TP-Link メッシュ Wi-Fi システム AC2200 Deco M9 Plusのご紹介

最近入手したプロダクツの紹介はほぼ尽きてしまったので、少し前の商品の紹介もやっていこうと思います。

今回は、TP-LinkのメッシュWi-FiシステムであるDecoシリーズのDeco M9 Plus AC2200です。

狭いマンションではあるものの、家族全員が何かしらネット接続を必要としていて、各部屋でそれなりの速度を維持できる無線LAN環境を用意するとなると何かと骨が折れるもので、セキュリティ面も意識した設定にして、かつ使い勝手も考えるとなると、非常に手がかかり、かつ、それでもどうもイマイチという状態で、困っていたので、そのへんにも詳しい知人に教えてもらって、結局、メッシュWi-Fi最高、その中ではDecoが一番いいと言う情報をもらったので、いろいろ検討して購入に至りました。

実際に、最高!だったので数年愛用しているところですが、特に家庭内ネット環境が重要になった今の状況で役に立つかなと思いご紹介する次第です。

もくじ

  1. 概要・スペックほか
  2. 使ってみて雑感

1. 概要・スペックほか

TP-Link商品サイトはこちらです。(直接リンクがまずい場合はお知らせいただけますと幸いです。)

本商品は、それこそいろいろなところで紹介されていますし、上記の商品サイトでもかなり細かく紹介されているので、ここであれこれ書いても無駄かなと思いますので、読んで分かる文字列を挿入しておきます。

商品の説明

【トライバンド対応。高速通信を実現】
3つのWi-Fiバンド(周波数帯域)を備えた「Deco M9 Plus」は、ひとつのバンドをDeco同士の通信に割り当て、残る2つを端末との高速通信に使用することが可能。

867Mbps(5GHz)×2および400Mbps(2.4GHz)で合計最大2,134Mbpsの高速Wi-Fi環境を構築。

さらに、Qualcomm®製クアッドコアCPUにより、 最も混雑しているネットワークのトラフィックを処理することができ、最大100台以上のデバイスにラグフリーのWi-Fi接続を提供します

【圧倒的広範囲のWi-Fi環境を実現】
メッシュWi-Fiの最大の特徴はその圧倒的なWi-Fi接続範囲です。Decoを追加接続すれば、アンテナマークを気にしながら部屋を歩き回る必要はありません。2ユニットパックであれば、実に420㎡の範囲をカバーできます。(自宅の広さに合わせて、
Decoを新たに購入・追加することで、接続範囲を最大10ユニット拡大可能)
また、最大1500Mbpsのバックホールスピードによって、 たとえDecoユニットを遠くに配置したとしても、高速かつ安定な Wi-Fi接続が実現します。
※「Deco M5」等、他のDecoシリーズとの併用も可能です

【自宅のIoT製品をアプリで管理】
「Deco M9 Plus」はIoT(スマートホーム)製品のハブとして機能し、アプリ「Deco」を使うことで、自宅内のIoT製品をひとつのアプリから管理ができます。
(スマートLED電球、スマートロック、スマートカメラなど)
Zigbee、Bluetooth、Wi-Fiなど様々なデバイス、加えて、フィリップスHue、GE、Kwiksetなど主流なスマートホームブランドの製品との互換性があります。
自宅全体にラグのないシームレスなWi-Fi環境を提供。複数のDecoユニットを使用している場合でも、 常に統合された1つのSSIDと3つのバンドを使用しているため、ユーザーにとって、最適な接続経路を自動的に判別し、割当てます。一つの接続経路が繋がらない場合でも、セルフヒーリングによって、自動的にほかの経路を介してインターネットに接続することができます。

【インターネットに接続されている全てのデバイスを保護】
「Deco M9 Plus」 に内蔵されているセキュリティシステムであるHomeCareは接続されているすべてのデバイスをインターネット上の脅威から保護します。また、保護者が制限機能を活用することで、家族それぞれのプロファイルを作成し、プロファイルに合わせて利用時間やコンテンツ制限を設定することが可能です。

Deco M9のここがすごい!

セルフ・ヒーリング
ひとつのDecoユニットに一時的な問題が発生しても、他のDecoユニットが自動的にネットワークをカバーします。

アダプティブ・ルーティング
TP-LinkのメッシュWi-FiテクノロジーはWi-Fi端末に最適な接続経路を構築します。

スマートホーム用のスマートハブ機能
スマートホーム製品のネックは、様々なアプリや追加機器が必要で扱いが難しいこと。Deco M9はZigbeeやBluetoothのスマートハブとしても使えます。Decoアプリから全部管理することも。

バックホール接続とは?

