10月下旬のGoogle Pixel 6 / Pixel 6 Proの発売開始の時点から登場することが分かっていたワイヤレス充電器ですが、しばらく前に予約が開始されて、で、ようやく実際に発売開始で、少しだけ遅れて手元に届きましたので、ご紹介します。
とは言え、どうやら、Pixel 6側の対応が間に合っていないらしく、12月下旬という話ですが、新たに提供予定のアップデートで最大出力で充電が可能になるそうで、現時点ではPixel 6とPixel Stand 2ndの組み合わせでも本来の実力派発揮されないそう。
まあ、結局夜端末を置いてまもなく寝てしまうという現実を考えると、あまり多くを望んでいるということでもなく、まあ面白そうだから買ってみるか、という感じではありますが、ひとまずご紹介します。
もくじ
1. 概要・スペックほか
この記事を書いている時点では、Google Pixel Stand (第2世代)を扱っているショップは、GoogleのGoogleストアの他にビックカメラやヨドバシカメラがあるようですが、あまり情報はなく、Googleストアの情報をご紹介します。
支障ありましたらお知らせください。
ビックカメラやヨドバシカメラはソフトバンクからの商品ということになっているようですね。
超高速なワイヤレス充電。
ケーブルを使って充電するときと同様の速度で、デバイスをワイヤレス充電できます。また、スマートフォンを立てて充電できるので、充電中も操作を続けられます。
さまざまなデバイスを高速充電。
Google Pixel Stand は、対応する Google Pixel、Google Pixel Buds だけでなく、多くの Qi 認証済みデバイスに使用できます。
静かな冷却ファン機能。
静音型のファンを搭載し、ストリーミング中でも、ビデオ通話をしていてもデバイスが熱くなりません。
環境に配慮したデザイン。
充電中でも操作できます。本体は環境に配慮したデザインで、リサイクル素材を約 39% 使用しています。
Google Nest デバイスも操作可能。
お使いの Google Pixel をスマートホームのコントロール センターとして設定できます。Google Nest Cam のチェック、室温の調整、照明の調節など、いろいろなことを 1 つの画面で行えます。
サイズと重量
長さ: 82 mm
幅: 71.6 mm
高さ: 113.9 mm
重量: 71 g
ポート
USB-C 入力ポート x 1
材質
全重量の約 39% にリサイクル素材を使用しています。
充電
対応する Google Pixel を最大 23 W で充電できます。
Qi 認証済みデバイスを最大 15 W(EPP)で充電できます。
カラー
ホワイト
Google Pixel Stand(第 2 世代)
1.5 m の USB-C – USB-C ケーブル
30w USB-C 電源アダプター(PD 3.0、PPS 対応)
クイック スタートガイド
2. 使ってみて雑感
まず、毎度おなじみの、できの悪い写真でいくつか実物を紹介。
上側に必ずついている、ぶら下げるタグみたいなやつが、硬い紙に変わってます。サステナビリティですね。
充電機能がある箇所らしきところにビニールのペリペリのシートが貼ってあります。
底にUSB-CのACアダプタとUSB-C to USB-Cのケーブルが入っています。
新しいACアダプタだそうです、Gマークが付いてますね。
差込口側のほうが黒いですね。
背面と底面の継ぎ目のあたりは隙間があって、これが噂の静音型の冷却ファンの風が出てくるところということですかね。
USB-Cの口があります。隙間のようなのは全体にありますね。
ACアダプタやUSB-C to USB-Cのケーブルは手持ちがいくつかあるのでそちらを使っておけばよいかと思ったりもしましたが、Pixel 6 Proを高速充電させるためにはGoogleのACアダプタを使う必要があるというような記述を読んだ気がしたので、いちおう、ケーブルもあわせて同梱品を使うことにしました。
と言っても毎度同じで、一体どういう速度で充電されたら高速充電になるのか、それなりに正確に知る方法もなく、どうなんでしょう、って思ってるところです。
Pixel 6 Proをこの充電器におくと、バッテリの残量が75%のときに「75%・ワイヤレス充電中・完了まで1時間17分」という表示が出ます。
25%の充電に1時間以上というのは、今どき長い気はします・・・。
