDD-LTE）約737時間
4G（AXGP）約725時間
充電時間：約180分（USB Type-C PD対応 ACアダプタ）
接続端子：USB Type-C
SIM：nanoSIM
バッテリー容量：7500mAh
プラットフォーム
OS：Android™ 11
CPU：Snapdragon™ 690 5G （オクタコア）2.0GHz＋1.7GHz
メモリ
ROM：64GB
RAM：4GB
外部メモリカード：microSDXC
外部メモリ容量：最大2TB
通信・ネットワーク
最大通信速度（下り）
5G：1.8Gbps※6
4G：695Mbps※7
最大通信速度（上り）※5
5G：110Mbps※8
4G：46Mbps

詳細スペック

ディスプレイ
サイズ：約10.3インチ
表示方式：TFT
解像度：ワイドUXGA（1920×1200ドット）
カメラ
有効画素数（メインカメラ）：約800万画素
有効画素数（サブカメラ）：約800万画素
ライト：対応
オートフォーカス：対応
手ブレ機能：対応
動画最大撮影サイズ：フルHD（1920×1080ドット）
テレビ
フルセグ：非対応
ワンセグ：非対応
耐久性
防水：IPX3
防塵：IP5X
耐衝撃：非対応
Wi-Fi
規格：IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
周波数：5GHz／2.4GHz
テザリング
接続台数：16台
Bluetooth
バージョン：5.1
プロファイル：A2DP、AVRCP、FTP、HDP、HFP、HOGP、HSP、MAP、OPP、PAN、PBAP、PXP、SAP
コーデック：Decoder: AAC、AAC+、AIFF、ALAC、AMR、APE、eAAC+、FLAC、MP3、PCM、Vorbis
WMA Encoder: AAC、AMR、APTX、APTX HS、EVRC、LATM AAC、LDAC、QCELP、SBC
その他
おサイフケータイ：非対応
世界対応ケータイ：対応
赤外線通信：非対応
生体認証：顔
ハイレゾ：対応
ワイヤレス充電（Qi）：非対応
緊急速報メール：非対応

2. 使ってみて雑感

Teclast T40 Plusの行方

前回紹介したTeclastのT40 Plusですが、とにかく通信が弱いとか、画面オン直後の動作がちょっとだけおかしくなる、とか、少し気になるところがあったのが、どうにも気になるのと、全体になにか動作がおかしいというか、違和感があって、どうしたものかと思っていました。

ちょっと音楽聴こうと思って手軽なYouTube Music立ち上げて聴き始めても、画面オフになると通信がとぎれとぎれになるのか、まともに聞くことができなくなります。

そして、バッテリ最適化系の設定が悪さしているのかと調べたりしてみましたが、なかなか対策が見つかりません。

これが筆頭で、あとは細かく、とにかく通信が安定しないというのが多くて、細かいので対策も見つからず、往生していたところでした。

ちょうど、実家が大きい字で見たいから、そういう物があれば欲しい、という話があって、とは言うものの、あまり良くない部分があるものを渡すのはかわいそうと思って考えている時にこのLenovo TAB6を購入してしまったのでした。

別のものを買ってしまったので、さすがにほぼ同じものが2台あるのは使いようがないと考え、ちょっと調子悪いかも、という事前情報を与えて、それでもよければ、ということで、聞けば欲しいということだったので、初期化してしまったのでした。

この段階で早速購入したLenovo TAB6の設定を済ませてから、動作がいまいちなところがあって、これら2台の不調部分に重なるところがあるのに気づいて、はたと気づきました。

それについては下で紹介しますが、いずれにしても、Teclast T40 Plusは特に問題ない状態で、無事、実家にもらわれていきました。

開けてみましょう

できの悪い写真でいくつか実物を紹介。

すごく薄い箱に入っています。

薄いはずです、本体以外には説明書みたいなものしか入っていません。

クイックスタートガイドとSIMピンです。

本体以外にはこれだけです。

電源ボタン、ボリューム上下ボタン。SIMカードとマイクロSDカードのスロットがあります。

真ん中にUSB-Cポートがあります。

左側にはなにもありません。

上側に3.5mmオーディオジャックがあります。

さすがLenovo、しっかりした作りです。

まあまあの軽さです。

使ってみた感想

スペック・機能などの面から

10インチ、FullHD以上のディスプレイ
Android 11搭載
マイクロSDカードで拡張可能
Google Play対応
5G対応
どうやらAptX Adaptive対応しているみたい

まあ、サラッと書けちゃうスペック面での特長、というか、ポイントです。

ディスプレイですが、あまりキレイとは思いませんが、困るものでもないです。

少し粗いのと、角度で全然みやすさが違うというのがありますが、使い方です。

顔認証は、まあまあでしょうか。

特にマスクが当たり前になっている中では、正直使いにくいところではあります。マスクのことは別の問題ですけども。

AptX Adaptiveについては、ご紹介済のオーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤフォン ATH-CKS50TWをつないでアプリで確認してみると、接続方式がそのように表示されるので、そうなのだろうと思われます。