従来のバックホール接続
バックホール接続とは1つのユニットから別のユニットと通信するためのルートです。ここのスピードによる最終的なWi-Fiの速さが大きく影響します。従来のバックホール接続だと使えるWi-Fi帯域は1つのみでした。

Deco M9のバックホール接続
Deco M9のバックホール接続は接続端末の負荷によって、使えるWi-Fi帯域を合計3つまで使えます。Deco M9は範囲を柔軟に拡張する性質のみならず、スピードも柔軟に拡張します。

合計最大接続台数は100台!
Deco M9の合計最大接続台数は100台。
たくさん端末があっても接続し続けられます。

スマホから設定&管理。安心なセキュリティ機能も搭載。

スマートフォンからかんたん設定
Deco M9はスマートフォンの専用アプリ”Deco”よりかんたんに設定ができます。
初期設定からHomeCareの設定までを直感的に誰でも指先で操作できる、ユーザーフレンドリーなアプリでいままでにない新鮮な操作をしましょう。

HomeCareによる3つの便利な機能
トレンドマイクロ社協力のHomeCarですべての接続端末を守ろう。
保護者による制限: 家族ひとりひとりにプロフィールを作成。年齢層別でフィルターをかけることができます。
アンチウイルス: Deco M9に接続している全ての端末をネットウイルスといったネットの驚異から守ります。スマホやパソコンはもちろん、セキュリティソフトを入れられないスマート家電も守ります。3年間無料。
QoS: 優先して使用したい端末やサービスを設定できます。

Wi-Fi機器世界シェアNo.1! 業界最高基準の3年保証
TP-Linkとは?
TP-Linkは最高のコストパフォーマンスの ネットワーク製品を世界に向けて提供すべく、製品開発、製造、販売をする企業です。世界42ヶ国に直営子会社や支社を展開しています。
1996年に設立以来、TP-Linkは弛まぬ努力によって革新的な製品を世に送り出し続け、7年連続世界シェアNO.1を達成。(IDC調べ)
製品の累積出荷数は8億台を超え、 現在170以上の国の数千万人におよぶユーザーに対しネットワーク製品を提供しております。

2. 使ってみて雑感

メッシュWi-Fiって、聞かれるようになって結構経つと思いますが、皆さんご存知でしょうか。使われていますでしょうか。

本格的な解説は、Googleで、「メッシュWi-Fiとは」あたりで調べていただくとして、私の理解ですが、Wi-Fiネットワークが網の目状に構成されているもののことで、で、これでもよくわかりませんが、要するに、複数のアクセスポイントのようなものを設置して、Wi-Fiのカバー範囲を網の目のようにして広げる技術だと認識しています。

これだけだと中継機を導入するのと変わらないように思えますが、中継機はあくまでも中継機なのでルーティングはルーター1台で行うため、多くの端末が接続して負荷がかかるような状況でデータ処理が遅れる原因になったりしますが、メッシュWi-Fiの場合は、各アクセスポイントが1台はメインルーターでそれ以外はサテライトルーターになって、それぞれが連携しつつ、1つのルーティング処理を複数でこなすような、そんな仕組みで負荷分散もさせてスピードを確保している、そんなことかなと思います。

加えて、ユーザーとして一番嬉しいのは、中継機の場合は、実際のSSIDが中継機の数だけ増えますが、メッシュWi-Fiの場合はあくまでも複数台でひとかたまりを構成しているため、SSIDは1つ、というところです。

メインアクセスポイントと中継機のちょうど中間あたりでは両方に接続できるかと思いますが、だんだんどちらかに寄っていくと、弱いほうが次第に繋がりにくくなって強い方に繋がり直すはずですが、この接続の動きは個々の端末の性能や設定に依存するところでもあり、なかなかスムーズに行かないので、期待通りのスムーズな接続ポイントの移行ができないケースが多々ありますが、メッシュWi-Fiの場合は、そのあたりは全く意識する必要もなく、勝手に最も効率的なアクセスポイントに繋がっているように処理がなされているようです。

SSIDは1つですから、途切れめなくスムーズに繋がりっぱなしになりますが、中継機の場合は、1度1つのSSIDからの接続解除があって近い方のSSIDに繋がり直しますので、途中で切れることになります。