ちなみに、噂の大量の修正や調整などが入っているという12月のシステムアップデートプログラムは、まだ私の端末には降りてきておらず、購入当初のままですので、ひょっとしたらせめてそれが入っていれば違ったりするのかもしれません。
システムアップデートの方は、モバイル通信がよく途切れる、そのため、バッテリ持ちも非常に悪くなる、という不具合の報告が北米で多く出ているそうで、日本ではdocomoの5G対応などのアップデートも含まれているということらしく、そのために全体に調子が悪くなるようだと本末転倒ですし、困ったもんです。
話はどんどんそれますが、いまだに、というか自動的に改善するわけもないですが、時折プチフリーズが発生するのと、何かの拍子に指紋認証がうまくできないと、何回やってもうまくできなくなって、一旦画面オフしてやり直すとかしないとどうにもロック解除できなくなったりするのと、いくつか、イライラさせてくれる減少が続いており、この辺りは今回のシステムアップデートでなんとか解消していることを祈っているところです。
とは言え、モバイル通信のつかみが悪くなるだのバッテリ持ちが悪くなるだの、悪化するなら勘弁してほしいところです。
プチフリーズについては、どちらのレビュアーさんもコメントされていないような気がするので、自分だけだと辛い問題だと気にしているところです。
さて、話を戻して、Pixel Stand 2ndですが、充電速度については、システムアップデート待ちとして、それ以外についてです。
最初にPixel 6を置くと、セットアップウィザードが立ち上がってきます。
ここで設定をしなくても、Bluetoothの接続リストの中にPixel Stand Gen 2が登場していて、その横の歯車アイコンから設定をし直すことも可能です。
設定できる項目は、まず、
- 暗い場所で画面をOFFにする
- ドッキング中にサイレントモードを使用
の2つがあり、それから
- 「フォトフレーム」の設定 ー 充電中にGoogleフォトの指定したアルバムを自動再生させる機能
- 「めざましディスプレイ」の設定 ー アラームが鳴る15分前から画面が徐々に明るくなる機能
- 「スマートホーム」の設定 ー 接続済のスマートホームデバイスを操作できる機能
- 「充電モード」の設定 ー 充電速度を設定する機能
の4つの項目の設定が可能になっています。
我が家では、目覚ましは別の端末を使っていますし、スマートホームデバイスは持っていませんし、フォトフレームはまあ、昔の写真なんかが見れると面白いな、くらいではあります。
で、気になる充電モードというやつですが、「最適化」「最大」「静音」の3つのモードが選べるようになっています。
「最適化」で良いのだと思いますが、「最大」にしてみますと、ファンが回り始めて、若干ファンが風を切る音がします。
で、明らかに充電が早くなるかというと、ちょっとわかりませんでした。
完了まで1時間と出ていたのが59分に変わりましたが、これは、単に少し時間がたっただけだと思われ・・・。
ということで、現時点では、ちょっと良いか悪いかよくわかりません、というのが正直なところです。
私の使い方では、寝る時はデスクの横のデスクトップPCのケースの上においてあるPixel Stand 2ndにPixel 6 Proをおいて充電しながら休むわけですが、したがって、少なくとも数時間以上の余裕があるわけで、その間で言えば、流石にフル充電できるのが普通でしょうから、結局あまり良し悪しもない、ということになってしまいます。
ただ、まれに置き忘れて朝を迎える時はあり、そういう時は高速充電ができるとありがたい、とは思いますね。
で、そんなこんなを考えると、ちょっと気になるのはお値段です。
Googleストアで9,570円と、結構なお値段です。
これは、正直きついと思いました。
ご多分に漏れず、発売開始時点のキャンペーンでストアクレジットがたくさんもらえるタイミングでPixel 6 Proを購入したので、そのクレジットで買うことができましたので、それであれば、まあギリギリ、とは思いますが、普通にこの値段を出すのはしんどい気がします。
Pixel Budsとかに興味ある方なら、こっちよりもBuds買っちゃいますよね。
なかなか難しい状況じゃないか、と思う次第です。
ま、それもそうですが、Pixel 6 /Pixel 6 Proのdocomo 5G対応や不具合対応を多く含むというシステムアップデートが一番の重要問題です、今は。
アップデートで生じる問題も含めて、早々に完成度を高めていただかないと、Pixelスマートフォン自体が、また、心配な事態になりかねないと思います。
Googleさん!本気でお願いします!