AptXで十分いい音だと思える私には、そこまで重要でもないですが。

使ってみて良かったところ

第一印象は以下の通り。

まあまあもたつかずに動いてストレスはあまりなし
楽天モバイルで通信できた
まあまあ軽い（ケースが重い・・・）
Googleのサービス利用は全く問題なし
電話できます（でかい端末でコントみたいですけど）

ほぼもたつくことなく動きます。

ネットのニュース見たり、漫画読んだり、本読んだり、動画見たり、Web会議やったり、全く問題ありません。

ゲームはやらないのでわかりませんが、重たいゲームは到底無理だろうと思います。

ゲームを別とすれば、最も重要なところは、問題ない、ということです。

それから、楽天モバイル、接続できました。

楽天モバイルのサイトで説明されているAPNの設定に加えて、「認証タイプ」というところを「CHAP」というのにしてみたら、なぜか通信できました。

それが原因だったのか、単に、もたついていたのがつながっただけだったのかはちょっとわかりませんが、うまくいっている以上、触らないようにしています。

楽天モバイルは、1GB以内であれば無料になりますし、専用アプリを使う必要はありますが、電話が無料ですので、ほんとにありがたいです。

Rakuten Linkアプリで、電話することもできます。

Rakuten Linkアプリは、対象機種に入っていないからか、Google Storeで検索しても出てきません。

いくつか有名サイトでアプリのファイルを入手することができるので、これを使っています。（問題ある場合は教えていただけますと幸いです。）

自己責任でお願いします。

APKFab（https://apkfab.com/jp）

APKPure（https://apkpure.com/jp/）

でかい端末でちょっとおかしいですが、イヤフォン等をつないで使えば、全く違和感なしです。

本体はまあまあ軽いと思います、が、外出を考えるとケースを付けたくなり、で、これが重いのです。軽くて薄くてしっかりしたケースはないですかね。

最初に困ったこと

これは、この端末の問題ではなく、上でTeclast T40 Plusでの不調部分と重なるところ、と書いたところの話なのですが・・・、

新しい端末を自分が使いやすい状態に設定するのはなかなか面倒なので、Googleの移行支援ツールを使うことがあります。

今回、Teclast T40 Plusでも、このLenovo TAB6でも、最もしっかりと設定をツメてあるGoogle Pixel 6 Proの設定を移行するようにしました。

結論から言えば、おそらくこれが悪かったのだと思われます。

Teclast T40 Plusで起こっていた現象と似たような現象が、実は、最初にこのLenovo TAB6でも当初発生していました。

なんだ安いタブレットってこんなものかと落胆していたのですが、後で書きます、別の事情でこのLenovo TAB6をいきなり初期化するはめになって、この時に思い切って移行をしないで、スクラッチから設定してみたところ、同じような症状は発生しなくなっていたのです。

ご存知の通り、Pixel 6 ProはAndroid 12です。

したがって、Android 11に設定を持ち込むのは無理があったのではないかと想像しています。

Teclast T40 Plusも実家に渡す際に初期化して、ちょっと確認してみましたが、大丈夫そうでした。

ただ、それでもTeclast T40 Plusはあまり通信の安定がよくなかった気はします。

ということで、いずれにしても、既存の端末からの設定の持ち込み・移行は、注意してやりましょう、ということでした。

それから、今度はLenovo TAB6に特有ですが、実はこの端末、ソフトバンクのみの扱いで、ソフトバンクで購入すると、結構な数のプリインストールのアプリが入っています。

特に、上のリンク先でもおわかりの通り、子供の利用を推していて、子供向け、もしくは、子供が使うのを制御するようなアプリが結構はいっているのです。

で、その中に、学習モード、みたいにするアプリが入っていて、これは何かというと、Windowではごく普通に使われる、複数ユーザーを登録しておいて、それぞれの環境で端末を使わせる機能を使っているもので、Androidの複数ユーザー機能を使って、学習モードという、要するに他の機能はほとんど使えなくしてしまうような、そんな切り替えを行うアプリなのです。

私はそんな物は使いませんし、そもそも不要なアプリはアンインストールしますし、できないものは無効化するようにしていて、今回もコツコツその作業をやっていたところ、突然再起動がかかって、しかも、起動に失敗して、無限ループになってしまう現象に見舞われました。

どこで起こったかというと、設定をクリーンアップする中で、複数ユーザー機能を利用する設定になっているのに気づいて、複数ユーザー機能を利用するスイッチをオフにした後です。

当初、原因がわからなくて、本当に困りましたが、はたと気づきました、この機能に。

複数ユーザーを前提とした端末に完全に設定されているのに、オフにしてしまうので、起動時に所定の学習モードユーザーを探して、失敗するのだろうと想像しました。

で、そこだけは手を加えないようにして、それ以外の不要な設定やアプリはすべてアンインストールか無効化することに成功しました。

やっぱり、こういう特別な作り込みをしている端末って、どうもイマイチだな、と思った瞬間でした。

使ってみて気になったところ

少し気になったところはありますのでまとめますと下のとおりです。

個体の問題かもしれませんので、ご注意ください。