実際に中継機を使っていると、このあたりの使い勝手の悪さは、正直腹立たしいくらいです。

若干、お高くはなります、それは、ルーティングできるような機器を複数台買うことになるのでしょうがないと思いますが、無線LANルーターと中継機でもそれなりにはなりますし、使い勝手の違いを考えると、比べるまでもない、という気がします。

ところで、皆さん御存知の通り、日本国内で家庭用のネットワーク機器というと、バッファローかNECで、少し前にエレコムが参入、といったところで、なかでも一昔前ならバッファロー一択といった感じの時期もありました。

私も何台も使ってきました、バッファローの無線LANルーター。

素人には情報が多いことが一番でしたし、用意されている製品の種類の多さもあって、結局バッファローを使っていました。

ただ、正直言って結構な当たり外れがあって、とにかく、ネットワーク機器はなんというか相性というのか、問題の所在の切り分けも大変難しくて、なかでもルーターは同じような型番の同じような機能の後継機種でも、すごく良かった前の型に比べて悪くなっていたり、ある日突然調子が悪くなったり(この場合は、他に理由があったりするのでしょうが、原因特定も難しく)、何かと苦労の多い状態でした。

バッファローが悪いということを言いたいわけじゃないのですが、型番、場合によっては個体差のバラツキが激しくて、扱いが難しいものでした。

加えて、少しセキュリティも意識して設定を詰めようとすると、急に高度な知識が必要になったりして、それでいて、各社もサポート体制をどれだけ充実させても十分ということにはできず、というか、各々の環境さが大きすぎてカバーしきれないので、メーカーもユーザーも諦めているところもあり、本当に苦労が絶えない状態でした。

我が家の場合は、しばしば発生したのは、ある程度の時間が立つと例えば急にネットワークに乗っているプリンタが見つからなくなって印刷ができなくなるとか(DHCPリース期間の問題だったのか・・・)、あと、同じく時間が立つと、要するに一定のサイトや機能の接続が悪くなるという、なんとも説明の難しいアナログな状態になったり、その他、急にルーターがフリーズしていて、インターネットアクセスができなくなってしまったり、ということも発生したりしていました。

もちろん特段問題ない状態が続くこともありました。

中でも頭を悩ませたのは、狭い我が家でも各部屋で確実に速度を維持して接続できるようにするために、廊下に同じバッファローの壁のコンセントに直接挿しておくタイプの中継機を設置していましたが、これが一番でした。

本当に扱いに苦労するものでした。

何かの拍子に見つからなくなって、とにかく管理者として設定を見直そうとしても、機器自体が見つからなくなってしまい、初期化するしかなくなるといったことも多々あり、そうでなくても、結局家の中にアクセスポイントが複数ある状態になりますので、ユーザーとしても扱いにくいものでした。

速度出る方に自動的に繋がり直すはずではありますが、狭い家の中で遠い方のアクセスポイントに微妙につながってい状態で、近い方のアクセスポイントに乗り換えないことがしばしば発生して、遅いのに悩んだり、2.4GHzと5GHzの使い方も複雑で、今では腹も立ってくるほど、全般に使いにくいものでした。

一番困ったのは、一応接続しているように見えるのに、なかなかうまくスピードが出てこない状況、特にログインしているようなサイトを使う時、例えば、何の拍子かGmailが何時間か入りにくくなったり、といったことが規則性無く発生したりして、頭がおかしくなるんじゃないかと思うくらい、苦労させられました。

もちろん、家族からの苦情も絶えない状態でした。

ということで、便利だという話は見聞きしていたメッシュWi-Fiについて、知人から直接聞いたときには、半信半疑ながらも、どうにも気になり始めていました。

少しお高いのと設置場所を考える必要があるのとで少し考えたりしましたが、導入を決断して、いろいろ調べてみて、たまたま溜まっていたポイントをうまく使えるタイミングでこのTP-LinkのDeco M9 Plusを購入したのでした。

設置と設定を完了して最初の印象は、とにかく簡単、とにかく快適、悩むことがなにもない、部屋を行き来しても適宜最適なアクセスポイントに接続して速度を維持してくれる、ということでした。

もちろんバッファローとは違う言葉使いになっていたり、知らないことなどがあったりはしますので、多少詰めようとすると調べることは出てきますが、そういうことを別にすると、とにかく有線部分をつないで、2台のリンクもすぐに完了して、ネット開通もあっという間に完了という簡単さです。

機器の操作は、バッファローやNEC、エレコムなどのブラウザベースのものと違って、スマートフォンのアプリを使います。

このアプリがまた良くできています。

詰めようとするとやっぱり難しいところは出てきますし、そもそも単語が難しいのはこの世界で一定程度しょうがないと思いますが、それでも、あの国内メーカーのお世辞にも使いやすい、わかりやすいとは言い難いブラウザベース設定方法に比べると随分とマシです。

というか、本当に普通に使いやすいです。グラフィカルに表示されるので何のことか分かろうという気にさせてくれます。

下に画面コピーをいつくか用意してみました。

TP-Link Deco アプリ 1
TP-Link Deco アプリ 1

上は、TP-Link IDでログインしているところと、いくつかラボ的なメニューが用意されています。

ラボの中には、速度計測やセキュリティへの注意についてのコンテンツが提供されています。

TP-Link Deco アプリ 2
TP-Link Deco アプリ 2

上は、最初の画面で、下の「概要」タブを選択したところですかね。

ネットワークに繋がっている端末等が表示されています。下の方にオフラインになっているものも表示されています。

1つ1つタップして開くとMACアドレスほかいくつかの情報が表示されています。

左上の黒塗りは、Wi-FiのSSIDが示されているところです。

TP-Link Deco アプリ 3
TP-Link Deco アプリ 3

「スマートアクション」タブをタップした画面です。動作を割り当てるショートカットとかを作ることができるようですが、使っていません。

TP-Link Deco アプリ 4
TP-Link Deco アプリ 4
TP-Link Deco アプリ 5
TP-Link Deco アプリ 5

「その他」タブをタップした画面(縦に長いので2つ)です。

細かい機能への入り口が個々に用意されています。

この内一番左上のルーター設定の中の「Wi-Fi」を選択すると下の画面になります。

TP-Link Deco アプリ 6
TP-Link Deco アプリ 6

Wi-Fiの設定を行うところです。SSIDを決めたり、パスワードを決めたり、セキュリティの方式を決めたりします。

TP-Link Deco アプリ 7
TP-Link Deco アプリ 7

同じルーター設定の中の「詳細」を開くと上の画面です。

実際に詳細の設定が可能になります。

ご覧の通り、かなり細かい設定が可能になります。

MADアドレスを使ってIPアドレスを固定にする場合は「アドレス予約」というメニューを使います。

また、黒塗りしているところが見える、DDNSというのは外部環境からもこのルーターに接続できるようにするためのドメインを設定しているところです。

外からもアクセスできるのは地味に便利です。

TP-Link Deco アプリ 8
TP-Link Deco アプリ 8

上の最後の画面は、一番最初の画面の地球を想像させるアイコンをタップしたら表示される画面です。

我が家では、リビングにネット回線の接続機器があるので、そこに1台メインがおいてあります。

それから、子供の部屋のうちの1つに1台おいてあります。

それでもう1つの部屋の住人含めて全員が十分な速度で使えるようです。

全画面を紹介しようとするととてつもない数になってしまいますのでかなりを省略していますが、「詳細」をご覧いただければ分かると思いますが、ほぼ設定は揃っていると思われます。

さて、そんなこんなで、実際設定して使い始めてどうかと言うと、すごく安定しているのです。

当初は、まずそれで非常に満足していました。

で、しばらく運用してみて、子どもたちも変になることがなくなったと喜んでいましたし、私自身もそういう現象に悩まされたことを忘れてしまうほど、自然に当たり前にこの家でできる最速のスピードで、詰まることなくネット接続できる状態になっていて、数週間たったところで、確信できました。

これは良いものだと。

なんとも言葉で説明が難しいけどうまく繋がらない、みたいな現象は発生しなくなりました。

何はさておき、それが基本の機能ですので、当たり前とはいえ、これまでのことを考えると非常に満足度が高い、そういう状態を作ることができました。

ごく最初の頃は、IPアドレスを機器ごとに固定にする機能の中で、固定化できる機器の台数が上限があって、残念に思っていましたが、その後のファームウェアのバージョンアップで我が家で困るようなことはない台数の設定が可能になったので、気になる点1つない状態になって今に至っています。

普段こんな状態ですので、意識することがまったくないのですが、考えてみれば本当にありがたいことです。

と、感想的な紹介で良いとばかり説明してもなんですので、1つあまりよろしくない点を紹介しますと、このAC2200 Deco M9 Plusは、電源ケーブルのコンセントに差し込むところがACアダプタになっているのですが、これが大きいのです。結構。

TP-Link AC2200 Deco M9 Plus ACアダプタ
TP-Link AC2200 Deco M9 Plus ACアダプタ

これはいただけないですね。そもそも本体も、どこにおいても違和感なしなんてお世辞にも言える代物じゃないので、その設置場所も考えなければならない上に、さらにコンセントに挿すこと、その見た目や場所を取ること、まで考えないといけないとなると、なかなか厄介です。

これは、最近の機種ではどうなっているでしょうか。

この点はあるとしても、それにしても、このTP-LinkのメッシュWi-Fiを導入してからは、以前の苦労が嘘のようです。

こうなると、やればできるんだな、ということで、正直、国内メーカーさんにも頑張っていただきたい、と思うところですね。

ちなみに、このメッシュWi-Fi以外でTP-Linkの機器を使ったのは、もうかなり前、ようやくTP-Linkのルーター群が有名になり始めて、Amazonなんかでも普通に扱われて、セールに登場するようになった頃に、メッシュWi-Fiではない通常の無線LANルーターを購入したときでした。

このときも接続の容易性や安定性は満足できたのですが、よくよく調べずに、提供され始めたIPoE方式のIPv6接続にてっきり対応していると思って手を出してしまって、実際は国内のV6プラス接続には対応していないことが判明して、当然のことながら光ファイバー接続の方のスピードを優先するために、V6プラスに正式に対応しているルーターに乗り換えるために短期間で手放したのでした。

その時も、これは良いものだなと感じたのは間違いなかったわけですが、メッシュWi-Fiは、それ自体のありがたみもあって、本当に満足感が高いです。

現在は、使っているプロバイダが無料提供するV6プラス対応のルーターで接続して、ただしルーター機能は切ってあって、このDeco M9 Plusにルーターと無線接続とをやらせています。

この設定にしてまもなく2年が経とうとしています。

世の中はWi-Fi 6が登場して、更に高速な無線LAN接続が可能になっていて、とはいえ、Wi-Fi 6に対応している端末を所有していないこともあり、しばらく様子を見ているところではありますが、子どもたちがiPhone 12に乗り換えたこともあり、少し検討を始めています。

ただ、実は現在住んでいるマンションは、NTTの光ファイバーが導入されているのですが、マンション内が光ファイバー回線になっていなくて、いわゆるDSLというメタル回線方式でつながっていて、所詮元栓の速度が理論値でも100Mbps上限という情けない状態です。

家族がそれぞれビデオ会議使ったり、高画質の動画見たりするようになっていて、このネット環境はいかんと思い始め、たまたまマンション理事会の理事になったこともあり、問題提起しました。

NTTの調査結果として、マンション内の光ファイバー化は難しいという結論が出て、それに対してNuro光はどうなのか調査してもらうことにして、その結果、どうやらおそらく可能だということになりそうなので、どういう仕組なのかは不明ながら、導入が進むことを期待しているところです。

こうなると、本格的に無線LANルーターからWi-Fi 6にも対応した新しい環境に切り替えを考えたいところですが、調べてみると、NuroはONUという端末がルーターも無線LANアクセスポイントも兼ねていて、所有している無線LANルーターはかなり工夫しないと使えないことが判明しています。

ONUはWi-Fi 6未対応のものしか提供されていないようで、そのくせルーター機能をOffできないそうで、少しアクロバティックなことをしないといけないのかもしれないため、調査・勉強期間ということで、まずはNuroの導入進展を見守ることにしています。

随分と我が家の環境の話が長くなってしまいました。

とにかく、TP-Linkの家庭用ネットワーク機器は非常によくできていて、近頃は高機能のまま低価格が進んでいるようで、コストパフォーマンス的にも、非常に満足感が高いものだと思います。

TP-Linkは、すでにWi-Fi 6対応のメッシュWi-Fiも製品化して提供していますし、通常の無線LANルーターも当然Wi-Fi 6対応のものがどんどん出ていますし、更には、通常の無線LANルーターも、別途対応している中継機を購入することで、メッシュWi-Fi化が可能な機能(TP-Link OneMeshと言うそうです)がある機種も提供しているそうなので、まずはOneMesh対応の通常の無線LANルーターを購入して、家の中でどうしても困る所があれば、中継機を追加購入するという手もありそうです。

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ご家庭の事情に合わせて、ネット環境整備をされると、ネット環境の不満がないことがこんなにありがたいものかと、嬉しくなること請け合いだと思います。

Nuroさんも、もし我が家に導入可能になると嬉しいのですが、この辺、縛りがゆるくなる方向でご検討いただければありがたいです。よろしくお願いします。